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レイゼルート学院に向けて出発へ

「エレナとエマさん、そろそろ来るかな?」


「そうですね♪ きっとそろそろ来る頃だと思いますよ♪」


 パカラ……、パカラ……。


「あっ♪ 馬車の音が聞こえてきた♪」


「そうですね♪ 馬車の音が聞こえてきましたね♪」


 私たちはそれからもしばらくエレナとエマさんが来るのを待っていると、遠くから馬車が走ってくる音が聞こえてきたの♪


 パカラ……、パカラ……。


「馬車がこっちに向かってくるね♪」


「そうですね♪ こっちに向かってきてますね♪」


 遠くから馬車の音が聞こえてくると、段々とこっちに向かってきていたの♪


 馬車がこっちに向かってきているということは、きっとそういうことだよね♪


 パカラ……、パカラ……。ギッ……。


「あっ♪ 馬車がここで止まったね♪」


「そうですね♪ 馬車がここで止まりましたね♪」


 すると馬車が、私たちが待っている家の前まで走り、そこで止まったの。


 馬車がここで止まったということは、もしかしてそういうことだよね♪


 ガチャッ……。


「アリア☆!」


「あっ♪ エレナ☆!」


 ギュッ♪


 馬車がここで止まると、エレナが馬車から降りてきて、私とエレナはお互いとても喜び、そのままハグをしていたの♪


 やっぱりこの馬車は、エレナとエマさんが乗っていた馬車だったね♪ エレナとエマさんが迎えに来てくれて、とっても嬉しい♪


「お待たせ、アリア♪ 迎えに来たよ♪」


「うん♪ ありがとうエレナ♪ 待ってたよ♪」


 そして、私とエレナはハグを終えると、お互い会えたことに改めて喜びを分かち合っていたの♪


 エレナとエマさんが迎えに来てくれるから、必ず会えるとは分かっていても、会えたらやっぱり、とっても嬉しく感じちゃうんだよね♪


「あっ♪ エレナもやっぱり、髪飾りのブローチを付けているんだね♪」


 すると私は、エレナもオレンジ色の髪飾りのブローチを付けていることに気付いたの♪


 うんうん♪ エレナもやっぱり髪飾りのブローチを付けているよね♪


「うん♪ もちろん付けているよ♪ アリアと初めて出会うきっかけにもなった思い出のあるブローチだからね♪」


「うんうん♪ そうだよね♪」


 そしてエレナは、今回も髪飾りのブローチを付けていることを笑顔で話してくれて、私はとても嬉しい気持ちだったの♪


 エレナもこの髪飾りのブローチをとっても大切にしていて、今でも肌身離さず、毎日欠かさず付けているんだよね♪


「そういうアリアも、やっぱり髪飾りのブローチを付けているんだね♪ 何だかとっても嬉しい♪」


「うん♪ 私ももちろん髪飾りのブローチを付けているよ♪ あと私も、エレナが髪飾りのブローチを付けてくれていて、凄くとっても嬉しいよ♪」


 私とエレナは、今回もお互い髪飾りのブローチを付けていることに、凄くとっても嬉しい気持ちだったの♪


 今でもこうして、私とエレナは色違いの髪飾りのブローチをとっても大切にしていて、宝物にしているんだよね♪


「ヤッホ~♪ アリアちゃん、お待たせ♪」


「あっ♪ エマさん♪ こんにちは♪」


「フフッ♪ こんにちは♪」


 私とエレナがしばらく盛り上がっていると、エマさんも馬車から降りてきて、お互い挨拶をしていたの♪


「それじゃ、そろそろ馬車に乗ろっか♪」


「は~い♪」


 そしてエマさんから、そろそろ馬車に乗ろっかと言われ、私はそろそろ馬車に乗ることにしたの。


 これで本当に、パパやママたちとしばらくお別れになるんだね……。改めて、分かっててもやっぱり、とても寂しくはなるわね……。



「それじゃ……、元気でなアリア……」


「うん♪ ありがとうパパ♪ 私頑張るね♪」


「アリア……、レイゼルート学院での寮生活頑張ってね♪ ママたち、応援してるから♪」


「うん♪ ママもありがとう♪ レイゼルート学院での寮生活、私とっても楽しむね♪」


 そして再び、パパとママが涙を流しながら別れの挨拶をしてくれて、私は改めて寂しい気持ちにはなったけど、レイゼルート学院での寮生活を頑張り、とっても楽しむことを心の中で誓ったの♪


 自分で選んだ道だから、パパとママを悲しませないように頑張って楽しまなくちゃね♪


「グスッ……、アリアちゃんとしばらく会えなくなるの……、私もとっても寂しいよ……。アリアちゃんと一緒に過ごした日々はとても楽しくて、おかげで凄く素敵な思い出が出来たよ……♪ レイゼルート学院での寮生活もとっても楽しんできてね♪ そして帰って来たら……、またみんなで一緒に楽しく過ごそうね……♪」


