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妖怪ダンジョンで頂点を目指す  作者: llaruma
ダンジョンマスター始まり編
1/27

始まりの始まり

初投稿です

まったりと書いていくのでよろしくお願いします

「あなたはダンジョンマスターに選ばれました」


  なぜ、こうなった、、、?




  俺は、カイル新米の冒険者だ


  この状況をどういうことかと言うと、先日通りがかった村である依頼があった


「小銭稼ぎでもするかー」


  そんな軽い気持ちで受けたのが間違いだと後悔してる


  依頼は近くの山で山崩が起きて、そこに小さな洞窟が見つかったから探索して欲しいという依頼だ


  俺は、村人の話を聞いて危険性が無いと判断し、その依頼を受けることにした


  実際に入ってみると特に何もなかったが、奥の岩壁に隙間を見つけ、岩壁を持っていたツルハシで壊した


  すると、小部屋が現れた


  その中には石でできた椅子の上にボロボロのロープを羽織った骸骨が座っており、膝の上には水晶玉があった


  売れば良い金額になると思い手を伸ばしたら、、、


「うわ!?」


  水晶玉が光り始め、光に覆われた




  そして今


「あなたはダンジョンマスターに選ばれました」


  この状況な訳だ


「ダンジョンマスター??」


  つい聞き間違いだと思い聞き返す


「はい」


  聞き間違いではないようだ


  ダンジョンマスターって、A級やS級の冒険者がパーティーを組んで、やっと討伐が出来るダンジョンの主だよな


  しかも、迷宮と呼ばれる特定のダンジョンにしか存在しないと言われ、難易度低くてもAで1番高くてSS級だ


  そんなダンジョンマスターに俺はなったのか?


「聞き間違いか?」


「いいえ」


  てか、この声水晶から聞こえてるのか、情報が混雑しすぎて状況の理解が追いつかん


  俺は新米の冒険者でFランクだぞ


「俺は強くなくて、めちゃくちゃ弱いぞ」


「あなたが主です」


  だめだ、この水晶玉に言葉で勝てる気がしない


  どうせ、冒険者と名乗って流浪人してた身だ


  説明だけでも聞いてやろう、、、


「俺はどうすればいい?」


「まずは、崩れたダンジョンの再構築を行います」

 

  水晶玉から聞こえてくる声がそう言うと、目の前に光のパネルが表示され、再構築を行うって文字が表示された


  再構築を行わないって選択肢は、、、ない、、、


「はい、いいえの2択じゃないんかよ」


  俺は拒否権がない選択肢に頭を抱えながら、再構築を行うを選んだ



  ガラガラガラガラ!!



  山全体が響くような大きな音が聞こえ、小部屋から出て洞窟を見渡すと明らかに最初入った時より、洞窟の中が大きくなってる


「すごいな」


  再び小部屋に戻り水晶玉を手に持つ


「ダンジョンの再構築が完了しました」


  ダンジョンがこんな風に出来るのかと感心してると、更に水晶玉が喋り出す


「あなたはダンジョンマスターレベル1です。また、ダンジョンレベルも1です」


「ダンジョンマスターってレベル制かよ!?」


「はい、侵入者を倒すたびにレベルが上がります」


  レベルは、その人や魔物自体の強さを現すものだ


  ダンジョンマスターって聞くからレベル関係ないかと思ったら関係あった


「てか、ダンジョンレベルって何だ?」


「ダンジョンレベルはダンジョンの強さになります」


  あぁ、うちらで言うダンジョンの難易度の事か、ダンジョンマスター視点だとレベルになるのか


  説明だけ聞くつもりだったが、割と面白そうだ、ちょっとやってみるか


「ダンジョンのレベルを上げるにはどうすれば良い?」


  そう言うと、再び目の前に光のパネルが現れた


「まず、ダンジョンの特性を選択します」


  パネルを見てみると『森』、『砂漠』など様々な選択肢がある


  森のダンジョンもいいな、氷のダンジョンもできるけど寒そうだ


「ん?」


  選択肢を見ていくと見慣れないのがあった


「妖怪?これはなんだ?」


  初めて見たぞ、なんだこれは


「妖怪は、ジパングと呼ばれる国に存在する魔物の名所です」


  ジパング、、、確か遠い東にある国にジパングってものが存在していた気が、わからん


「これを選ぶともう、他の魔物は呼べないのか?」


「呼べますが、コストは高くなります」


  なるほどな、せっかくダンジョン作れるなら、ゴブリンとか出るありきたりなダンジョンじゃないのを作ってみたいな


「妖怪にする」


「ダンジョンの特性、『妖怪』にしました。妖怪ダンジョンの特性で、ダンジョンマスター固有スキル『霊魂召喚』が可能です」


「霊魂召喚?」


「霊魂召喚は、ランダムで異世界を含めて歴史に名を残した偉人などを召喚する事ができます」


  異世界?ダメだ一つ一つに疑問持つと頭やられそうだ


  今は気にしないで行こう


「このスキルは何回も使えるのか?」


「いいえ、基本ダンジョンレベルが一定数上がれば、使用可能になります。現在使ったら次はレベル5になったら使用可能です」


  使い勝手が難しいな、でもとりあえず試してみるか


「霊魂召喚を使う」


「了解しました」


  水晶玉が返事すると、周りに小さな白い炎がいくつも現れた


「なんだ!?」


  白い炎が合わさると大きな丸い塊になった


「霊魂召喚・偉人名『土方歳三』」


  ひじかた?としぞう?


  疑問に思う暇もなく再び光に包まれ、目を開けると目の前に男性がいた


五稜郭ごりょうかくは、どうなった?」


  ごりょうかく??


  この日、自分の人生が大きく変わった

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