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メインディッシュの始まり

 ジャ〜……。


「……」


「アハハ〜☆! コイツの目もう死んでるんですけど〜♪」


「まるでセミの抜け殻みたいでとても気持ち悪〜い♪」


「アハハ☆! もぅ〜、2人共上手く言いすぎ♪ それめっちゃ面白いんだけど☆! 笑いすぎてお腹壊れちゃう♪」


 それから私たちはイベントの続きとして、いつものように奥村のクソ女をいじめ始め、牛乳やジュースとかを頭からぶっかけたりしてとっても楽しんでいたの♪


 ヤバイ☆! この女をいじめるのマジですっごく楽しいんだけど☆! やっぱりメインディッシュは最高ね♪


「っ……!」


「ハァッ? だから睨み付けるんじゃないわよ!」


 ダンッ!


「ぐはっ……!」


「アハハッ☆! レイちょんナイスぅ〜♪ もぅ〜、最高☆!」


「今のはとても良い一撃だったね♪ レイちょん、ナイスキックだよ♪ ハァ〜、それよりさっきの動画に撮っておけば良かった〜! 何だかすっごく面白そうだったし♪」


 私たちが奥村をいじめることに楽しんでいると、奥村のクソ女は相も変わらずバカの一つ覚えにこっちを睨み付けてきたので、ムカついた私は奥村の頭を踵落としで思いっきり蹴り飛ばしてやったの♪


「……」


「キャ〜♪ ダンゴムシみたいにうずくまっててチョ〜キモいんだけど〜♪」


「これじゃまるで本当にゴミ虫そのものだね♪」


「もぅ〜、また上手いこと言わないでよ〜♪ それから――」


 ガシッ!


「っ……」


 奥村の脳天を踵落としでブチ割った私はその後、奥村の髪をガッシリ掴んで視線をこっちに向けさしたの。


「アンタは私たちに感謝することね♪ 地味で陰キャなアンタをこ〜んなにも鮮やかにキラキラと輝かせたんだから♪」


「うんうん☆! 私たちのおかげでアンタはとってもピカピカになったんだから素直に感謝しなさいよね♪」


「そうそう♪ 私たちが他人をコーディネートすることなんて滅多にないんだから♪ 何しろアンタはそれが一番のお似合いだしね♪」


「確かに♪」


「「「キャハハハッ☆!」」」


「っ……!」


 奥村の髪を掴んだ私は奥村に対して、私たちがゴミなどを使ったおかげで鮮やかにキラキラと輝かせたことをあえて皮肉を込めて言ってやったの♪


 汚いものには汚いもので輝かせてやらなきゃね♪


 

「そうだ♪ せっかくだからカバンの中身も鮮やかにキラキラと輝かせよう♪」


「っ……!?」


「良いね、それ♪ 賛成♪」


「エリ、ナイスアイデアだよ♪」


 奥村の今の姿を見て盛り上がっていると、ここでエリからカバンの中身にも同様にすることを提案され、私もリコりんも即座に賛成していたの♪


 フフッ♪ な~んか増々面白くなってきたじゃない♪ どうせならここはもっとも〜っと奥村のクソ女を絶望に染めてやらなきゃね♪

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