レイゼルート学院について
ティータイムの後編です。
「そっか。それじゃ、アリアちゃんにレイゼルート学院が何なのか説明するね♪ レイゼルート学院はフォーミラルという大きな街にあって、そこでは剣や魔法などの勉強をして、剣士や聖女や冒険者などを育てる学校のことなの♪ それで少し先にはなるんだけど、私はそのレイゼルート学院に入ろうと思うんだ♪」
「へぇ~☆! そうなんだ♪」
エレナちゃんは、レイゼルート学院がどんな学校なのか私に話してくれたの♪
どうやら、レイゼルート学院はフォーミラルという大きな街にあるみたいで、そこでは剣や魔法などの勉強をして、剣士や聖女や冒険者などを育てる学校みたいなの。そして、エレナちゃんはそのレイゼルート学院に入ろうと思っているみたいなの。
なるほどね……。つまりレイゼルート学院は剣や魔法などの勉強をし、冒険者などを育成する学校のことなんだね……。それにしても異世界の学校か……。う~ん……、ちょっと興味はあるわね♪
「ちなみにレイゼルート学院は、12才になる年から入学出来て、そこから3年間過ごすことになっているんだよ♪」
「そうなんだ♪ 12才になる年っていうことは、私とエレナちゃんの場合、え~っと~……、つまりあと4年で入学することになるんだね♪」
「そう♪ エレナちゃんとアリアちゃんの場合はそうなるわね♪」
エマさん曰く、レイゼルート学院はどうやら12才になる年から入学することになっていて、そこから3年間過ごすことになるみたいで、もし私とエレナちゃんがその学校に入る場合、あと4年で入学することが分かったの。
「そしてそのレイゼルート学院には決まりがあって、入る子はみんな学校にある寮で過ごすことになっているのよ♪」
「へぇ~☆! そうなんだ♪ みんな寮で過ごすことになっているんだね♪」
エレナちゃんとエマさんに続いて、メイさんもレイゼルート学院について話してくれたの。メイさん曰く、レイゼルート学院に通う子はみんな学校にある寮で過ごすことになっているみたいなの。
なるほどね……。つまり、レイゼルート学院は全寮制になるってわけね……。
「そうだよ♪ そしてその寮では、1部屋に3人~4人ずつ入ることが決まっているの♪」
「そうなんだ♪」
メイさんは続けて、レイゼルート学院の寮には1部屋に3人~4人ずつ入ることが決められていることを話してくれたの。
まあ、寮の部屋の人数が決められているのは当然よね。だけど……、レイゼルート学院が全寮制であることはそれってつまり……。
「でも……、レイゼルート学院が全寮制ってことは、しばらくパパやママやみんなにも会えないってことよね……?」
そう。レイゼルート学院が全寮制であるということは、しばらくパパやママやみんなにも会えないことに私は気付いたの。
まあでも、全寮制ということはそうなるのも当然なんだけどね……。
「そうですね……。だけど、1年に1回は寮から出ることが出来ますので、その時にパパやママと会うことも出来ますし、それに私たちとも会うことが出来ますよ♪」
「そうだったんだ♪ 良かった~♪」
メイさんの話を聞いて、私は胸を撫で下ろし、とりあえずホッと安心していたの。メイさん曰く、どうやら1年に1回寮から出ることが出来るみたいで、その時にパパやママやみんなにも会えることが出来るみたいなの♪
前世でも一応、寮から出ることが出来ることは知っていたけど、どうやらそれは異世界でも同じだったみたいだね♪
「私もその不安はあったんだけど、パパやママやエマさんからそのことを聞いて、とっても安心したんだよね♪」
「エレナちゃんもそうだったんだ♪」
どうやらエレナちゃんもパパやママやみんなにも会えないことに不安を感じていたみたいだけど、パパやママやエマさんから1年に1回会えることが出来ると聞いて、とっても安心したみたいなの♪
やっぱり……、親やみんなに会えなくなるのはとっても不安になっちゃうよね……。
「ねぇねぇ、もし良かったらアリアちゃんも一緒にレイゼルート学院に入ろう♪」
「えっ……!?」
まあ……、そうなっちゃうよね……。
するとここで、エレナちゃんからレイゼルート学院に一緒に入ろうと言われ、私は嬉しさ反面、少し戸惑っていたの。
エレナちゃんの気持ちは凄く嬉しいんだけど……、正直、私にとって学校は、前世で嫌な思い出がほとんどだったから、あまり行きたくないというのが本音なんだよね……。だから、私が今出す答えはこれしかないんだよね……。
「ごめん……、エレナちゃん……。気持ちは凄く嬉しいんだけど……、今は少し、しばらく考えさせて……」
そう。私が出した答えは入るかどうか、しばらく考えることだったの。
正直、今ここですぐに答えを出せるわけがないから、しばらく考えてから、答えを出すことにしたんだよね……。
「えっ……、どうして……? アリアちゃん、私と一緒に入るの、嫌なの……?」
「ううん! そういうわけじゃないんだけど……」
エレナちゃんは私が出した答えにショックだったのか、落ち込んでしまい、目に涙を溜め、今にも泣き出しそうだったの……。
ごめん……、エレナちゃん……。決してそういうつもりではないんだよ……。うぅ~……、一体どうしたらいいんだろう~……?
「こ~ら! 駄目だよエレナちゃん! アリアちゃん、困ってるじゃない! 今無理して、答えを求めるのは良くないよ!」
「そうですね。まだまだこれから先のことですから、別に今すぐ答えを出さなくても大丈夫だよ♪ アリアちゃんは焦らずゆっくりと考えていきましょう♪」
「エマさん……、メイさん……。2人共、本当にありがとう♪」
私がどうすればいいか悩んでいると、メイさんとエマさんが助けてくれて、私は2人に感謝していたの♪
良かった……。メイさんとエマさんは私が言ったことを理解してくれて、本当に助かったよ~……。
「そっか……。うん♪ 分かった♪ アリアちゃん、ごめんね。私、今すぐに答えを求めようとして、ちょっと必死になっちゃっていたかも……。だから私、アリアちゃんが答えを決めるまで、しばらく待つことにするね♪ もし答えが決まったら、その時にまた聞かせてね♪」
「うん♪ エレナちゃん、ありがとう♪ 答えが決まったら、その時にエレナちゃんに絶対に話すことにするね♪」
メイさんとエマさんの話を聞いたエレナちゃんは、その意味を理解をしてくれて、今すぐに私の答えを求めるのをやめ、私が答えを決めるまで、しばらく待ってくれることになったの♪ そして、私は答えが決まり次第、その時にまたエレナちゃんに話すことを約束したの♪
その時には必ず、エレナちゃんに絶対に話さないとね♪
そしてレイゼルート学院に関する話が終わると、それからも私たちはティータイムを楽しみ、とっても癒やされていたの♪
やっぱりティータイムは心が落ち着き、とっても癒やされるね♪




