お手伝い本番☆!
「どう? 落ち着いた?」
「うん♪ とっても落ち着いた♪」
「そっか♪ なら良かった♪」
それからエレナちゃんは肩の力を抜いたり深呼吸をしたりして気持ちを落ち着かせ少しリラックスし、その後どうやら無事に緊張が和らいだみたいで私はホッと胸を撫で下ろしとても安堵な気持ちになっていたの♪
「張り切るのもとっても良いんだけど変に意識したりはせず、自然体な気持ちでお手伝いを頑張るのが一番だよ♪」
「自然体?」
「そう♪ その方が楽しくお仕事のお手伝いが出来るしね♪ それに、お客様に対しては笑顔で接客することが一番大事だしね♪ エレナちゃんの普段の笑顔ならきっとお客様もとっても喜ぶと思うよ♪」
「へっ……!? 普段の私の笑顔ならお客様も喜んでくれる……、それって本当!?」
「うん、本当本当♪」
「そっ……、そうなんだ……。ふ〜ん、そっかそっか♪ 何だかとっても嬉しい♪ ありがとうアリアちゃん♪ 私とびっきりの笑顔で頑張るからね♪」
そして私はエレナちゃんに楽しくお手伝いをするためのアドバイスをし、エレナちゃんはとびっきり可愛い笑顔を見せて明るく前向きに取り組むことを決めたの♪
今のエレナちゃんならきっと、お手伝いが上手くいくこと間違いなしだね♪ よし☆! 一応お姉ちゃんでもある私もエレナちゃんに負けないぐらいお手伝い頑張るぞ〜☆! オ〜☆!
「お嬢様方、こんにちは」
「まぁ♪ とっても可愛らしいお嬢様たちね♪」
「「いらっしゃいませ♪ ぜひ楽しんでください♪」」
それからしばらくしてお客様も何組か来たりして、私とエレナちゃんはお互いとびっきりの笑顔で明るく元気に接客をしていたの♪
エレナちゃんと一緒に店番するの、何だかとっても楽しい♪
「また可愛いって言われちゃったね♪」
「うん、そうだね♪」
うぅ〜……。それにしても……、こうして素直に可愛いって言われちゃうと、改めて凄く恥ずかしいわね……。
私とエレナちゃんが店番をしていると、お客様から来る度に可愛いと言われて、私は顔を赤くして少し照れて恥ずかしくなっていたの。
凄く嬉しいんだけど、やっぱり何度言われても慣れないものだね……。あはは……。
「あの〜……、すいません……」
「はい、何でしょう?」
「ネックレスはどこにありますか?」
「あっ、はい♪ ネックレスはこちらになります♪」
そして次にやって来たお客様からネックレスの場所を聞かれ、私はすぐにネックレスのある場所にお客様を案内したの♪
「ありがとう♪ とても助かったわ♪」
「いえいえ、どういたしまして♪」
お客様をネックレスの場所へと案内すると、お客様はとても感謝し私はとっても嬉しい気持ちだったの♪
お客様が喜んでくれるそれだけで私は何よりです♪
「流石アリアちゃん♪ ネックレスの場所をすぐに案内出来るなんてとっても凄いです♪」
「エッヘン☆! そりゃ何回もお手伝いしたことがあるから、商品がどこにあるかは全て把握済みです♪ イェイ☆!」
「そうなんだ♪ やっぱり凄い凄い☆!」
再び店番に戻ると、エレナちゃんから憧れの眼差しを向けられ、気を良くした私はVサインを出しながらちょっぴり自慢気に語ったの♪
エレナちゃんからこうして素直に褒められるのは満更でもない気持ちね♪
「そういえば、商品として出しているこれら全てのアイテムって、確かアリアちゃんのママさんの魔力が付与されているんだよね♪」
「うん、そうだよ♪ エレナちゃんの言う通り、ここで売っているアイテムはどれもママの魔力が全て付与されたものなの♪」
「やっぱりそうなんだ♪ アリアちゃんのパパさんも凄いけど、アリアちゃんのママさんもとっても凄い凄い☆!」
それから私とエレナちゃんはここで売ってる商品のアイテムについて話していたの。
そうなんだよね♪ ここで売ってる商品のアイテムはどれもママの魔力が全て付与されているいわばアーティファクトもので、効果もかなり良いんだよね♪
まあママの魔力は何たってある意味チートだしね♪
「ねぇ2人共、良かったらお会計してみない?」
「うん、賛成♪」
「私も♪」
「オッケ〜♪ それじゃ、中に入っておいで♪ 早速始めるよ♪」
「「は~い☆!」」
それから私とエレナちゃんはお会計をしたり、掃除をしたり、商品の品出しなどの雑務をしたりして、今回のお手伝いをとても頑張っていたの♪
それとエレナちゃんが商品の場所を大体把握し、お客様を案内したりしたんだよね♪ 分からないところは私がサポートしたりしたけど、エレナちゃんの頑張りぶりに私はとても嬉しい限りです♪
「う~ん☆! 大変だったけどとっても楽しかった♪」
「うん、そうだね♪ それじゃ、ここからは再び店番の続きをしよう♪」
「は~い♪ よし☆! 再び店番頑張らなくちゃ☆!」
それから私とエレナちゃんは再び店番に戻り、お客様に対して明るく笑顔で接客していたの♪
「あら、こんにちは♪」
「こんにちは☆!」
「こんにちは♪ ゆっくり楽しんでね♪」
「ねぇねぇ、アリアちゃん。あれからお客様もたくさん来てるね♪」
「うん、そうだね♪ もしかしたらちょっと忙しくなってきたかも♪」
再び店番をしていると、あれから更にお客様もたくさん来てくれてちょっぴり忙しくなっていたの♪
「私たちも中に入ってお手伝いしなくちゃ……!」
「う~ん……、多分その必要はないと思うよ♪」
「えっ……、どうして……?」
「その答えはこれだよ♪」
そして忙しくなったことにエレナちゃんは慌ててお店の中の方をお手伝いしようとするも、その必要はないと私はそう言ってエレナちゃんを制し、その答えを明かすため、お店のドアを開けてみせたの。
「合わせて金貨5枚、銀貨3枚、銅貨12枚になります♪」
「この剣は切れ味が鋭くてとても魅力的ですし、こちらの盾もかなり頑丈なものになってます」
「このペンダントはあちらに、ポーションの方はあちらに置いてあります♪」
「はいは~い、みんな並んで☆! 列を乱さないようにね♪ 最後尾はあっちになるよ♪」
「すっ……、凄い……!」
「これがその答えだよ♪ 何たって私たちのメイドや執事たちはとっても優秀だからね♪ だから私たちが入る必要はなかったと思ったの♪」
「うんうん! 確かにこれなら私たちが入る必要がないのも納得かも♪」
そしてお店のドアを開けてみると、そこにはとても素晴らしい対応力でお店を上手く回しているメイさんたちの姿があり、エレナちゃんはそれを見て私の言ったことにとても納得していたの♪
メイさんたちの活躍ぶりにはただただ脱帽です♪
「それじゃ、私たちは再び店番の方に戻ろう♪」
「うん、そうだね♪」
お店の中の様子を確認した私とエレナちゃんは、再び店番の方に戻って接客を始めたの♪
よ~し☆! まだまだ張り切ってお手伝い頑張るぞ〜☆! オ〜☆!




