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私たちがこれから使うことになる寮の部屋

「えっと~……、私たちが使う部屋はと……、あった♪ ここね♪」


「うんうん♪ どうやらここみたいだね♪」


 自分たちが使う寮の部屋を探していた私とエレナは、無事に見つけることが出来て、凄く嬉しかったの♪


「それじゃ、早速中に入ろっか♪」


「うん♪ 早速中に入ろう♪」


 そして寮の部屋を見つけた私とエレナは、早速寮の部屋の中へと入ることにしたの♪


 ガチャッ……。


「へぇ~、ここが私たちが使う寮の部屋なんだね♪ 中も凄くとっても広そうかも♪」


「えぇ、そうね♪ 中も凄くとっても広そうね♪ ここなら安心してゆっくりと寛ぐことが出来そうね♪」


「うんうん♪ エレナの言う通り、ここなら確かにゆっくりと寛ぐことが出来そうかも♪」


 私とエレナは寮の部屋に入ると、部屋の中を見てかなり驚いていたの。


 部屋の中は凄くとても広くて、ベッドが4つあって、それからクローゼットやドレッサーなどもあったり、あと大きな窓にバルコニーもあって、とても豪華なものだったの。


 こんな凄い所でしばらく過ごすことになるなんて、中々恐れ多いわね……。


「それじゃ、早速荷物の整理をしよっか♪」


「うん、そうしよう♪」


 私とエレナはあまりにも豪華すぎる部屋の中を一通り見て回ると、明日の入学式に備え、早速荷物の整理を始めることにしたの。


「う~ん☆! ベッドの上にいると、何だかやっぱり落ち着くね♪」


「うんうん♪ エレナの言う通り、確かにとっても落ち着くかも♪」


 荷物の整理を終えた私とエレナはその後、しばらく部屋でゆっくりと寛いでいたの♪



 フゥ~……。それにしても……、転生してからまさかこうして学校に行くことになるなんて、改めてとてもびっくりだよね……。前世であんなに嫌な思いをしたのにね……。


 寮の部屋でゆっくり寛いでいると、私はふと、前世であんなに嫌な思いをした学校に、転生してから再び行っていることに、改めてかなり驚いていたの。


 だけどエレナと出会ったことによって、私は前を向くようになり、これからもエレナと一緒に過ごしたいと思えるようになったから、学校に行く決心が出来たんだよね♪ エレナ、本当にありがとう♪ 私、エレナと出会うことが出来てとっても嬉しいよ♪


 そして私は、再び学校に行こうと思えるようになったのは、エレナと出会ったおかげだと思い、心の中でエレナに感謝をしていたの♪


 それかもしかしたら、ミューナがあの時私の背中を押してくれたおかげかもしれないね♪ ミューナも本当にありがとう♪ 私、転生してからもちゃんと学校に行ってるよ♪


 私は続けて、もしかしたらミューナのおかげで学校に行けたかもしれないと思い、ミューナにも感謝し、転生してからも学校に行ってることを心の中で伝えていたの♪


 ミューナにはあの時、本当にたくさんお世話になったもんね♪



「フフッ♪」


「ん? どうしたのアリア?」


「はっ……! ううん、何でもないよ!」


「そう? ならいいけど……」


 エレナとミューナに感謝し、その後私は再び学校に行けたことに嬉しくなった影響でつい顔をニヤけてしまうと、エレナからどうしたのかと心配されたので、私は慌てながら咄嗟に何でもないとごまかしていたの。



「ハァ~……。そういえばさっきロビーで会ったセムレンって人、一応伯爵の息子って言ってたけど、私ちょっと苦手かも……」


「あはは……、そうなんだ……」


 するとここで、エレナは先程ロビーで会ったセムレンについて、ちょっと苦手かもしれないと話し、それを聞いていた私はただただ苦笑いを浮かべるしかなかったの。


「エレナはセムレンのこと、どこか苦手に感じていたんだね……」


「えぇ、そうよ。だってセムレンって、私たちと会って間もないのにいきなり馴れ馴れしかったし、その上喋り方もどこかナルシストだったから、何かちょっと苦手意識を覚えちゃったんだよね……」


「うん……、それはちょっと分かるかも……」


 エレナは続けて、セムレンのことが苦手な理由について話してくれて、それを聞いた私もどこかちょっと納得していたの。


「そういえば、アリアはセムレンのこと苦手じゃないの?」


「えっ? ううん、別に苦手じゃないよ」


 エレナからセムレンのことを苦手なのかどうか聞かれた私は、別に苦手じゃないことを素直に話したの。


「ふ~ん、そうなんだ。アリアはセムレンのことが別に苦手じゃないんだね」


「うん、そうだよ♪ 確かにエレナの言う通りちょっと変わった人ではあると思うけど、さっきも言ったように別にそんなに悪い人じゃないと思うし、普通にいい人だと思うよ♪ それに、ナルシストな所は自分らしさの個性があってとっても良いと思うんだよね♪」


 私がセムレンのことを別に苦手じゃないことを話すと、エレナはそのことに少し驚きつつもどこか納得し、私は続けてセムレンのことが別に苦手じゃない理由も話したの。


「なるほどね♪ その考えは確かに分かるかも♪ それに、そう思うことが出来ているアリアはやっぱりとても凄いね♪」


「フフッ♪ まあね♪」


 というのも……、私がこう思えているのは、前世で散々新野たちにいじめられた影響があるからなんだよね……。今思い出すだけでも吐き気がするぐらい、私にとってはとても辛い過去だしね……。正直、あんな奴らなんかと比べたら、セムレンの方が数億倍マシに感じちゃうんだよね……。確かにちょっぴり変わってる人だけど、私に危害を加える心配はなさそうだしね♪ それに素直なところもあって、何だかちょっぴり可愛くも思えちゃうんだよね♪


 私の考えにエレナが納得してくれると、私は心の中で前世での辛い過去を思い出しながら、その影響でセムレンが良く見えていることを感じていたの。



「そういえばこの寮の部屋って、確か4人が入ることになってるから、私とアリアを含めて、あと2人この寮の部屋に入ることになるんだよね?」


「うん、そうだね♪ ベッドも4つあるぐらいだしね♪」


 私とエレナはその後もしばらくゆっくりと寛いでいると、この寮の部屋にあと2人入ることについて話していたの。


「どんな人が入ってくるのか楽しみだね♪」


「うんうん♪ とっても楽しみだね♪」


 コンコン。ガチャッ……。


「へぇ~♪ 私たちが使う寮の部屋ってこんな感じなんだね♪」


「うんうん♪ 何だかとっても豪華って感じだね♪」


「おっ♪ 噂をすれば、どうやら来たみたいだね♪」


「うん、そうだね♪」


 私とエレナは、寮の部屋に入ってくるあと2人がどんな人なのか楽しみにしていると、ちょうどその2人が寮の部屋に入ってきたの♪

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