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一人の女の子との出会い

第2章の始まりです☆!

「これとかいいかも♪」


「うんうん♪ 確かにこっちの方が良いわね♪」


 私が異世界転生してからあれから更に1年が経過し、現在私は5才になっていたの。


 この異世界での生活もかなり慣れてきて、いろんなことが分かるようになって、かなり馴染むようになったんだよね♪


 そして現在、私はソフィアさんと一緒に市場に行っており、今日の晩御飯の買い出しをしていたの。


「ふぅ~、これくらいでいいかな♪ アリアちゃん今日も手伝ってくれて本当にありがとうね♪」


「うん☆! あっ、ねぇねぇ、ソフィアさん。わたしもなにかかうのきめていい?」


「うん♪ いいよ♪」


「やった~☆!」


 買い出しが終わると、私も何か買いたいと思いそのことをソフィアさんに伝えると、ソフィアさんは快くOKしてくれて私も何か買うことが決まったの♪


 何だかちょっと買いたい気分になっちゃったんだよね♪


「う~ん、どれにしようかな?」


「結構、可愛いものがたくさんあるね♪」


「うん♪ でも、どれにしよう……? あっ☆!」


「「これにしよう♪」」


「「えっ?」」


 そして私は買いたいものを決めてそれに手を伸ばそうとすると、同じくそれに手を伸ばそうとした女の子が現れ、私たちはお互いに戸惑いを見せていたの。


「もしかして、あなたもこのかみかざりのブローチをかおうとしていたの?」


「うん♪ そうだよ♪ もしかして、あなたもそうなの?」


「うん♪ わたしもこのかみかざりのブローチをかおうとおもっていたの♪」


 私はこの髪飾りのブローチに同じく手を伸ばしていた女の子に念のため聞いてみると、やっぱり女の子もこの髪飾りのブローチを買おうと思っていたみたいなの。


「そうなんだ♪ でも、どうしよう……。このブローチあといっこしかないんだよね……」


「うん……、そうだね……。あといっこしかないよね……」


 そう。私と女の子が買おうとしている髪飾りのブローチは実はあと1個しかなく、女の子はどうすればいいのか悩んでいたの。


 こういう時って、大体1つしかないイメージだから、まるで運命のイタズラよね……。


「う~ん……。あっ、そうだ♪ このかみかざりのブローチ、あなたにあげる♪」


 そして私は考えた結果、買おうと思っていた髪飾りのブローチを女の子に譲ることにしたの。


「えっ……? ほんとうにいいの……?」


「うん♪ いいよ♪ わたしはこっちのいろちがいのかみかざりのブローチにするから♪ そうすればほら♪ わたしたちおそろいだね♪」


「すごい☆! ほんとだほんとだ♪ わたしたちおそろいになってる♪」


 私は欲しかった髪飾りのブローチを女の子に譲ると、それと色違いの髪飾りのブローチを買うことを決めたの。


 そして、それを買うことで私たちがお揃いになることを女の子に伝えると、女の子はとっても喜んでいたの♪


 こうすることでみんながハッピーになるから、それが一番良いよね♪


 ちなみに、私と女の子が欲しかった髪飾りのブローチはオレンジ色で、私がそれを女の子に譲り、次に買うことにした髪飾りのブローチは紫色なの。


「ほんとうにありがとう♪ わたし、このかみかざりのブローチとってもたいせつにするね♪」


「本当にありがとうございます! 感謝してもしきれないぐらいです!」


 私と女の子は、色違いの髪飾りのブローチをそれぞれ買うと、女の子は私のことをとても感謝し、この髪飾りのブローチをとっても大切にすると言ってくれて、女の子と一緒にいたメイドさんらしき人も私のことをとても感謝してくれたの。


