初勝利の余韻♪
「エレナちゃん、アリアちゃんやったね♪ 遂にジェフリーさんに勝ったね♪」
「2人共おめでとうございます♪ 悲願の初勝利達成ですね♪」
「エヘヘ〜、ありがとう♪ 私今すっごく嬉しい気持ちだよ♪ ニヒッ♪」
「私もジェフリーさんに勝つことが出来てとっても幸せです♪」
私とエレナは勝利の余韻にしばらく浸っていると、メイさんとエマさんから祝福され更に凄く嬉しい気持ちになったの♪
それに今回はただの勝利じゃなくて、そこに初が付いているからその分気持ちが上乗せされて、嬉しさも倍増になっているんだよね♪
「エレナお嬢様、そしてアリア様も本当におめでとうございます。お二方が剣士としてここまで立派に成長してくださったことに先生である私もとても嬉しく誇らしい限りです」
「「はい☆! ありがとうございます♪」」
続けてジェフリーさんも祝福してくれて、私たちは嬉しさと幸せな気持ちで胸がいっぱいになったの♪
ジェフリーさんがこうして相手のことを素直に褒めてくれるところはやっぱりとても素敵だよね♪ 何だかエモいかも♪
とはいえ……、今回は作戦が上手く決まって本当に良かったよ〜……。もしまた作戦が失敗したらどうしようって思ってたから……。あはは……。
「しかしお二方には今回上手くやられてしまいましたね……。私の完敗です……」
「そんなことないです! 今回の私たちはたまたま上手く行っただけだと思います!」
「そうそう! 私たちの実力はまだまだジェフリーさんに遠く及びません!」
次にジェフリーさんが潔く負けを認めると、私とエレナは慌てながらそんなことないと言って謙遜していたの。
勝ったといってもその場しのぎの作戦で考えた付け焼き刃みたいなものだから、エレナの言う通り実力の差はまだまだ遥か遠いことに変わりないんだよね……。
でもいつかは剣の実力だけでジェフリーさんに必ず勝ってみせるんだから☆! そうなれるようにこれからももっとたくさん剣の特訓をしなくちゃね♪
「そうでもないですよ。お二人の成長ぶりは本当にとても凄いものですから、剣の実力も私にかなり匹敵しているものとなっていますよ」
「ほっ、本当ですか!? そっ……、その……、ありがとうございます……。そう言われると素直にとっても嬉しいです……」
「わっ……、私もジェフリーさんがそこまで評価してくれたことにとても感謝感激です……」
「ふふっ♪ 2人共照れちゃって可愛い♪」
「ですね♪」
「「うぅ〜……」」
だけどジェフリーさんから剣の実力は自分にかなり匹敵すると言われて、私もエレナもその言葉にとても嬉しく思い、顔を少し赤くしながら照れていたの。
うぅ〜……、ジェフリーさんからこうして素直に褒められると何だかとっても嬉し恥ずかしいわね……。
「それと木の剣で私に勝ったことですし、次からは本物の剣を使って練習することにしましょう。といっても使うのはもちろん練習用のものですけどね」
「えっ!? いいんですか本当に!?」
「えぇ、もちろんです。更なるレベルアップを目指すためにもね」
するとここで、ジェフリーさんは私たちが勝った記念ということで次からは本物の剣を使って練習することを提案してくれたの!
「わ~い、やった〜☆! 私たち遂に本物の剣で練習出来るんだね♪ 凄く嬉しい♪」
「うん、そうだね♪ これからは本物の剣で練習出来るなんてまるで夢みたい……☆! 何だかとっても幸せ♪」
「「イェ〜イ☆!」」
パンッ☆!
「2人共良かったね♪ これからは本物の剣で練習出来るね♪」
「2人が本物の剣を使うのとても楽しみですね♪ これからも応援しています♪」
「「うん☆! ありがとう♪」」
そしてこれからは遂に本物の剣を使って練習出来ることに私もエレナもとっても幸せな気持ちになり、その嬉しさから一緒にハイタッチをしたりしていたの♪
次からはいよいよ本物の剣を使って練習になるんだよね♪ 勝てて本当に良かった♪ まだまだこの初勝利の余韻を味わってみたいかも♪ てへっ♪
ちなみにこれは後日談になるんだけど、私とエレナがジェフリーさんに勝利したことをソフィアさんとアレンさんに話すと、2人はその瞬間を見られなかったことをとても後悔し、しばらくの間メイさんをとても羨ましがっていたの。
2人共見られなかったことに相当悔しかったみたいで、かなりの期間ショックでそのことを引きずっていたんだよね……。あはは……。
そして本物の剣を使った最初の練習では、構えや剣筋はそれなりに良かったものの、ジェフリーさんとの対戦ではかなり圧倒され、更に今回成功した作戦も見事に対策されてしまい、その影響で為す術もなく結果は惨敗で全く歯が立たなかったの……。
やっぱりそう甘くはないよね……。
今回の話で第3章は終了になります♪
次回からは第4章の始まりです♪ お楽しみに☆!




