ジェフリーさんとの対戦を終えて
「今回も私の勝ちですね」
「うぅ〜……、また負けちゃったよ〜……」
「あと一歩のところだったのに〜……」
「どうやら決着が着いたみたいね……」
「そうだね……。アリアちゃんもエレナちゃんもあと一歩だったし凄く惜しかったね」
そして勝負が終わると、私とエレナはまたしてもジェフリーさんに勝てなかったことに凄く悔しい気持ちだったの。
あと一歩のところまでは行けるんだけど、やっぱりそこから先が中々超えられないんだよね……。うぅ〜……、何か情けなく感じる……。
「ですがお二人の剣の腕は本当に凄く成長しています。流石の私も危うく負けそうになったぐらいです」
「えっ……!? ジェフリーさん、今の言葉本当ですか!?」
「はい、本当のことです。お二人の強さはとても脅威的なものになっています。私もうかうかはしていられませんね」
「そっ……、そっか……。エヘヘ〜……♪ ジェフリーさんにそこまで評価されるなんて何だかとっても誇らしいな……♪」
「うん……、そうだね……♪ とても誇りに思えるよね……♪ きっとそれだけ私たちを認めてるってことだよね……♪」
さっきの勝負の影響で疲れが出てきた私とエレナは多少息が上がりながらも、ジェフリーさんから再度剣の腕前を評価されたことにとても誇らしく感じていたの♪
「ただしまだまだ隙もありますので、そこだけは気を付けるように。過信は禁物です」
「「はっ……、は~い……」」
うぅ〜……、上げて下げるの何か辛い……。
だけどそれと同時に欠点も指摘されて、私とエレナは顔を青ざめテンションもダダ下がりだったの……。
でもそれってつまり、ジェフリーさんがそれだけ私とエレナのことを期待してるってことだよね♪ ここはポジティブに捉えなくちゃ♪
ジェフリーさんから今まで剣のことをたくさん教わってきたことだし、それに恥じないように私もエレナも精進していかなくちゃね♪
「では、本日の剣の練習はここまでに致しましょう。それではエマさん、ソフィアさん。私はこれで失礼致します。後は全てお二人にお任せ致します」
「うん、了解♪ ジェフリーさん、今日も本当にありがとうね♪ 後は全て私とソフィアに任せてね♪」
そして今日の剣の練習はここまでとなり、ジェフリーさんは落ちた木の剣を拾い、後はソフィアさんとエマさんに全てを任せてその場を後にしたの。
ハァ〜……。今日の剣の練習はここまでか……。それにしても、ジェフリーさんはやっぱり凄く強かったわね……。流石かつては名を馳せた剣士だけあるわね……。そんな人が今ではエレナの家の執事をしているんだから、アストリーネ家がいかに凄いか改めて実感しちゃうわね……。でも……、負けるのはやっぱり凄く悔しいわね……。いつか絶対に勝てるように頑張らなくちゃ……☆!
「2人共お疲れ様♪ さっきの勝負凄く惜しかったね♪ でもいつか絶対に勝てると思うよ♪ エレナちゃんもアリアちゃんもとても強くなってること間違いなしだから♪」
「そうそう♪ アリアちゃんとエレナちゃんならジェフリーさんに絶対勝てると思うよ♪ それと大事なのは諦めないことね♪ 2人なら大丈夫☆! 頑張れ、ファイト☆!」
「ソフィアさんもエマさんもありがとうございます♪ 2人のおかげで何だか凄く勇気を貰いました♪」
「うん、そうだね♪ 私も凄く勇気を貰っちゃった♪ これからもますます頑張らなくちゃね♪」
剣の練習が終わると、ソフィアさんとエマさんが励ましに来てくれて、私もエレナも凄く嬉しかったの♪
2人が励ましの言葉をかけてくれたおかげで、これからも剣の練習を張り切って頑張れるかも♪
「それじゃ剣の練習も終わったことだし、この後みんなで一緒にティータイムはどうかな?」
「「ティータイム!? うんうん、やるやる☆!」」
そしてエマさんはこの後みんなで一緒にティータイムをやることを提案してくれて、私もエレナもティータイムをやることに食い気味に賛成していたの♪
私もエレナもティータイムはとっても大好きだからね♪
「私も賛成だよ♪ ティータイムとっても楽しいもんね♪」
「それじゃ決定ね♪ この後のティータイム、みんなで一緒に楽しもう♪」
「「は~い☆!」」
こうして私たちはその後みんなで一緒にティータイムをし、のんびりまったりと癒やされていたの♪
ティータイムをしていると、不思議と心がポカポカとして気持ちが落ち着くんだよね♪




