表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/155

転生してから初めての料理作り♪

 それじゃ、まずは生地を作るため材料を混ぜるところから始めなくちゃね♪ え〜っと〜……、ホットケーキミックスはっと……。って……、あれ……?


「ん? アリアちゃん、どうされましたか?」


「へっ!? ううん、なんでもない!!」


 あれ……、なんで……? どうしてホットケーキミックスがないの……? ハッ……、そっか……! ここは異世界だからそんな都合の良い物なんてあるはずがないんだ……! うぅ〜……、どうしよう……。出だしから早くも躓いてしまったよ〜……。


 私はまず始めに生地を作るため材料を混ぜようとしたんだけど、ここは異世界というのもあってか肝心のホットケーキミックスがあるはずもなく、私は心の中で酷く動揺していたの……。


 まさかホットケーキミックスがないなんて思いもしなかったよ〜……。一体どうすればいいんだろう……? う〜ん……。あっ、そうだ☆! もしかしたらスマホでホットケーキミックスを使わないバージョンのホットケーキの作り方が載ってあるかも☆! そうと分かれば早速スマホで調べて……って、今の私がスマホを持ってるわけがないじゃない!! ヤッ……、ヤバイ……! 初手からいきなり誤算や狂いが生じて……、私の頭の中がパニックになっちゃってるよ〜……。


 ホットケーキミックスがないというまさかの事態に直面した私は、頭の中がパニックになりかなり慌てふためいていたの。


 え〜っと〜……、とりあえず最初は小麦粉を入れてみようかな……? 多分絶対に必要だと思うし、それにホットケーキミックスと小麦粉は何たって同じ粉系だもんね♪ うん、大丈夫☆!


「よいしょっと☆!」


 そして私はホットケーキミックスの代わりとして、同じ粉系だから大丈夫という謎の自信により、小麦粉を使うことにしたの。


 それじゃ、小麦粉を容器に入れてっと♪ って……、あれ……? そういえばどれぐらい入れなくちゃいけないんだろう……? 確かホットケーキミックスの時は1人分に小分けされている袋があったから、それをそのまま容器に移すだけで良かったんだよね……。だけど今回の場合はそうじゃないから、ちゃんと小麦粉の量を量らないといけないんだ……! あぁ〜……、どうしよう……。そんなこと全く考えてなかったよ〜……。


 小麦粉の袋を持った私は早速容器に移そうとしたんだけど、ホットケーキミックスの時と違って量をちゃんと量らないといけないことに気付き、またしても予想外の事態に目がグルグルと回るぐらい混乱して焦りに焦りまくっていたの。


 え~い、もうこうなったら何となくで入れちゃえ☆!


 ドバッ、ドバッ!


 そして私はヤケクソで小麦粉を適当な量で容器に思いっきり入れたの。


 これでどうかな……? う〜ん……、まだもう少し入れた方がいいかも……。あとはちょっとずつ調整しなくちゃね♪


 シャッ、シャッ!


 う〜ん……、まだもうちょい☆!


 シャッ、シャッ……、ドバーン!


「うわっ!?」


「「「アリアちゃん!?」」」


 モクモク……、ズモモモ〜ン……。


 小麦粉を容器に移した私は、ホットケーキを作るのにまだ量が足りないと勝手に思い込み、そこからちょっとずつ調整し小麦粉の量を増やしていたんだけど、途中手が滑り勢い余って小麦粉を大量に容器へと入れてしまい、その影響で厨房室が白い煙に包まれてしまったの……。


 うぅ〜……、まさかの大惨事になっちゃったよ〜……。私とんでもなくやらかしてしまったんだけど……。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