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プライドを傷付けられたその腹いせ

 ドンッ!


「ねぇ、何とか言ったらどうなの?」


 あの日から私たちは、毎日のように奥村のクソ女をいじめていたの。


 私のプライドを傷付けたその腹いせとしてね♪


 そして今回も私たちはいつものように奥村をいじめていると、しばらく黙っている奥村を見て私は何とか言ったらどうなのと奥村に言ってやったの。


「……!」


「ハァッ? 睨み付けるんじゃないわよ!」


 ガンッ!


「グハッ……!」


 私が何とか言ったらどうなのと奥村に言ってやると、奥村は突然私を見て睨み付けてきて、それを見てムカついた私は奥村のみぞおち部分を思いっきり蹴りつけたの。


「あはは♪ もぅ~、レイちょんやりすぎ~♪」


「だよねだよね♪ 流石にやりすぎだと思う♪」


 私がみぞおち部分を蹴りつけると、奥村はとっても苦しみ、それを見たリコりんとエリは面白がりながら、やりすぎだと私に言ってきたの。


「もぅ~、何言ってんの? コイツにはこれぐらい苦しませてやらなきゃ気が済まないじゃない♪」


「あはは確かに♪ それは言えてるね♪」


「うんうん♪ レイちょんの言う通り、コイツにはそれぐらい苦しませてやらないとね♪」


 そして私は、奥村にはこれぐらい苦しませてやらないと気が済まないことを笑顔で言うと、リコりんとエリもそのことに納得してくれたの♪


 私のプライドを傷付けたんだから、それぐらい当然よね♪


「フフッ♪ でしょ? それに……」


 私はそう言うと、現在倒れ込んでいる奥村の方を見て再び振り向き、その場でしゃがんだの。


「ねぇ、分かってる? あんたは私のプライドを傷付けた。それに、私の好きな人でもある戸田くんをも傷付けた」


「……」


 私はその場でしゃがむと、奥村に対して私と戸田くんを傷付けたことを話したの。


「あんたは戸田くんに対して、色目を使ったり誘惑をかけたりして、戸田くんがあんたのことを好きになるように仕向け、告白させるようにした。そして戸田くんがあんたに告白すると、あんたはすぐに逃げて戸田くんを笑い者にしようとした。そうでしょ?」


「……」


「ハァ~……、戸田くんったら本当にかわいそう~……。こんな最低な女に騙されたんだからね~。つまりあんたは、戸田くんの純粋な恋心を弄んだ悪魔の女なんだよ。本当、女って怖いよね~。こんな地味な見た目をしていても、こんなひどいことをしちゃうんだから~。ねぇ、この意味分かるでしょ……?」


「……!」


「ハァッ? だから睨み付けるんじゃないわよ!」


 ガンッ!


「グハッ……!」


 そして私は奥村に、戸田くんに対して色目を使ったり誘惑をしたりして、戸田くんの恋心を弄んだ最低の女であることを話すと、奥村はどういうわけか再び私を睨み付け、それを見た私は更にムカつき、奥村のみぞおち部分を再び思いっきり蹴りつけたの。


「本当ウザッ……。まあでも、今日はこれぐらいで許してあげる♪ 2人共行くよ♪」


「「アイサ~☆!」」


 奥村のみぞおち部分を再び思いっきり蹴りつけた私は、今日はこれぐらいで終わらせることにし、リコりんとエリと一緒に帰ることにしたの。


「ねぇねぇ、レイちょん。明日もアイツをいじめるの、とっても楽しみだね♪」


「うんうん♪ 確かにとっても楽しみだね♪」


「そうね♪ とっても楽しみね♪ 正直、アイツを毎日いじめるの、これ以上ないくらいとても楽しくて、凄く快感なんだよね♪」


 私たちは奥村を置き去りにし、そのまま帰り始めると、明日も奥村をいじめることにとても楽しみであることを話していたの♪


「だよね♪ とっても楽しいよね♪ それにしても、あの女本当にウザいよね。生理的に無理なんですけど」


「私もそう思った♪ 確かにあの女ウザいよね。見た目からしていかにも陰湿そうだし、ちょっと気持ち悪いかも」


「あはは♪ 本当そうよね♪ あの女地味だし、マジで無理だよね♪」


 それから私たちは、奥村の悪口でとても盛り上がっていたの♪


 ヤバイ☆! あの女の悪口を言うの、とっても楽しいんだけど♪


「あっ、そうだ。ねぇ、奥村。これからもこうなることを覚悟することね♪ 果たしてどこまで耐えられるかな? あははっ☆!」


「……」


 そして私は最後に、奥村に対してこれからもこうなることを覚悟するようにと捨て台詞を吐いてみせた後それから嘲笑い、その後リコりんとエリと一緒にそのまま帰っていったの。


 ハァ~……、あの女マジで本当に気持ち悪いんだけど……。早く死ねばいいのに。

今回の話で、最初の間章を終了したいと思います。次回からは第5章の始まりとなります。

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