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エレナちゃんのことをとっても羨ましく思う私

「エイッ!」


「ハァ~ッ!」


 ガンッ、ガンッ!


「フンッ! ソリャ~ッ!」


「トゥッ! タァ~ッ!」


 ガンッ、ガンッ!


 そして私とエレナちゃんは外に出ると、現在街の外れで一緒に剣の練習をしていたの♪


「ヤァッ、ソリャッ、エイッ!」


「ハァ~ッ、トリャ~ッ!」


 ガンッ、ガンッ!


「これでトドメよ!」


「こっちもトドメよ!」


「「ハァ~ッ!」」


 ガーンッ!


 私とエレナちゃんは現在、木の剣を使って対戦をしていてお互いに今トドメを決めようとしていたの。


「ウググッ……!」


「ギググッ……、ウゥ~……」


「「ハァ~ッ!」」


 ガーンッ! タンッ……、タンッ……。


 私とエレナちゃんがお互いトドメを決めようとすると、互いの剣がぶつかり合い、それからしばらくお互い動けずにいたの。そしてほぼ同時に均衡を破った私たちは一旦間合いを取り、再びお互いトドメを決めに行ったの。すると、木の剣は勢い余って共に振りほどかれてしまい、そのまま地面に落ちてしまったの……。


「ハァッ……、ハァッ……、どうやら引き分けみたいね……」


「うん……、そうね……。ねぇ、エレナちゃん。少し休憩しない?」


「そうね……。少し休憩することにしましょ……」


 お互いの木の剣が地面に落ちたことにより、この勝負は引き分けになり、私とエレナちゃんはひとまず休憩することにしたの。



「う~ん! ハァ~……、さっきの勝負引き分けか~……。勝ちたかったから何だかちょっと悔しいかも……」


「あはは……。まあ私も勝ちたかったから、エレナちゃんと同じで引き分けだったのは何かちょっと悔しい気持ちね……」


 そして私とエレナちゃんはひとまず休憩すると、さっきの勝負が引き分けという結果に終わり、お互い勝てなかったことに悔しさを滲ませていたの。


「それにしても、アリアちゃん中々やるじゃない♪ 前よりも更に強くなっていて私びっくりしちゃった♪」


「もぅ~、それを言うならエレナちゃんもそうだよ♪ エレナちゃんもあれから更に強くなってたから私も凄く驚いちゃった♪」


 それから私とエレナちゃんは、お互い相手の剣の実力が上がり、更に強くなっていると感じたことをそれぞれ話したの。


「そういえば、エレナちゃんはどれぐらい自主練やってるの?」


「結構やってるよ♪ アリアちゃんは?」


「私も結構やってるよ♪ 1人で頑張ったり、メイさんたちにも見てもらったりしてね♪」


「へぇ~、そうなんだ♪」


「エレナちゃんはどんな感じ?」


「私も1人で頑張ったりしてるよ♪ あとたまに、ジェフリーさんとのマンツーマン指導もあるけどね♪」


「えっ、何それずるい!」


「ニヒヒッ、羨ましいでしょ?」


「むぅ~……、凄く羨ましい……」


 続けて私とエレナちゃんは、お互い剣の自主練について話したんだけど、エレナちゃんがジェフリーさんとのマンツーマン指導もやっていると聞いて、私は頬を膨らませながら凄く羨ましそうにしていたの。エレナちゃん本当にずる過ぎる! ジェフリーさんとのマンツーマン指導なんて、そんなの羨ましいに決まってるじゃない! むぅ~!

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