「そうですね……。アリアちゃんとしばらく会えなくなるのは、僕もとても寂しい限りです……。アリアちゃんと一緒に過ごしたこの日々はかけがえのないものであり、とても素敵な思い出です……。アリアちゃん、レイゼルート学院での寮生活頑張って下さい……。アリアちゃんならきっと、とっても素敵な思い出を作れると思いますよ」


「うん♪ ソフィアさんもアレンさんもありがとう♪ レイゼルート学院での寮生活で素敵な思い出が作れるように、私とっても頑張るね♪」


 パパとママに続いて、ソフィアさんとアレンさんも涙を流しながら別れの挨拶をしてくれて、私は更にとても寂しい気持ちになったけど、2人に感謝し、素敵な思い出が作れるように頑張ることを決めたの♪


 みんなで一緒に過ごした日々は、本当にとっても楽しくて、凄く幸せで、私にとってもとても素敵な思い出なんだよね♪ レイゼルート学院での寮生活でも、こうして素敵な思い出が出来るように頑張らなくちゃね♪



「それじゃ、メイ。アリアをお願いね♪」


「はい♪ 奥様♪ 後は私にお任せ下さい♪」


 別れの挨拶が終わると、ママはメイさんに私をお願いし、メイさんは任せて下さいとママに伝え、そのまま馬車に乗る準備をしていたの。


 私をレイゼルート学院に見送るため、メイさんも馬車に乗ることになっていたの♪ メイさんと一緒に馬車に乗ることが出来るの、何だかとっても嬉しい♪


「それと……、よっと! アリアにこれをプレゼントするぜ!」


「本当に!? 嬉しい♪ ありがとう♪」


 そして続いて、パパから入学記念のプレゼントとして剣を貰い、私は凄くとっても嬉しかったの♪


「実はその剣はな、アリアの入学記念のお祝いとして、ママと一緒に作ったものなんだぜ!」


「えっ!? そうなの!?」


「うん♪ そうだよ♪ アリアの入学記念に何かプレゼントしたくて、パパと一緒にその剣を作ったんだよ♪」


「そうだったんだ♪ パパもママも本当にありがとう♪ パパとママが作ってくれたこの剣、私とっても大切にするね♪」


 どうやらこの剣は、私の入学記念のプレゼントとして、パパとママが作ってくれたものみたいで、それを知った私は改めて嬉しく思い、この剣を大切にすることを決めたの♪


 鍛治屋を営んでいるパパとママが作ったくれたこの剣は、どうやら凄く良い素材を使ってるみたいで、とても特別な剣みたいなんだよね♪


「あと、エレナちゃんにもこの剣をプレゼントするぜ!」


「えっ!? 私も貰っていいんですか!?」


「うん♪ もちろんいいよ♪ エレナちゃんはアリアのお友達なんだもん♪ 娘のお友達にも入学記念のプレゼントをしなくちゃね♪」


「はい☆! ありがとうございます♪ 私もこの剣、とっても大切にします♪」


 次に、パパはエレナにも入学記念のお祝いとして、剣をプレゼントしてくれたの♪ エレナは自分も剣を貰っていいのか戸惑っていたけど、ママがいいよと言ってくれて、それを聞いたエレナは剣を貰うことを決め、大切にすることを決めたの♪


 エレナが貰った剣も、私が貰った剣と同じ素材を使っているとても特別な剣なんだよね♪



「それじゃ、行ってきます♪」


「おぅ! 気を付けて行くんだぞ」


「うん♪ 行ってらっしゃい♪ アリアもエレナちゃんも学校頑張ってね♪」


「「は~い☆!」」


 そして、私たちは馬車に乗ると、最後に行ってきますとパパたちに伝えたの。


「それでは、出発お願いします♪」


「はい。かしこまりました」


 私たちが馬車に乗り、パパたちに行ってきますと伝えると、エマさんは御者さんに出発するようお願いし、御者さんもそれを引き受け、馬車を動かし始めたの。


「それじゃ、行ってくるね~☆!」


「おぅ! 頑張れよな!」


「ママたち、応援してるからね~♪」


「アリアちゃんもエレナちゃんも頑張ってね~♪」


「レイゼルート学院での寮生活、とっても楽しんで下さい」


「「は~い☆!」」


 馬車が出発すると、私たちはパパたちに手を振りながら最後に改めて行ってくると伝え、パパたちも私とエレナに激励を送ってくれて、私もエレナもとても嬉しかったの♪


 パパたちが笑顔で見送ってくれて、凄く嬉しかったよ♪ レイゼルート学院での寮生活、頑張らなくちゃね♪

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