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人生の勝ち組になった私 後編

「でも、私より遅れて来たからここは何か1つお願い聞いてもらおうかな?」


「あはは……。まあ確かに女の子を待たせてしまった以上、その責任を取らなくちゃね。うん、いいよ。それでどんなお願い?」


「えっとね♪ 今ここで私とキスをしてほしいの♪ それもお互いの唇を重ねてね♪」


 それから私は遅れてやって来た戸田くんに対して、唇同士のキスをお願いしたの♪


 こんなチャンス、絶対に逃さないんだから♪


「キッ、キスですか!? しかもお互いの唇を重ねて……。う〜ん……、分かった。それじゃ早速、一緒にキスをしよっか」


「やった♡。戸田くん大好き♡」


 すると戸田くんは私のお願いをOKしてくれて、私は嬉しさのあまり右手の拳を握って小さくガッツポーズをしたの♪


 こんな無茶なお願いもOKしてくれるなんて、戸田くんったら優しい〜♪ もぅ〜、好き好き大好き♡。キュンキュン♪


「ス〜……、ハ〜……。いっ……、行くよ……!」


「ん♡。来て来てぇ〜♪」


「「……」」


 チュッ♡。


 そして私と戸田くんは甘い口付けを交わし、幸せな気分にどっぷりと浸っていたの♡。


「「……」」


 バッ……。


 それからしばらくして、甘々な時間を過ごした私と戸田くんは名残惜しい気持ちでキスを終えたの。


「……。場所が場所だけにやっぱりとっても恥ずかしかったけど……、大好きな新野さんとキス出来て、僕は凄く嬉しい気持ちです」


「本当!? エヘヘ〜、戸田くんにそう言われると何かとても照れちゃうなぁ〜♪ 私も大好きな戸田くんとキスすることが出来てすっごく嬉しい気持ちだよ♡。そうだ☆! ねぇねぇ、もう一回キスしよう♪」


「えぇっ!? もう一回キスですか!?」


「ダメ……? でも私の方が早く来たんだけどな……」


「うっ……! ハァ〜……、わっ……、分かりました……」


「フフッ♪ そう来なくっちゃ♪」


 もう一回キスがしたかった私は、戸田くんに対して上目遣いな視線で胸の谷間を見せるというあざと可愛いポーズで色仕掛けなアプローチを取って再びOKを貰ったの♪


 戸田くんったら、目のやり場に困って思いっきり目を逸らしているんだけど♪ フフッ♪ きっと私のセクシーな今の姿にドキッとしたのね♪ 可愛い♪


 あのクソデカ巨乳女と比べたら私はそこまであまり大きくはないけど、それでも形や美しさとかはこの私の方が圧倒的に上だと思うし、高級感も兼ね備えているわ♪ それにそんなクソデカ巨乳女と違って、私は戸田くんを捨てたりなんかしないしね♪ メロメロにはさせたりするけど、一生ラブラブもしたいんだから♪ フフッ♪


「それじゃ、もう一回だけですよ……。流石にこれ以上は物凄く恥ずかしすぎるので……」


「は~い♡。分かりました♡。ん♡」


 そんなこんなで私と戸田くんは2回目の甘い口付けを交わし、再び幸せな気分にどっぷりと浸っていたの♪


 もぅ〜戸田くんとのキス、マジで最高すぎるんだけど☆! まさに神そのものだね♪


「プハァ〜♪ 甘々で最高なキスだったわ♪ すっごくキュンキュンものよ♪」


「うん、確かにそうだね。僕もとても甘々に感じました。やっぱり新野さんとのキスは世界で一番最高です!」


「嘘っ!? そこまで言ってくれるの!? 今の言葉、とっても嬉しすぎて物凄く感動しちゃったんだけど☆! ありがとう、戸田くん♪ もう益々大好きになったよ♡」


 ギュッ♪


 そして2度目のキスを終えた私と戸田くんは、それぞれ思い思いにキスした時の幸せな気持ちを話したんだけど、私は戸田くんの話を聞いて惚れ直し、気持ちが舞い上がって勢いそのままに戸田くんにハグをしていたの♪


 もう〜、不意打ちにあんな言葉を言うなんてズルいよ〜♪ でもそこが戸田くんの格好良いところでもあるんだよね♪ 好き♡。


 それとキスに関しては本音を言うと、舌も入れて舐めずり回して超濃厚なディープキスを堪能したかったんだけど、流石に今回は我慢して諦めることにしたの♪ だってそのキスは、大事な日にちゃんと取っておかなくちゃね……♡。キャッ♡。



「それじゃ、そろそろデートに行こうか」


「うん、そうね♪」


 ピピッ♪


「あっ、私のスマホが鳴ってる♪ ちょっと待ってね♪」


「うん、いいよ」


 キスとハグを終えてデートに向かおうとすると、ここで突然私のスマホが鳴ったの。


「え〜っと〜……、どれどれ……」


『レイちょん、頑張ってね♪ ファイトだよ☆!』

『私たちも陰で応援しながらサポートするからね♪』


「フフッ♪」


『2人共ありがとう♪ 私、このデートを絶対楽しむね♪』で送信っと♪ やっぱり持つべきものは親友よね♪


 そしてスマホの画面を開くと、そこにはメッセージアプリのマインを使ってリコりんとエリからの応援メッセージが私たちで作ったグループの方に届いていて、私はその内容を見てとっても感謝感激だったの♪


 実のところを言うと、2人は私の指示でどこか近くに潜んでもらっているの♪ 全てはこのデートを成功させるため、2人にも協力してもらおうと思ってね♪ あとそれと、ベストショットなシーンを見つけたらスマホで写真を撮るように頼んでもいるんだよね♪ そういえば、リコりんとエリは私と戸田くんのラブラブキスシーン撮ってくれたかな? あとで聞いてみようっと♪



「ごめんお待たせ♪ それじゃ行こっか♪」


「うん、そうだね」


 それから私と戸田くんは、恋人繋ぎをして歩き始めこのままデートを開始したの♪


 そしてデートでは、ショッピングモールを回ったり服を選んだり映画を観たりプリクラを撮ったりランチを食べたりとかして、すっごく楽しくて最高に幸せな1日だったの♪


 リコりんとエリのおかげで、時間をロスすることなくとてもスムーズに進むことが出来て、これ以上ないぐらいのデートを満喫したんだよね♪ 2人には改めてまた感謝しなくちゃね♪


 今回のデートは無事に大成功して終わったことだし、人生の勝ち組になった今の私にはもはや敵なしです☆! イェ〜イ、ピースピース♪

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