ジェフリーさんと初めての対戦☆!
「エイッ!」
「ハァ~ッ!」
ガンッ! ガンッ!
「2人共中々やりますね。その調子ですよ」
「タァ~ッ!」
「テヤッ!」
ガンッ! ガンッ!
「何だか凄いね……。エレナちゃんはずっと剣の練習をしてきたから剣の実力が凄いのは分かるけど、まさか、まだ始めたばかりのアリアちゃんまで剣の実力が凄いなんて思いもよらなかったね……」
「はい……。私自身もまさか、アリアちゃんに剣の才能があったことに大変驚いています……」
「あはは……。やっぱそうだよね……」
エレナちゃんの家でのお泊まり会の3日目が始まり、現在私とエレナちゃんはジェフリーさんの指導の下、今日も剣の練習をやっていたの。
昨日に続いて今日も剣の練習をやっているけど、何だかんだでやっぱりとっても楽しいんだよね♪ それに、エレナちゃんの家でのお泊まり会も今日で最終日になるから、今日はとことん頑張って楽しまないとね☆!
今やっている剣の練習内容は、ジェフリーさんと剣を組み、私とエレナちゃんでタッグを組んで、ジェフリーさんを倒すという内容のものだったの。
木で作られた剣とはいえ、こうしてジェフリーさんと戦えるのは何だかとっても嬉しいかも♪
そして、私とエレナちゃんの剣の練習風景を見ていたメイさんとエマさんは、エレナちゃんの剣の実力が凄いことには納得していたものの、まだ始めてばかりの私も剣の実力が凄かったことに改めて驚いていたの。
まあ、そりゃそうだよね……。正直、これに関しては私自身もかなり驚いているぐらいだしね……。
あとちなみに、昨日はお互いの髪飾りのブローチを交換して、私とエレナちゃんはそれぞれ付けていたけど、今日はいつも通りにしているの♪
まあ、あれは1日限定のことだったしね♪ でも良い気分転換にもなったし、ちょっとしたイメチェンも出来たから、何だかとっても楽しかったんだよね♪ エレナちゃんにはまた改めて感謝しないとね♪
「これでトドメです。ハァッ!」
ガンッ! ガンッ!
「きゃっ!?」
「うわっ!?」
タンッ……。タンッ……。
「あはは……。やっぱりジェフリーさんはとっても強いわね……」
「そうですね……。流石、かつては名を馳せた剣士でありますね……」
私とエレナちゃんでタッグを組んでジェフリーさんを倒そうとしたものの、ジェフリーさんはやっぱり強く、私とエレナちゃんでは全く歯が立たず、剣も振りほどかれ、そのまま地面に落としてしまい、私もエレナちゃんもそのまま地面に尻餅をついてしまい、負けてしまったの……。
まあそもそもレベルが違うから、負けるのは当然よね……。でも、とっても良い練習になったかも♪
「あ~……、負けちゃったよ~……」
「うん……。負けちゃったね……。やっぱりジェフリーさんにはまだまだ叶わないね……」
「そんなこともないですよ。お二人共、かなりの成長ぶりを見せていますから、いずれ私が負ける時もそう遠くはないでしょう」
「そうなんだ。ジェフリーさん、そう言って下さりありがとうございます♪ 私何だかすっごく勇気を貰いました♪」
「ジェフリーさん、本当にありがとうございます♪ そう言ってくれて、私もすっごく勇気を貰いました♪」
私とエレナちゃんは、ジェフリーさんに負けたことにションボリしていると、ジェフリーさんからかなりの成長ぶりが見られ、いずれ自分が負ける時もそう遠くはないと褒めてくれて、それを聞いた私とエレナちゃんは何だか嬉しく思い、自信も少し付き、勇気も貰ったの♪
ジェフリーさんって、ちゃんと相手のことも褒めてくれるんだよね。そういうのって、何だかとっても素敵ね♪ そういえばジェフリーさんって、確か史上最強の剣士って言われたみたいだなんだよね。きっとそういうところが、史上最強の剣士って言われるところなのかもしれないね♪
「そう言って下さり、誠に光栄です。では、本日の剣の練習はここまでに致しましょう。それではエマさん、メイさん。私はこれで失礼致します。後は全てお二人にお任せ致します」
「うん♪ 分かった♪ ジェフリーさん、今日もありがとうね♪ 後は全て私とメイに任せてね♪」
今日の剣の練習はここまでとなり、ジェフリーさんは私とエレナちゃんが地面に落としてしまった木で作られた剣を拾い、後は全てメイさんとエマさんに任せ、その場を後にしたの。
今日の剣の練習はここまでか。剣を使うのって、こんなに楽しいんだね♪ 次はいつになるか分からないけど、また剣の練習が出来たらいいな♪
「さてそれじゃ、剣の練習も終わったことだし、次は何しよっか?」
「う~ん……、何しようかな~……? アリアちゃんは何したい?」
「う~ん……、私も何したいかまだ決まってないの……」
「そっか……。だよね……」
剣の練習も終わり、エマさんは次に何しようか私とエレナちゃんに聞くも、私もエレナちゃんも次に何したいかまだ決まっておらず、何しようか悩んでいたの。
「でしたら、お花畑に行って、みんなで一緒に花冠を作るのはどうでしょうか?」
「「「花冠?」」」
私とエレナちゃんが何しようか悩んでいると、メイさんがみんなで一緒に花冠を作ることを提案してくれたの。
「はい♪ せっかくですから、お泊まり会の最後にみんなで一緒に何かを作るのもいいと思いましたの♪」
「なるほど♪ それとっても良いかも♪ 私、花冠作りたい♪」
「私も賛成♪ みんなで一緒に花冠作るの、何だかとっても楽しそう♪」
「うんうん♪ 私も賛成だよ♪ メイ、ナイスアイデアだね♪」
メイさんがみんなで一緒に花冠を作ることを提案した理由を話し、それを聞いた私たちはメイさんの提案に賛成することにしたの♪
なるほどね♪ お泊まり会の最後にみんなで一緒に何かを作るっていうのも、確かにとっても良いかも♪
「ありがとうございます♪ それではお花畑に行って、みんなで一緒に花冠を作りましょう♪」
「「「オ~☆!」」」
そして私たちは、花冠を作るため、エレナちゃんの家にあるお花畑へと向かったの♪
エレナちゃんの家って、実はお花畑もあるんだよね……。改めてエレナちゃんの家がとても凄いと思うわね……。それにしても、花冠を作るのは何だかとっても久しぶりね……。前世で小さい頃によく作っていたけど、まさかこうして、異世界でも花冠を作ることになるなんて、思ってもみなかったね……。まあでも、せっかくだからここは、久しぶりに花冠を作るのを楽しまないとね♪




