シャルトレーヌ夫婦の仕事場
「ねぇねぇ、メイさん。パパとママのしごとばって、あとどれくらい?」
「もうすぐ、パパとママの仕事場に着くよ♪」
「そうなんだ♪ とってもたのしみ♪」
アイスを食べ終え、パパとママの仕事場に行くのを再開していた私とメイさんは、それからしばらく歩き続け、もうすぐで着こうとしていたの。
「着いたよ♪ ここがパパとママの仕事場だよ♪」
「わ~い☆! ついたついた~♪」
そして遂に、パパとママの仕事場に到着し、私はとっても喜んでいたの♪
ここがパパとママの仕事場なんだね♪
「それじゃ、早速中に入ろっか♪」
「うん☆!」
そして私とメイさんはそのまま早速、パパとママの仕事場へと入ったの。
パパとママの仕事場ってどんな感じなんだろう~……? 何だかとっても楽しみだね♪
「へぇ~♪ パパとママのしごとばのなかってこんなかんじなんだね♪」
「そうですよ♪ パパとママの仕事場の中はこんな感じになります♪」
「そうなんだ♪」
それにしても、こうして見ると、中は武器や防具とかがたくさん置いてあるわね……。
パパとママの仕事場の中に入ってみると、そこには武器や防具とかがたくさん置いてあったの。
こういうのを見てしまうと、ここは異世界なんだということを改めて実感しちゃうわね……。
「現在、パパとママはこちらの部屋で働いています♪ それじゃ、開けますね♪」
「うん☆!」
私とメイさんはそれからしばらく歩き続けていると、パパとママが働いている部屋の前に着き、パパとママに会うため、メイさんがドアを開けてくれたの。
いよいよパパとママの仕事姿を見れるんだね♪ 何だかとっても楽しみ♪
コンコンコン、ガチャ……。
「失礼します♪」
「しつれいします☆!」
「あれ? アリアとメイじゃないか」
「あら♪ 2人共どうしたの?」
メイさんがドアを開け、私とメイさんはそのままパパとママが働いている部屋に入ると、パパとママは私とメイさんが来たことにとても驚いていたの。
「実は、アリアちゃんがご主人様と奥様の仕事場に行きたいと言っていたので、せっかくなので一緒に行くことにしました♪」
「は~い☆! そうなの☆! じつはいちどパパとママのしごとばにいってみたいなとおもったの♪」
私とメイさんはパパとママの仕事場にやって来た理由をパパとママに話したの。
「そうだったんだ。アリアがそう思ってくれていたなんて、パパはとっても嬉しいぜ!」
「えぇ、そうね♪ アリアが私たちの仕事場に行きたいと思ってくれたことに、ママもとっても嬉しいわ♪」
パパとママは、私がパパとママの仕事場に行ってみたいと思ってくれていたことにとても嬉しいと思ってたみたいなの♪
「ねぇねぇ、パパとママってどんなしごとをしているの?」
そして私は、パパとママが普段どんな仕事をしているのか聞いたの。
実のところを言うと、私はパパとママがどんな仕事をしているのか知らなかったの。
何かしらの仕事をしているのは知っていたんだけど、それがどんな仕事なのか知らなかったの。だからそれを知るために、一度パパとママの仕事場に行ってみたいと思ったんだよね。でもようやく、これでパパとママの仕事が何なのか分かるね♪
「あなた。アリアにもう伝えるべきだと思うわ♪」
「そうだな。アリアにも知ってもらった方がいいな。実はパパとママは鍛冶屋をやっていて、自分たちで作った剣や防具やアイテムなどを商品としてお店で売っているんだ」
「へぇ~、そうだったんだ♪」
私はパパとママの仕事が何なのか知り、とても喜び、感激しちゃったの♪
どうやらパパとママの仕事は鍛冶屋を営んでいて、そこで自分たちの作った剣や防具やアイテムなどを商品として売っているみたいなの。
なるほどね。だから武器や防具とかがたくさん置いてあったんだね。というより、それらの武器や防具とかをパパとママが作っているなんて、とっても凄すぎるし、かなりの驚きなんだけど!
