今日1日を終えて 前編
「フゥ〜……、何だかとっても疲れたわね……」
「私も……」
「確かにとっても疲れたよね……」
「リラもとっても疲れた〜!」
入学式を終えてその後の教室でのクラス会を終えると、私たちはそれから図書室(これも凄く豪華だった……)とかに寄ったり食事や入浴を済ませたりして、現在自分たちの寮の部屋に戻っていたの。
「今日は入学式もあったりして、やっぱりとっても大変だったよね……」
「うん……、とても大変だった……」
「アリアの言う通り、私もそう思うわ……」
「リラもみんなと同じ気持ち……」
寮の部屋に戻った私たちは、入学式など色々あった影響で今日はとても大変でかなり疲れたことを話していたの。
「それと本当に色々なことがあったよね……」
「うん……、確かに色々あったね……」
「えぇ……、そうね……。一部思い出したくないのもあるけど……」
「うん……。リラもルーシーと同じ気持ちだよ……」
それから私たちは今日1日のことについて振り返っていたの。
今日全体を振り返ってみると、楽しい気持ち7割・嫌な気持ち3割ってところかな……。本当あの一件さえなければ楽しい気持ちも10割になっていたはずなんだけどね……。そう……、あの一件さえなければ……。
「それってやっぱり……、カインたち――」
「リラ、あの人たち嫌い!!」
「うん……、その気持ち凄く分かるよ……」
ルーシーがさっき言った一部思い出したくないもの、それはもちろんカインたちのことで、エレナがそのことについて触れようとすると、リラは耳と尻尾を逆立てながらすぐさま反応し怒り気味にカインたちのことが嫌いであることを明かしたの。
リラがそう思うのも無理はないわね……。
「私もカインたちのことはとても嫌いかな……。だってアイツら散々みんなのことを馬鹿にしていたしね……」
「うんうん、本当にそう! あとどこか凄く見下すような態度も取っていて、何だかとても腹が立ったよね! 私もアイツらのことはかなり嫌いだよ!」
「私も同感ね……。それにリラのことを散々ボロクソに言って心の傷を負わせたからね……。だから当然アイツらのことは絶対に許さないわ……!」
リラに続いて、私たちもカインたちのことが嫌いであることを明かしたの。
やっぱりみんな、カインたちのことが嫌いだったみたいね……。まあ当然よね……。
「うん……。リラもあの人たちのこと絶対に許さない……。ルーシーの言う通り、あの人たちに好き放題悪口言われて、リラ凄く辛かった……。でもルーシーが助けに来てくれて、リラとっても嬉しかった……♪」
「うんうん♪ あの時のルーシー、勇敢に立ち向かってとても格好良かったよね♪」
「そうそう♪ 本当に凄く素敵だった♪」
それからリラは、あの時ルーシーが助けに来てくれたことにとても嬉しかったことを話し、私もエレナもリラの話にとても共感していたの♪
「みんなありがとう♪ そりゃ親友があんなに辛い思いをしていたんだもの……。助けに行くのは当然じゃない♪」
「ルッ……、ルーシー……☆! そう言ってくれてありがとう♪ ルーシーとっても大好き☆!」
「わっ!? ちょっ、リラ!?」
「エヘヘ〜♪ 嬉しさから来るハグだよ♪」
「もぅ〜……、リラったら〜……」
「ふふっ♪ やっぱり2人の絆はとても固く結ばれているね♪」
「うん、そうだね♪ 2人の仲良しぶりを見てると、何だかとっても癒やされちゃう♪ 見てるだけで凄く幸せな気持ち♪」
ルーシーの言葉を聞いて、リラは涙を流してとても感激し、そのままルーシーにハグをしていたの♪
そしてそんな2人のやり取りを見ていた私とエレナは、2人の絆やその仲良しぶりに心がポカポカとして凄く癒やされていたの♪
2人の絆はと〜っても尊いです☆!