 この子も私と同じで、メイドさんがいるんだね。


「いえいえ♪ みんながハッピーになれたから、わたしはとってもうれしいです♪」


「ふふっ♪ あなたはとっても素敵な人ですね♪」


 私はみんながハッピーになれたことにとても嬉しかったことを女の子のメイドさんに伝えると、女の子のメイドさんは私に対して、とっても素敵な人だと褒めてくれたの♪


 こうして褒められるのも、何だかとっても嬉しいわね♪


「ねぇねぇ、そういえば、まだあなたのなまえをきいてなかったね。もしよかったら、あなたのなまえをきかせて♪」


 すると女の子は私の名前を聞いていないことに気付き、私に名前を聞きにきたの。


「うん♪ いいよ♪ わたしのなまえはアリア・シャルトレーヌ。アリアってよんでね♪」


 そして私は、現在の名前であるアリア・シャルトレーヌを女の子に名乗ったの。


 まあ別に、ここで前世の名前である奥村玲奈を名乗る意味がないしね……。


「アリア……。なんだかとってもすてきななまえだね♪」


「ありがとう♪ それじゃせっかくだから、あなたのなまえもきかせて♪」


 私は女の子に自分の名前を名乗ると、今度は逆に私が女の子に名前を聞きにきたの。


「うん♪ いいよ♪ わたしのなまえはエレナ・アストリーネ。エレナってよんでね♪」


 女の子はエレナ・アストリーネと名乗り、私は女の子の名前をバッチリ覚えたの。


「エレナか……。うんうん♪ エレナちゃんもとってもすてきななまえだね♪」


「エヘヘ~♪ ありがとう♪」


 私はエレナという名前がとても素敵な名前であることをエレナちゃんに伝えると、エレナちゃんは照れていてとても嬉しそうだったの♪


 エレナちゃんもさっき私の名前をとても素敵だと言ってくれたから、結果的にお互いの名前がとても素敵だということが分かって、私も何だかとっても嬉しいよ♪


「それじゃアリアちゃん、バイバ~イ☆! またどこかであおうね♪」


「うん♪ エレナちゃんもバイバ~イ☆! またどこかであえるといいね♪」


 そして、市場をあとにした私とエレナちゃんはお互い別れの挨拶をし、エレナちゃんはメイドさんと一緒に、私はソフィアさんと一緒にそれぞれ自分の家へと帰って行ったの。


 そういえば、エレナちゃんは見た感じ、私と同い年のような気がするわね……。


「でも、本当に良かったの? あのオレンジ色の髪飾りのブローチ、エレナちゃんに譲ってしまって。アリアちゃんもとても欲しそうにしていたのに……」


「うん♪ いいのいいの♪ エレナちゃんもとてもほしそうにしていたから、ここはわたしがゆずったほうがいいなとおもったの♪ おかげで、わたしもいろちがいのかみかざりのブローチをかえたから、とってもうれしいよ♪」


 家に帰る途中、ソフィアさんは私が欲しかったオレンジ色の髪飾りのブローチをエレナちゃんに譲ってしまったことを心配していたけど、私は全く気にしていなくて、おかげで色違いの紫色の髪飾りのブローチを買えたことにとても嬉しかったことをソフィアさんに話したの。


「そっか♪ アリアちゃんがそう思ってるなら、何も心配はないみたいね♪ それに、アリアちゃんがエレナちゃんに譲っていたのを見て、何だかとっても微笑ましくて、私もとっても嬉しいよ♪」


「うん☆! ありがとう♪」


 ソフィアさんは私の話を聞くと、そのことにとても納得していて、私がエレナちゃんに譲っている光景を見て、微笑ましく感じたみたいで、何だかとっても嬉しそうだったの♪


 といっても、いくら見た目が同い年に見えるとはいえ、中身は元女子高生である私だから、ここは一応お姉さんである私が譲るのは当然よね♪


 そして、私とソフィアさんはそれからいろんな話をしたりしてとても楽しく盛り上がり、そのまま家へと帰ったの。


 今日この日は、とっても楽しくて幸せな思い出だよ♪

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