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妖怪ダンジョンで頂点を目指す  作者: llaruma
ダンジョンマスター始まり編
4/27

冒険者狩りとの戦い

「なんだこいつわあああ!」


  冒険者狩りの兄者の声が洞窟内で響き渡った


「あんたの仲間殺しちゃったごめんねぇ」


  返り血を浴びた首無しの女性は笑顔で言った


「こんな強いのいるとは聞いてないぞ」


  冒険者狩りの兄者は、冷や汗をかきながら言った


「運が悪かったな」


  土方歳三は冒険者狩りの兄者へと歩んでいく


  しかし、冒険者狩りの兄者は口元をニヤついた


「ふっ、あんたが運が悪かったかもな」


  土方歳三の死角から冒険者狩りの1人が陰から現れて襲った


「その命もらったぁ!」


「死角から、しかも暗闇に隠れて襲ってくるか、なかなか有効な作戦だが、それは素人相手だけだな」


  土方歳三はそれを避けると、冒険者狩りを後ろから刀で切り捨てた


「なっ!?」


  冒険者狩りの兄者は作戦の失敗がわかり、武器を構えた


「さぁ、次はあんただ」


「俺をなめるなよ、武器強化魔法『炎剣えんけん』!」


  冒険者狩りの兄者が持っていた剣が炎に包まれる


「これで死にやがれ、剣技『一刀両断』!」


 炎に包まれた剣を自分の頭上に振り上げたまま、走ってくる


「薩摩の剣技に似ているな、面白いのを使う。では、俺もこの世界で使えるようになっていた技を見せてあげよう」


  土方歳三は刀を構えた


「剣技『暗楽殺あんらくさつ』」


  土方歳三は、冒険者狩りの兄者の前から突然姿をけした


「どこいった?」


「残念ながら、試合終了だ。いいもん見せてくれたありがとう」


 そう言うと、冒険者狩りの兄者の首から突然血が流れた


「な...に...!?」


  冒険者の兄者は、その場で倒れて動かなくなった


「あんたのその技恐ろしいわね、まるで私と似てる...てかあんたもしかして暗殺とかしてた?」


「暗殺と言っていいのかは、わからんが。国や仲間達を守るために危険分子は世間からバレずに処分していた」


「それを暗殺って言うのよ、、、」


  土方歳三と首無しの女性が話してると、首無しの男が近づいてきた


「皆さん敵を倒すの早いっすよ」


  首無しの男性の方も敵を倒し終わってたみたいだ


「首無しの男、お前すぐ敵を倒すのできたのに遊んでただろ」


「あれ?ばれました?」


  首無しの男性は、とぼけた顔で言った


「一瞬だけ見ただけだがな。動きでわかる」


「はは...一瞬でね...これはあんたを敵に回したら死ぬしかないかもですね」


「ぬかせ」


  この戦いによって、冒険者狩り6名が帰らぬ人となり、その噂は広まることとなる


  その噂は人と人が伝達することで、近くの街では「帰らぬの洞窟」と呼ばれた





  冒険者狩り6名全員を倒した事を知った俺は、土方歳三達がいる所へ向かった


「主人よ、無事侵略者を倒しました」


「あ、ありがとう」


  ここまで来たら、引く事はできないな


  ダンジョンマスターとして生きていくか、冒険者として心残りのものはない


「マスター、この死体どうするよ?」


  首無しの女性は死体を指さした、返り血を浴びた顔で聞かれるのは、怖く思えてしまう


「そうだな...」


  俺はどうしようか悩んでいたら、水晶玉が光出した


『侵入者の死体を経験値にしますか?』


  侵入者の死体を経験値に?そういえば、侵入者を倒したのにダンジョンのレベルが1のままだ


「6人倒したから1ぐらいは上がってもいいはず...」


  てことは、侵入者の死体をダンジョンに取り込まないと経験値が入らないシステムなのか


「侵入者の死体を経験値にしてくれ」


  そう言うと、侵入者の死体は光に包まれて消えた


「おぉ...!」


「便利ね」


  首無しの男女は感心して驚いてた


『ダンジョンレベルが2に上がりました。レベルが上がったことによりスキル1つ入手できます』


  スキルを1つ入手出来るのか!


  んーどうしよう、とりあえず何を手に入れる事が出来るんだろうか調べてみるか


「スキルの一覧をみたい」


『了解しました。図鑑を送ります』


  ず、図鑑??


  そう思っていると、俺の目の前で光が集まって大木の厚さぐらいの図鑑が出てきた


「で、でか...」


  でかすぎだろ...うん読めないねこれ...


『スキルを検索して取得することもできます』


「検索する」


  即答だった。でも、検索するとしてもどうしようか。何が出来るか知識もないしな


  扱い方もわからないし、仲間も土方歳三と首無しの男女以外いないからな...ん?首無しの男女?


「なぁ、首無しの2人さん」


「ん?」


  呼ばれた首無しの2人は俺の方を見た


「名前ってあるか?」


「ない」


「ないわね」


  仲間だから首無しって呼ぶのも失礼だし、名前付けられるスキルとかありそうだな


「スキルで名前を付けられるスキルあるか?」


『検索結果:名前付け』


  本当にあった。ダンジョンマスターのスキル何でもある説あるな


「このスキルの効果は?」


『スキル効果:召喚した者とダンジョン内で上位に達する者に名前を付ける事ができる。付属効果:なし』


  付属効果がないことから、ただ名前を付けるだけのスキルか


「他に最初どうすればいいかわからないから、これにしよう。困ったら次のレベルでスキルを取ればいい」


『スキル:名前付けを獲得しました』


  俺は首無しの男女の方を見た


「スキルで名前付けを手に入れたから、首無しの2人に名前を付けたいと思う。召喚される前あだ名とかあったか?」


「あだ名かー...」


「んー...」


  首無しの2人は頭を悩ませた


  時間かかりそうだ、そういえば俺ペットとか飼ったことないからネーミングセンスなかったわ...


  思いつきで行動した自分をちょっと後悔した

次回は名前付けとダンジョン内政する予定です

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