2才になったアリア・シャルトレーヌの成長ぶり
「ぅ〜あ〜、ぅ〜あ〜」
テクテク……。
「キャ〜☆! 見て見てあなた〜♪ アリアが歩けるようになったわ♪」
「あぁ、本当だな! アリアが歩けるようになるなんてまるで夢みたいだぜ……! くぅ~……、パパ感動して涙が出ちゃったぜ……!」
転生してから最初の誕生日を迎えてあれから更に1年が経過し、現在私は2才になって自力で歩けるようになったの♪
それにしても、見事なまでの親バカぶりだね……。まあでも、それぐらい我が子をとても愛してるって証拠だよね♪ そう思うと何だかとっても嬉しいわね♪ それに親が子の成長する姿を見るのはきっとかけがえのない日々で、とても幸せな時間だと思うの♪ だから私もこの幸せな思い出をしっかり大切にしなくちゃね♪
「ぅ〜あ〜♪ ぅ〜あ〜♪」
テクテク……。
「ご主人様と奥様の言う通り、アリアちゃんが歩けるようになったのは本当に感無量ですね……♪」
「うんうん☆! これこそまさに成長の証だよね♪」
「アリアちゃんがとても立派になられて僕も凄く嬉しいです」
いやいや、私まだ2才なんだけど!? メイさんたち、私のこといくらなんでも美化しすぎでしょ!? まあでも、悪い気はしないしむしろ凄く嬉しいんだけどね♪ ニヒッ♪
私が歩けるようになったことに両親だけじゃなく、メイさんたちもとても感動していたの♪
人々を魅了し、みんなを笑顔にする……。赤ちゃんパワーの凄さを改めて感じるわね……。もしかしたら赤ちゃんって、ある意味浄化魔法の持ち主かも♪ だとすると凄く最強ね♪ だって赤ちゃんにとって、みんなを幸せにする力はとても絶大だしね♪
「ぅあ〜……」
せっかくだからちょっと甘えてみようかな♪
「ぅ〜あ〜、ぅ〜あ〜」
テクテク……、ギュッ♪
「ん? どうしたんだアリア?」
それから私はあることをお願いするためパパの元へ歩き、そのままパパの右脚に抱き付いたの♪
「ぅっあ〜♪」
「そうか! 抱っこしてほしいのか! いいぞ〜、それっ!」
「ぅあ〜♪」
「くぅ~、アリアはやっぱり無邪気でとっても可愛いぜ!」
私がパパにお願いしたあること、それは抱っこしてもらうことだったの♪
ここは赤ちゃんらしく、家族に甘えてみたくなったんだよね♪
というか今でも不思議に思うけど、みんな相変わらず私の赤ちゃん言葉に理解しすぎでしょ!? マジで本当に凄いと思うんだけど!! もしかしてそういうチート能力の持ち主なんじゃ……? いや……、流石にそれはないよね……。ただそう思うぐらい凄いと思ったのは事実だけどね……。あはは……。
「ぅあ〜♪ ぅあ〜♪」
「フフッ♪ アリアったらパパに抱っこされてとっても気持ち良さそう♪ せっかくだからほっぺたプニプニしちゃお♪ えいっ♪」
プニッ♪
「ぅあ〜♪」
「キャ〜☆! 笑顔もとっても可愛すぎる〜☆! もう幸せすぎて眼福です♪」
「奥様凄く嬉しそうですね♪ でも確かにアリアちゃんの笑顔を見てるととても幸せな気持ちになりますね♪」
「うんうん♪ それと癒やしの効果もあるよね♪」
「そうですね。僕もそう思います」
みっ……、みんな〜……☆!
ママやメイさんたちの会話のやり取りを聞いて、私は心がポカポカとしてとても嬉しい気持ちになっていたの♪
「せっかくですから、私たちもアリアちゃんのほっぺたにプニプニしてみたいですね♪」
ん……?
「うんうん♪ もちろん私も賛成〜♪」
「僕も賛成ですね」
んんっ……!?
「おい、メイたちずるいぞ! ここはアリアの父親であるパパが最優先だ!」
「「「もちろん、そのつもり」でございます♪」だよ♪」です」
ま〜た何か始まったんだけど……。あはは……。でも楽しそうだし、別にいっか♪
そしてママが私のほっぺたをプニプニしたのを皮切りに、パパやメイさんも続けて私のほっぺたをプニプニしてとても癒やされていたの♪
転生してからの今の日常生活、私やっぱりとっても大好き♪