ちなみにパパとママが営んでいる鍛冶屋の名前は「シャルトレーヌ工房店」という名前みたいなの♪
「パパとママのおしごとって、かじやだったんだね♪」
「うん♪ そうだよ♪ これがママとパパのお仕事だよ♪」
「そうだぜ。しかし鍛冶屋と聞いて、その意味をすぐ理解するアリアはやっぱり凄いな!」
「エヘヘ~♪ パパありがとう♪ じつはこのまえよんでいたほんに、かじやのことがかいてあって、それでかじやのことをしったの♪」
「そうだったのか! 本を読んでいるなんて、アリアはとっても偉いぞ!」
「えぇ、そうね♪ とっても偉いわ♪」
ナデナデ……。
「エヘヘ~♪」
「良かったね♪ アリアちゃん♪」
「うん☆!」
私は本を読んで鍛冶屋のことを知っていたことをパパとママに話すと、パパとママはとても感心して私の頭を撫でてくれて、私はとっても嬉しかったの♪
まあ一応、私が鍛冶屋のことを知ったのは、前世でラノベを読んでいた時だから、ある意味本当のことだしね……。うん、大丈夫!
「ねぇねぇ、いまからパパとママのつくったものみてていい?」
「あぁ、もちろん! いいぜ!」
「うん♪ もちろん♪ じっくり楽しんでね♪」
「わ~い☆! やった~♪ それじゃメイさん、いっしょにみよ~♪」
「うん♪ いいよ♪ 一緒に見よっか♪」
そして私は、パパとママの許可を得て、メイさんと一緒にパパとママが作った武器などを見ることにしたの。
「うわぁ~♪ このけんとかとってもカッコイイ~♪」
「この盾とかも良いですわね♪」
「だろ? それらは何たって、俺とキャサリンが作った自慢の武器たちだからな!」
「もぉ~、あなたったら~♪ ちょっと照れるじゃない♪」
私とメイさんはパパとママが作った武器などを見て感心していると、パパはそれらをママと一緒に作った自慢の武器たちだと言い、ママはそのことに少し照れていたの。
私のパパとママこと、キャサリン夫婦の仲良しさをこうして見ていると、何だか微笑ましく感じるんだよね♪
「あれ? これってペンダントだ♪」
パパとママが作った武器などをしばらく見ていると、私はペンダントがあることに気付いたの。
「ふふっ♪ 実はそのペンダントも商品の1つで、私とパパが作ったものなんだ♪」
「そうなの?」
ママ曰く、どうやらこのペンダントもパパとママが作ったもので、商品の1つとして売っているみたいなの。
そういえば、さっきパパは武器や防具だけじゃなく、アイテムとかも商品として売っているって言ってたわね。つまりこのペンダントはそのアイテムの1つと言うわけね。
「そうだよ♪ このペンダントには私の魔力が込められていて、これをかけると魔物とかの攻撃から身を守るようになっているのよ♪」
「へぇ~、そうなんだ♪」
どうやらこのペンダントには、ママの魔力が付与しているみたいで、これを付けると魔物とかの攻撃から身を守るようになっているみたいなの。
なるほどね……。だからこのペンダントも商品として売っているわけね……。それにしても、魔力や魔物という言葉を聞いちゃうと、やっぱりここは異世界なんだということを実感してしまうわね……。
「実はママには魔力が宿っていて、その魔力を剣などの武器とかに全て付与しているんだぜ」
「へぇ~、そうだったんだ♪」
パパの話を聞いて、私は納得していたの。どうやらママには魔力が宿っているみたいで、このペンダントだけじゃなく、剣とかの武器や防具などその全てにママの魔力が付与されているみたいなの。
ママが魔力を使えること自体にとても驚いているけれど、全ての武器などにその魔力が付与されているのもかなり凄いわね……。
「しかも、ママの魔力はとっても凄いのよ♪」
「えっ、そうなの?」
「うん♪ ママの魔力はかなり強いもので、あらゆる属性魔法が使えたり、防御や回復にもとっても優れているの♪」
「へぇ~、そうなんだ♪」
ママの魔力、ある意味チート過ぎるでしょ!?
