Teacher
隠し事はよくありません。
特にえちぃ本の場所は本棚に直置きして、誰もが展覧できるようにしましょう。
すぐに、見つかり怒らるので悪しからず。
とりあえず、そんな事はしてはいけません。まあちなみにうちの場合はソファに放り出してあったり管理状況は悪いですよね。
すみません、前書きでした。
「やはり、隠しごとということは音沙汰には出来ない阻害的な行使に対してか」
久野がやたら難しい言葉を並べて、英字新聞と睨めっこをしている。
かと言えば、なんというかやたらにやけた吉田がクロアのスリーサイズを聞こうとして女子に阻止され、眺めていただけでも時間があっという間ではある。
「柚樹?」
「ワタシは順応性の高いハルに不思議なんだけど。だって、未だにロボットだって信じられないし」
「―――あ、ああ。そういうことか」
だって、一緒に住んでいるなんて言えないだろう。
普通に考えてみろ。そんなことしてしまったら噂だけでは済まなくなる。
こういう時には穏便に済ませたいだろう。転校生して間もない彼女だってそう思うはず。
「ロボットなんて…・・・始めに思わなかった。これでもビックリしたんだよ」
「そうなの?」
「だけど、それを学校じゃない場所で知っていたから……」
「だって、いつもハルは面倒とかいって他人のことを拒絶していたのに忽然と態度が変わるから」
「仕方がないだろう? 俺も今も戸惑う。でも、すこし嬉しいかな」
「えっ」
顔をあげてユーリを見る。
すると、忙しくても彼女は手を振ってくれた。
「だって、他人の拒絶よりも……理解する方が難しいってわかっているから。尚更ユーリがいる分は……俺も他人を避ける生き方をしたくないだけだ」
「ハルさん、次の授業隣いいですか?」
ひょっこり、ユーリがこちらに窺うようにきた。
「良いけど。ワタシは吉田の監視していないと」
席から柚樹が立ち上がり、とりあえずユーリが代わりに座るのだが……。
「あ、あのっ……さっきはありがとうございました」
「―――気にするな。それに、まだ飽きずに質問攻めにしたいらしいから」
「へっ、ひぃゃ~~~~っ!!!」
当然、そこには複雑な心境に何度頭をかかえたものか。どうすればいいかわからないし、今でも途方に暮れた。
だけど、それと同時に引き替えて得る物もあったと思いたい。
悪い事じゃないだろう?
そう願う自分が。そうすべき自分が、今はいた気がしたんだ。
新任である秋月が、新任になって早々職員室に俺とユーリを呼び出した。
行ってみれば然も仰々しい御姿に、とりあえず投げ入るように回転椅子へとつく。
「っで、ユーリまで呼び出すんだから理由があるんだろう? 秋月」
「馬鹿者、ここでは秋月先生だ」
当然教師の形振りなわけだから、怒られた。
「………秋月先生。話は」
すると、仰々しい彼の姿が急に変貌を遂げ、普段からサングラスを身に着けていたわけだが。
察しの通り彼は、こんな写真を机から出して静かに置いた。
「今度お前らの理系を担当することになったからよろしく☆」
「画像と、全く関係ないのですが“理系の”秋月先生」
猛烈なツッコミ。
「逃げられたんだよ。うちのラボから」
と、先端の細い物で画像の中心に位置した少女二人を何度も突く。
「ユーリと、クロアの施設だよな」
「ああ、厳重って。それりゃ並大抵の軍隊レベルでも通ることは不可能に近いレベルで…・…こうもあっさりと」
「逃げられたと」
「―――言ってくれるじゃないかっ 少年ッ!!!」
どうやら、“理系の”秋月先生はそれがお気に召さなかったわけで。
でも、軍隊というのは現実日が皆無だな。
それに、この二人には到底そんなお恐れたことをする理由が見当たらないわけで。
「現状とかの報告はいいから。どうしてそうなったんですか? “理系の”」
「少年、悪かったから“理系の”は辞めてくれ」
どうやら、その部分ではお気に召したのだろう。とりあえず、秋月先生と直していた時には気が晴れたようだ。
「……わからん」
「―――責任者ですよね?」
「いいや。実質は国家公安所属であり。総理の御咎め的捌け口だから」
「つまり、先ほど言った通りなんですね?」
「ああ、後は総理にでも聞け」
無理ですと断るようにして、ユーリの手を引いた。
だけど、なんでユーリはその時にポツリと秋月先生は優しい人だと言っていた理由がわからない。
――――この時は。
理系だったのですね。秋月先生。
ごくり、マズイな。
とりあえず、理系が大嫌いな俺にはトラックバックしたくなる現象だ。
それはさておき、次はロボット姉妹の視点からお楽しみください。