表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
136/155

見事に混ざり合ったあの女のカバンの中身

 シャカシャカ……☆!


「フゥ〜……、無事にシェイク完了〜っと♪」


「リコりん、お疲れ様♪」


「リコりんってば超楽しそうにやってたよね♪」


「そんなの当然じゃない♪ だってコイツの苦しむ顔を見てみたいんだもん♪ そりゃ自然に楽しくなっちゃうよね♪ おかげで超ノリノリに出来たし☆! ニヒッ♪」


「アハハッ、何それ☆! 草だしチョ〜ウケるんだけど♪」


「リコりんも中々の悪女ね♪ でもそういうところ、とても好きよ♪」


 そしてリコりんが奥村のカバンをシェイクし終えると、私たちはしばらくの間そのことで盛り上がっていたの♪


 まあ奥村の苦しむ顔を見てみたいのは私もエリも同じだからね♪


「それじゃ、リコりんが頑張ってシェイクしてくれた奥村のカバンの中身をじっくり見てみようかしらね♪」


「うんうん♪ どうなってるのかとっても楽しみだね♪」


「かなりの自信作だから期待しておいた方がいいよ♪」


「もぅ〜、リコりんったらハードル上げすぎ〜♪」


「確かにそうね♪」


「「「アハハハハッ☆!」」」


「……」


 雑談を終えた私たちはその後、リコりんがシェイクした奥村のカバンの中身を見てみることにしたの♪


 さぁ〜て、あの女のカバンの中身が一体どうなっているのかとっても楽しみだね♪


「それじゃ、開けるよ♪」


「「……」」


 ドキドキ……、ゴクッ……。


「えいっ☆!」


 パカッ☆! ネチャ〜……。


「どれどれ〜……。うわぁ〜……、何これ……。とてもグチャグ――じゃなくて、本当に中が鮮やかにキラキラと輝いてるんだけど☆!」


「フフッ、そうね♪ 見るからにおぞまし――じゃなくて、ちゃ〜んとピカピカと美しくキレイになっているわね♪」


「うんうん☆! 中身は完全にグロテ――じゃなくて、最高のハーモニーに仕上がっているね♪ とりあえず完璧と言ったところかな♪ 私の凄腕バーテンダー並みのシェイクぶりをもっと褒めるが良い♪ エッヘン☆!」


「アハハッ☆! もぅ〜リコりんったら、レイちょんがさっき言ったこととっても気に入ったみたいね♪」


「フフッ♪ それはとても光栄ね♪ でも確かにリコりんのシェイクぶりはまさに天才そのものだったわ♪」


「えっ、そんなに!? エヘヘ〜、レイちょんからそう言われると何だかとっても嬉しいなぁ〜♪」


 奥村のカバンの中身を見てみると、そこには見事なカクテルブレンドで混ざり合ったノートや教科書などがあり、私たちはその惨状――じゃなくて、華やかさぶりに凄く盛り上がっていたの♪


 これで奥村のカバンの中身も無事に鮮やかにキラキラと輝かせられたわね♪ 見ててとっても楽しかったわ♪ それと、実はあまりの出来栄えに私たち全員笑いをこらえるのに凄く必死だったの♪ てへっ♪ だって、どこからどう見てもゲテモノにしか見えないもん♪ ププッ♪



「それじゃ、カバンの本来の持ち主である奥村のクソ女にも、この中身をぜひ見せなくちゃね♪」


「そうね♪ この女の苦しむ顔を早く見たいしね♪」


「どんな反応するのかとっても楽しみだね♪」


 それから私たちは、奥村本人にもこのカバンの中身を見せつけてやることにしたの♪


 まあそもそも、それが本来の目的だしね♪

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