メイさんが言うには、ママの魔力はかなり強くてとっても凄いらしく、あらゆる属性魔法が使えて防御や回復にもとっても優れているみたいなの。
ママの魔力ってそんなに凄いんだね……。そりゃそんなに凄い魔力を持っていたら、全ての武器などに魔力を付与するのも当然よね……。
そして、引き続きパパとママが作った武器などを見ていると、そこにはペンダントだけじゃなく、ティアラやブレスレットやポーションとかも置いてあることが分かったの。
とりあえず分かったことは、パパとママは鍛冶屋ではあるけれど、いろんなものを作っているという感じね。
「う~ん☆! なんだかとってもまんぞくしちゃった♪」
「そうですね♪ とっても満足しましたね♪」
パパとママが作った武器などを全て見終え、私とメイさんはとっても満足していたの♪
いろんなものがあったけど、どれもとっても素晴らしくて、ついつい見るのに夢中になっちゃったね♪
ちなみにこれは後で聞いた話なんだけど、パパは昔冒険者をしていて、ママはギルドの受付嬢をしていたみたいなの。
冒険者やギルドという言葉を聞くと、ここはやっぱり異世界だということをつくづく感じるわね……。
そして、当時冒険者であったパパが使っていたギルドで、そのパパの担当をしていたのが当時ギルドの受付嬢をしていたママだったの。
どうやら、そのギルドがパパとママが初めて出会った場所でもあるみたいなの。この時点で何だかロマンチックな感じがするわね。
それから2人は、何度か会ううちに会話も弾んで意気投合して段々と親しくなっていき、その後付き合うようになってやがて結婚したみたいなの。
パパとママが出会ってから結婚するまでの経緯はちょっと王道だけど、とてもロマンチックで何だかキュンキュンしちゃうね♪
その後、パパとママは自由にのんびりと一緒に仕事をして暮らしたいと思うようになっていき、共に仕事を辞め、今こうして鍛冶屋を開いたみたいなの。
まあいわゆる、スローライフって奴よね。
ちなみになぜパパとママが私に仕事のことを隠していたのかというと、いつか私がパパとママの仕事を知りたいと思えるようになった時に、そのことを楽しく話せたらいいなと思っていたからだったの。
まあ結局こうして、私はパパとママの仕事が気になって、パパとママの仕事場に来たぐらいだから、結果的にパパとママの思い描いた通りになったというわけね。でも、それはそれでとっても嬉しいけどね♪
「はいは~い☆! わたしきめた☆! きょうパパとママのおしごとのおてつだいする~♪」
そして私は、パパとママの仕事の手伝いをすることに決めたの♪
せっかくこうして、パパとママの仕事が分かったわけだから、何か手伝いたい気分になっちゃたんだよね♪
ちなみにパパとママがやっている鍛冶屋は、午前だとパパとママが武器などを作ったり剣の修理とかをしていて、午後になるとお店を開いてその武器などを商品として売っているみたいなの。
「そうですね♪ それじゃ私もご主人様と奥様の仕事の手伝いをしますね♪」
「本当か!? うぅ~、アリアが手伝いたいと言ってくれるなんて、パパはとっても嬉しいぜ! それにメイもありがとうな!」
「えぇ♪ そうね♪ アリアが手伝いたいと言ってくれたことにママはとっても嬉しいわ♪ それにメイもありがとうね♪」
そしてメイさんもお手伝いすると言ってくれて、パパもママもとても嬉しそうだったの♪
「いらっしゃいませ~♪」
「キャ~☆! とっても可愛い~♪」
「何だかとっても可愛らしい子だね」
その後、パパとママは鍛冶屋の店を開き、私とメイさんもお手伝いをし、私は店番をすることになったの。
すると、お店にやって来た冒険者や街の人たちは店番をしている私を見てとっても可愛がってくれたりして、そのおかげで商売は大繁盛し、今までで一番の売り上げだったみたいなの。
まさか私がみんなから可愛いと言われるなんてね……。でもちょっと嬉しいかも♪
「アリアもメイもありがとう! 2人のおかげでたくさん売れることが出来たよ」
「本当2人には感謝だね♪ 手伝ってくれてありがとう♪」
「いえいえ♪ アリアちゃん、パパとママのお手伝いするのとっても楽しかったね♪」
「うん☆! とってもたのしかった♪」
パパとママに感謝され、私とメイさんはとっても嬉しかったの♪
パパとママの仕事の手伝いをするのとっても楽しかったし、またもう一度やってみようかな♪
「それじゃ、帰るとしますか」
「「「賛成(さんせ~い)♪」」」
そして私たちは帰ることにし、鍛冶屋をあとにしたの。
「ねぇ、メイさん。きょうはパパとママのしごとがなんなのかわかったりして、とってもたのしかった♪」
「うん♪ そうだね♪ 今日はとっても楽しかったね♪」
家までの帰り道、私とメイさんは今日のことを振り返りとっても楽しんでいたの♪
その後、家に戻った私たちは留守番していたアレンさんとソフィアさんと一緒にみんなで晩ご飯を食べてとっても楽しい1日を過ごしたの♪
異世界に転生してから、私は毎日がとっても幸せです♪




