お別れの時
「制服はここに入れて……、えっと~……、あとはこれでいいかな……? うん♪ これでよし☆! 荷物の準備完了っと♪」
エレナと一緒に思い出話をしてから、あれから更に半年が経過し、今年で私も12才になる年を迎えたの。
遂にこの年を迎えることになったわね……。荷物の準備も終わったことだし、あとは着替えとかを済まさなきゃね♪
そして私は現在、レイゼルート学院での生活に必要な荷物をトランクの中に入れていて、たった今無事に、荷物の準備が終わったところなの♪
実は今日この日は、レイゼルート学院の入学式の前日であり、そのため私は、レイゼルート学院での生活に必要な荷物を準備していたわけなの♪
レイゼルート学院の入学式もいよいよ明日に迫ってきたんだよね……。緊張はするけど、これからしばらくはレイゼルート学院で寮生活をするんだから、頑張らないとね☆!
「よし☆! 着替えもバッチリ♪ この服、結構可愛いかも♪」
コンコン……。
「は~い♪」
ガチャッ……。
「失礼します……」
「あっ♪ メイさん♪」
そして私が着替えを終えると、誰かがドアをノックをしてきたので、私はドアを開けると、ドアをノックしたのはメイさんで、私はとっても嬉しかったの♪
「メイさん、どうしたの?」
「アリアちゃん、荷物の準備と着替えの方は終わりましたか?」
「うん♪ 終わったよ♪ この通り、バッチリ♪」
メイさんは私の部屋に入ると、荷物の準備と着替えの方は終わったのか私に聞き、私は終わったことをメイさんに伝えたの♪
「それは良かったです♪ それじゃ、あとは髪を整えるだけですね♪」
「うん♪ そうだね♪」
メイさんは、私が荷物の準備と着替えを終えていたことを確認すると、残すは私の髪を整えることだけだと分かったの。
「それでは今回も私が、アリアちゃんの髪型を可愛くバッチリセットしますね♪」
「本当に!? やった~♪ メイさん、ありがとう♪」
そしてメイさんは、残すのは私の髪を整えることだけだと分かると、私の髪型を可愛くバッチリセットすることにしてくれたの♪
メイさんに髪を整えてもらうの、私すっごく嬉しいよ♪
「出来ました♪ 今回はとびっきり可愛くセットしましたよ♪」
「本当だ♪ とびっきり可愛くセットされてる♪ メイさん、本当にありがとう♪ 私すっごく嬉しいよ♪」
「いえいえ♪ どういたしまして♪ アリアちゃんが喜んでくれるだけで、私は凄く幸せですよ♪」
メイさんが私の髪を整え終わると、私の髪型は今までで一番とびっきり可愛くセットされていて、私は凄く嬉しく、メイさんに感謝をしたの♪
これからしばらく、メイさんに髪を整えてもらえないのは少し寂しいわね……。
「これで、髪も無事に整え終わりましたね♪」
「うん♪ あとは……、よし☆! これでバッチリ♪」
「そうですね♪ とてもバッチリです♪ やっぱり、ブローチを付けているアリアちゃんもとても可愛くて、凄くお似合いですよ♪」
「本当に!? 凄く嬉しい♪ メイさん、そう言ってくれてありがとう♪」
メイさんに髪を整えてもらった私は、最後に紫色の髪飾りのブローチをいつものように付けていたの♪
この紫色の髪飾りのブローチは、エレナと初めて出会ったとき、お揃いで買った色違いのブローチだから、いつも肌身離さず大切にしていて、欠かさず毎日付けているんだよね♪
「これで全ての用意が終わりましたね♪ それじゃ、次はいよいよ外に出ましょう♪ きっとエレナちゃんとエマがそろそろ迎えに来ると思いますので♪」
「うん♪ そうだね♪ それじゃ、外で待つことにしよう♪」
そして、全ての用意を終えた私は、この後迎えに来る予定のエレナとエマさんを待つため、メイさんと一緒に外で待つことにしたの♪
実のところを言うと、一緒に馬車に乗って、レイゼルート学院に行くことをエレナとこの前約束していたんだよね♪
「アリアとしばらく会えなくなるのは、やっぱりとても寂しいぜ……」
「えぇ……、そうね……。アリアとしばらく会えなくなるのは、やっぱりとても寂しいわね……」
エレナとエマさんが迎えに来るのを待つため、私たちは外に出てしばらく待っていると、パパとママが私としばらく会えなくなることにとても寂しがっていたの。
「もぅ~……、パパもママも大げさだよ~……。1年に1回は必ずここに戻ってくるから安心してよね。でも……、私もパパとママとしばらく会えなくなるのは、やっぱりとても寂しいわね……」
パパとママが私としばらく会えなくなることにとても寂しがっていると、私は1年に1回は必ずここに戻ってくるから安心してよねとは言ったものの、私もパパとママとしばらく会えなくなることにとても寂しくなっていたの。
1年に1回必ず会えるとはいえ、しばらく離れ離れになってしまうのは、やっぱりとても寂しいわね……。
「そうだよな……。アリアもやっぱり寂しいよな……。アリアもそう思ってくれて、パパはとっても嬉しいぜ……!」
「えぇ、そうね♪ アリアもそう思ってくれたことに、ママもとっても嬉しいわ♪ ここまで大きくなって、本当に立派に成長したよね♪ アリア、あなたは私たちにとって自慢の娘よ♪」
「うん……、うん……☆! パパもママもありがとう♪ 私……、パパとママの所に生まれて、本当に良かった……☆!」
そして私たち家族は、しばらく会えなくなることにお互い寂しくなりながら、最後に泣きながら、共に抱き合っていたの♪
そして、私たち家族が最後に抱き合っている姿を見ていたメイさんとソフィアさんとアレンさんもその光景にもらい泣きし、感動して涙を流していたの♪
メイさんもソフィアさんもアレンさんも本当にありがとう♪ そういえば前世でもこうして、私は家族と一緒に幸せで温かい生活を過ごしていたんだよね♪ 何だか懐かしいね♪ 転生した今でも、こうして家族たちみんなと一緒に幸せで温かい生活を過ごすことが出来て、私すっごく幸せだよ♪




