筆記試験を終えて
ワイワイガヤガヤ……。
「ねぇねぇルーシー、さっきの筆記試験どうだった?」
「え〜っと〜……、一応何となくは解けた感じかな。リラはどうだった?」
「ウグッ……! リッ……、リラはギリギリだったかも……。正直難しすぎてかなり空欄にしちゃったの……。うるうる……」
「そっか……。言われてみれば確かにとても難しかったよね……。私もかなり苦戦したのを覚えているわ……。でも大丈夫☆! その分実戦の方で取り返していこう♪ 一緒に頑張ろう♪ ねっ♪」
「うん☆! ルーシー、ありがとう♪」
外の方はかなり賑やかだね……。まあ今は休憩時間だから当然っちゃ当然か……。
「――――!」
ハァ〜……。
「わっ☆!」
「うみゃっ!? もぅ〜、エレナったら急に驚かさないでよ〜……」
「ニヒヒ〜♪ ごめんごめん♪ だってアリアってば、何度も呼んでるのに全然反応してくれないんだもん! 正直とても寂しかったんだからね! むぅ~!」
「そっ……、そうだったんだ……。ごめんねエレナ……。全然気付かなくて……」
筆記試験が終わった反動で疲労度が物凄くあって、その影響で頭の中がボ〜ッとしていたんだよね……。多分それでエレナの声に気付かなかったんだと思う……。あはは……。
「うん、いいよ♪ 分かればよろしい♪ ねぇねぇ、アリア。筆記試験どうだった?」
「筆記試験ね……。う~ん……、かなり苦戦した感じかな……。それに難しい問題もチラホラとあったし……」
「だよねだよね! あの筆記試験とっても難しかったよね! 正直私もかなり苦戦しちゃった……。うぅ〜……」
エレナもあの筆記試験、やっぱりとても難しいと思ったんだね……。私と同じ気持ちでちょっぴり安心したかも……。改めてどれぐらい難しかったのか凄く痛感させられます……。シュン……。
「まず錬金術関連の問題が凄く難しいと思ったわ。調合して完成するアイテムもそうだし、逆に素材を当てる方も全然分からなくて頭の中がかなりパニックになったぐらいだし……」
「そっ……、そうだったんだ……。あはは……」
確かにとても難しかったのは事実ね……。その気持ち凄く分かります……。
「ちなみにアリアは錬金術関連の問題どうだったの?」
「う~ん……、かなり難しかったけど一応それなりには解けたよ♪」
「えっ、そうなの!? 凄いじゃないアリア☆! いいなぁ〜、何だかとっても羨ましい♪」
「ニヒヒ〜、ありがとう♪」
前世でハマった某ゲームシリーズで得た知識が活かされて本当に良かった♪ 夢中になるぐらいとっても大好きだったんだよね♪ それに思い入れも凄くあります♪ ニヒッ♪
「それと何だかマニアックな問題もあって、一瞬頭の中が真っ白になったの……。おかげでパニックになって全然解けなかったんだよね……。むむむ〜……」
「あ〜……、あの系統の問題は確かにそうなっちゃうよね……。実際私もサッパリ分からなくて全然解けなかったぐらいだし……。あはは……」
「アリアもそうだったんだ。やっぱりあの系統の問題凄く難しかったよね! 正直どれもチンプンカンプンだったもん! むぅ~!」
「うんうん。エレナの言う通り、どれも本当にチンプンカンプンだったよね。そのせいでかなりドッと疲れちゃったぐらいだし……。ぐで〜ん……」
あの系統の問題はもはや完全にトラウマものです……。ヒィィ〜……。
「私もアリアと同じでかなりドッと疲れたわね……。だけどそれ以外は結構解けたから点数の方はちょっぴり自信あるかな♪」
「エレナもそうなんだ♪ 実は私も全く同じなの♪ ニヒッ♪」
「本当!? やった☆! アリアと一緒で何だかとっても嬉しい♪」
私もエレナと一緒だと分かってとっても嬉しいよ♪
前にも言ったように超難問の問題があったからこそ、おかげでその分見直しに時間を割くことが出来てある意味ケガの功名だよね♪ イェイッ♪
「それじゃ、次の実戦の方も頑張らなきゃね♪」
「うん、そうだね♪ 一緒に絶対合格しよう♪」
「もちろん☆!」
筆記の方はちょっぴり苦戦しちゃったけど、実戦の方はそれをカバーするぐらい全力で頑張るぞ〜☆! オ〜☆!




