今度は料理のお手伝いに挑戦☆!
「ただいま〜☆!」
「ただいま戻りました」
「2人共おかえり〜♪」
「2人共お帰りなさいませ」
食材の買い出しを終えて家に帰ると、ソフィアさんとアレンさんがお出迎えしてくれたの♪
見たところ、2人共エプロンを着けているわね。おそらく既に料理の支度に入ってるみたいね♪ あ〜、早く料理のお手伝いがしたくて待ち切れない☆!
それにしても、家に帰ってこうしてお出迎えされるの何だかとっても嬉しいな♪ 前世でも最初はお出迎えされたけど、途中から両親が仕事で忙しく段々と家を空けることが多くなり、帰っても当然家には誰もおらず1人でポツンといるのが当たり前になってとても寂しい思いをしていたんだよね……。なので転生してまたお出迎えされたことにとっても嬉しかったし、今はこの幸せを噛みしめます♪
「え〜、コホン! 今晩の料理作りなんですけど、アリアちゃんがお手伝いしたいと希望してくださったのですがソフィアとアレンはどうでしょう? ちなみに私は大賛成です♪」
「もちろん私も大賛成だよ♪」
「僕も大賛成です」
「2人共ありがとうございます♪ アリアちゃん、やったね♪」
「うん☆! エヘヘ〜♪」
そしてソフィアさんとアレンさんも私が料理のお手伝いをすることに賛成してくれたの♪
ソフィアさんもアレンさんも賛成してくれてとっても嬉しいです♪ ルンルン♪
「それじゃ早速、料理作りを始めていきましょ♪ といっても、ある程度は既に準備出来てるよ♪」
「ありがとうございます♪」
「ありがとうございます☆!」
それから私とメイさんはすぐに手を洗い、その後エプロンを着けてソフィアさんとアレンさんと一緒に料理作り作りを開始したの♪
遂に始まった料理作り☆! 私も張り切ってお手伝いを頑張ります♪
「それじゃ、アリアちゃんはどのお手伝いを希望しますか?」
「は~い☆! ほうちょうをつかってしょくざいをきっていきたいです♪」
料理作りの開始と共にメイさんからどのお手伝いを希望するか聞かれた私は、包丁を使って食材を切ることを希望したの♪
転生してからはまだ包丁を使ったことがなかったから、せっかくだしこの際やってみようかなと思ったんだよね♪
「なっ……、何と……☆! アリアちゃんが包丁を使って食材を切りたいと希望してくださるなんて……、凄く頼もしい限りです……♪ 尊い♪」
「あっ……、あはは……」
メイさん、今回も反応が大袈裟過ぎるでしょ!?
「「尊い♪」」
って、やっぱりこっちもかい! もぅ〜……。まあでも……、嬉しいから別に良いんだけどね……♪
私が包丁を使って食材を切ることを希望したことに、メイさんたちはいつも通り相変わらずのオーバーリアクションでとても感動し、それを見た私は苦笑いを浮かべて心の中でツンデレながらもちょっぴり嬉しい気持ちになっていたの♪
「それではアリアちゃんの希望通りに包丁を使って食材を切ってみましょう♪ 前のホットケーキ作りもそうでしたけど、今回もまずは1人で挑戦してみますか?」
「うん、もちろん☆! ひとりでやってみる☆!」
「かしこまりました♪ ではアリアちゃんには、まずこちらの人参を包丁で切ってもらいましょう♪」
「は~い☆!」
そして私に与えられた最初のお手伝いは、人参を包丁で切ることだったの♪
「それではお願いします♪ 遂にアリアちゃんの包丁デビューですね♪ とても期待しています♪」
「うん☆! まかせて♪」
フッフッフッフゥ〜……、何を隠そうこの私は包丁を使うのがとっても得意なのです☆! ブイッ☆!
まあ前世で料理を作る機会が多かったから、その分手料理を多くやっていただけなんだけどね……。うぅ〜……、思い出すだけでもとてもトラウマ……。だけどそのおかげで包丁を上手く扱えるようになったし、今回のお手伝いも自信満々です☆! あれ? 何かフラグを立ててしまったような気が……。
「いくよ〜♪ それっ☆!」
スト……ン……。ポロッ……。
「あっ……、あれ……?」
そしていざ人参を切ってみると、なぜか上手く切れなかったの。
おかしいな。何でだろう……? それにこの展開何かデジャブ……。
「う~ん……」
「? アリアちゃん、どうされましたか?」
「へっ!? ううん、何でもない!」
よ~し、今度こそ☆!
「えいっ☆!」
ス……トン……。ポロンッ……。
「もっ、もういっかい!」
パラッ……。ポトッ……。
「むぅ~!」
もぅ〜! 何で上手く行かないの!?
その後も人参を切ってみたものの、何度やっても上手く切れなかったの……。
何で上手く切れないんだろう……。シュン……。




