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On your mark

おっと、今回のは少し遅くなってしまいました。

申し訳ありません、不具合は沢庵のようにあります。

まあ、結局文章力がないためにこんなことになってしまったのですが、いずれか修正するところが多々有りますな。

大きくて優しい手に触れて、お母さんの手なのかと直感めいた気持ちが込み上げる。

「ママ……」

 口振しに囁いたくだりを翻すように、私は静止した情緒を変動することもなかった。

初めてが多くて、多忙なお母さんと一緒にいられる時間など僅かでしかない。

一緒にいられる時間があっても、妹がお母さんの隣にいることが正しいのだとずっと我慢してお姉ちゃんぶる。

「ママなんて懐かしいわね」

「!? ち、違う」

 どうしてママなんて呼んでしまったのだろう?

「いいわよ、梓が好きなように呼んで」

 お母さんのその時の表情は今でも覚えている。

もしも私が壊れたぬいぐるみならば心模様に、切り取られたような気持ちが母によってそっと縫い合わさっていくよう。

だから、お母さんのやり取りに明瞭にも私が撫でられた手を思わず触れてしまったのだ。

「どうしたの?」

「ずっと一緒にいて欲しい」

 我侭だって分かっている。

だけど、妹も母親の愛情をもっと欲しがっていてもいいはずなのにどうしてここまで我慢しないといけないの?

「ごめんね」

 だけど、許しを乞う姿をみて自己嫌悪した。

解っていた、常に答えも。

なのに、自分は無理をお母さんに頼んでしまったのだ。

 機転を利かしてか、妹がタイミングを計ってお母さんの背中に飛び乗る。、

「おつかいは、お母さんも一緒に行くの?」

「ええ、それじゃあお買い物みたいだわ」

 お母さんの優しい声に満たされて、撫でられていた手先に茫然としていた私。

「お姉ちゃんも行くよね?」

「……うん」

 結局妹にそそのかされたように家を出た先は、近所のスーパー。お昼の時間ということもあって、利用する人が比較的多い。

利用者よりも、子供の足で行ける距離というのは大体限られているわけでとりわけ私は足が遅かった。

10分もしない距離。

だけど、スーパーの店内は見るもの全てが大きく見えてしまう。

 子供の身長だから、きっとあんな高い棚から手に届かないモノばかりだ。

そうして、キラリと輝くのは窓際に大きな店内を見えるようにしてある窓。

すごく、大きいと思うのは子供だけではないはずだ。

周りをガラス張りにしてあったスーパー。圧倒されるのも間違いではない。

入店した時にも、妹を背にしてお母さんの背中を見ていた私が足並みが遅くなる。

昼食も、お母さんと一緒なのだと思うと気持ちばかりが先走りしていしまうのを恐れて、少しばかり遅めのペース。

だから、余計にお母さんにくっついていてはなれなかった私に対して言及されてしまった。

「今日はやけに甘えん坊さんだね。梓」

「だ、だって。お母さんと一緒だから、ごはんも夕ご飯も」

「そんなにお腹すいたの?」

「ち、違うっ!!」

 べつに、否定するだけなのに力一杯に声を張り上げてしまう。

「ごめんね、怒っちゃった?」

「うんん、ごめんなさい。ママ」

 いつもだったら、この配役は妹が役割として果たしているのに何故ここまで私がくっついているのだろうか。

「お母さん、大好き」

 妹が突然口走る。

「私も、大好きだよ」

「ママ、だいすき」

 加えて私もあとから聞こえない声でだいすきと喋ろうとするのだが、妹が依存するように何度も繰り返していた姿を近くで見るしかできなかった。

じゃれつく妹に、お母さんが気がついたのだろう。

「ほら、縁大好きなお菓子目の前にあるよ」

「あっ、ほんとうだっ」

 妹は颯爽とまず先に向かう場所は常にお菓子売り場というのは決まっていた。

「私も、梓のこと大好き」

「えっ」

 びっくりした。

「ママ……」

「本当に、いいお姉ちゃんなんだから」

 褒められたのは、嬉しかったけど。

「お姉ちゃんになると損ばかりするの、イヤ」

「そうだね。今は損ばかりかもしれないけど、この先の事を考えればお姉ちゃんって良い事だと思うわ。私は、梓にばかり迷惑かけて親失格だけどね」

「そんなことないよ。私、ママのこと大好きだもん」

「ありがとう。梓」

 駄菓子やお菓子なんていうものは魅惑であることには違いないけど、お母さんが一緒だというのにとあとから着いた私が思わず声に出してしまう。

「お姉ちゃん、マーブルチョコあるよ」

「こら、縁。お菓子はダメだよ」

「むぅ~」

 拗ねる妹にお母さんが概視感もなく、頬がゆるむ。

手渡された200円を手にして妹のところへ、まずゲンコツ。

「だめだよ、お母さんに迷惑かけちゃいけないって約束したじゃない」

「だって、大好きだもん」

 妹の言い分もわからなくもない。

だって、美味しいしその時のことたった数十円の単位で購入できてしまうお菓子なのだ。

二人で適度の数を手に持って、それでも手に余るくらいで小さなカゴを持って、二人でレジへと並ぼうとした。

 不意に大きな窓から、日光が急に遮られる。

自分よりも遥かに大きい。それは、その影が巨大だから当たり前だった。

まるで大きな塊が、1秒にしてもゆっくり進んで行く。

進んで、進んだ先が飲み込まれて蝕む。

窓の日光が、まるで大きくそして急激な変化というものは視界に留まるよりも先に大きく何かが被さる。

被さる?

うんん、それよりも一瞬の出来事に対して私は妹を庇うように抱き締めることしかできなくて。

割れたガラスから、体に幾多にも食い込む。

 頭には大きなガラス、手には細かいガラスが破片となって散りばめられていく。

綺麗な光景でも、その後の大きな車は悪意を持たずとも襲いかかってきたことには確か。

割れて、壊れて、崩れて。

 襲いかかってきた力に抵抗さえ出来ないまま、バラバラになったお菓子。

痛いという衝動を感じるよりも先に投げ出された体がフロントガラスに直撃して骨が砕ける音。

どうして?

 理解できなかった。

理解してしまえば、自分が死んでしまうのではないだろうかという恐怖しか残らないからだ。

「誰か、車が突っ込んできたぞっ!!!!」

 

なるべくグロにはしないようにするつもりですが、表現上致し方ない部分も見受けるかもしれません。

つまりオススメはしないので、話してきにもアウトの人は次の話もスルーしておいた方がいいかもしれませんね。

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