入浴と就寝
お泊まり会1日目のディナーの後の続きのお話です。
「いよいよお風呂の時間だね♪」
「うん♪ 私、アリアちゃんと一緒にお風呂に入るの、とっても楽しみ♪」
「うん♪ 私もとっても楽しみ♪」
晩御飯の食事が終わり、私たちはお風呂に入るため、浴室へと向かっていたの。ちなみに、エレナちゃんのパパはエレナちゃんと一緒に入れないことにとてもショックを受け、かなり落ち込んでしまっていたみたいなの……。
まあさすがに、お風呂まではちょっとね……。
「それじゃ、みんなで一緒に入ろう♪」
「うん♪ いいよ♪ みんなで一緒に入ろう♪」
「そうですね♪ みんなで一緒に入りましょう♪」
「うん☆! みんなで入ろ入ろう~♪」
それにしても、浴室もやっぱりかなり広いわね……。
浴室に着いた私たちは服を脱ぎ、みんなで一緒にお風呂に入ったんだけど、私はその浴室のあまりの広さに改めてかなり驚かされていたの。
この浴室の広さ、正直ホテルや旅館にある浴室ぐらいの広さなんだよね……。家にそれぐらいの広さの浴室があるなんて……、改めてエレナちゃんの家はやっぱり凄いわね……。
「アリアちゃん、それ~♪」
「むっ。やったな~♪ それならこっちも、えいっ♪」
「きゃっ♪ よ~し☆! 負けないよ~♪」
お風呂に入ると、私とエレナちゃんは早速水遊びを始めていたの♪
「こ~ら♪ 2人共、あまりはしゃいじゃ駄目だよ♪」
「そうだよ♪ 浴室であまりはしゃぎ過ぎないようにね♪」
「「は~い☆! それっ♪」」
「「きゃっ!?」」
私とエレナちゃんが水遊びをしていると、メイさんとエマさんに浴室であまりはしゃぎ過ぎないようにと注意され、それに対し、私とエレナちゃんはメイさんとエマさんに水をかけていたの。
まあせっかくだし、ここはちょっとね♪
「「ニヒヒッ♪ メイさんとエマさんも一緒にやろう♪」」
「もぅ~、やったな~♪ それならこっちだって♪ えいっ♪」
「私も負けませんよ♪ それっ♪」
「「キャ~♪ 逃げろ~♪」」
そして、私とエレナちゃんに水をかけられたメイさんとエマさんも水遊びに参加し、その後みんなで一緒に水遊びをしたりして、お風呂の時間をとっても楽しんだの♪
お風呂の時間でこんなに楽しんだの、前世を含めてかなり久しぶりかも♪
「そろそろ寝る時間になっちゃったね♪」
「うん♪ そうだね♪ それじゃ、そろそろ寝よっか♪」
「うん♪ そうしよう♪」
お風呂から上がった私たちはその後、エレナちゃんの部屋でトランプなどをしてゆっくりとくつろいでいたの。その後寝る時間になり、メイさんとエマさんはエマさんの部屋に戻り寝ることにし、私とエレナちゃんもそろそろ寝ることにしたの。
「今日はとっても楽しかったね♪」
「うん、そうだね♪ ねぇねぇ、アリアちゃん」
「ん? どうしたの?」
寝る準備に入ると、エレナちゃんが私に何やら話そうとしていたの。
「せっかくだから、明日はお互いの髪飾りのブローチを交換して付けよう♪」
「えっ?」
エレナちゃんが私に話したのは、明日お互いの髪飾りのブローチを交換して付けることだったの。
「どうして、急にそんなことを……?」
そして私は、エレナちゃんの話に少し戸惑い、どうしてそうしようと思ったのか聞くことにしたの。
私とエレナちゃんは初めて出会ったあの日、お互い色違いの髪飾りのブローチをそれぞれ買い、私は紫色の髪飾りのブローチを、エレナちゃんはオレンジ色の髪飾りのブローチを買ったんだよね。それからはお互い毎日のように付けていて、とっても大切にしているの♪
一緒に遊ぶときももちろん付けているし、今回のお泊まり会だってお互い付けているぐらいだしね♪ それぐらい私とエレナちゃんにとって大切な宝物なんだよね♪ でもどうして、エレナちゃんは交換しようなんて提案したんだろう……? それが少しだけ気になったんだよね……。
「う~ん……、こうしてお泊まり会も出来たことだし、せっかくだからその記念として、何か特別なことをしてみたかったの♪」
「特別なこと……?」
「うん♪ そこで私が考えたのが髪飾りのブローチの交換で、たまにはイメチェンするのもいいなと思ったの♪」
「なるほど♪ そうだったんだ♪ うん、いいよ♪ 明日お互いの髪飾りのブローチを交換しよう♪」
エレナちゃんはどうやらこのお泊まり会の記念として何か特別なことをしてみたかったみたいで、それがお互いの髪飾りのブローチを交換することだったみたいなの。それを知った私はそのことに納得し、エレナちゃんの提案に賛成することにしたの♪
な~んだ♪ そういうことだったのね♪
「ありがとう♪ それに実は、あの時アリアちゃんが私にこの髪飾りのブローチを譲ってくれたことに、私は罪悪感を感じていて、いつかどこかでこういうことをしたいと考えていたんだ……」
「そうだったんだ……。もぅ~、そんなこと気にしなくても大丈夫なのに~」
エレナちゃんはあの時私がエレナちゃんに髪飾りのブローチを譲ってくれたことに、どうやら罪悪感を感じていたみたいで、それがこの提案をすることになったもう一つの理由だったみたいなの。
私はそのことを全然気にしていなかったから、エレナちゃんもそのことを気にしなくて全然大丈夫だよ♪
「うん、ありがとう♪ それじゃ明日、お互いの髪飾りのブローチを交換ね♪ 約束だよ♪」
「うん、分かった♪ 約束するね♪」
「ありがとう♪ ふふっ♪ 明日がとっても楽しみだね♪」
「そうだね♪ 明日がとっても楽しみだね♪」
私とエレナちゃんは、明日お互いの髪飾りのブローチを交換することを約束し、その後そのまま眠り、こうしてお泊まり会の1日目を終えることになったの。
1日目はとっても楽しく過ごすことが出来たね♪ 明日もとっても楽しく過ごせたらいいな♪




