表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
127/155

その後のリラの様子

「みんな無事に席に着いたみたいね♪ では今からホームルームを始めたいと思います♪」


 担任の先生の指示に従い、私たちはそれぞれ自由に選んでいた自分の席に座ったの。


 カインたちが招いた一連の騒動の影響により、みんなどことなく暗い気分になっているわね……。本来ならもっと楽しい気分になるはずだったのにね……。アイツらのせいで全てが台無しになってしまったわね……。


 

「ねぇ、ルーシー。リラはあれから大丈夫?」


「うん、大丈夫だよ♪ 無事に泣き止んで、今はとっても元気な状態になってるわ♪」


「エヘヘ〜……、みんな心配かけてごめんね……。でもこの通り、リラはもう大丈夫だよ☆! イェイッ♪」


 ルーシーにリラがあれからどうなったのか聞いてみるとどうやら無事に元気になったみたいで、リラもピースサインをして元気になったことをアピールしたの♪


「良かった……♪ どうやらいつもの元気なリラに戻ったみたいだね♪ もうすっごく心配したんだから……!」


「うんうん……! 私たち本当にリラのことすっごく心配したんだからね……! でもリラが再び元気になってくれてとっても嬉しいよ……♪」


「そっか……♪ うん……、アリアもエレナもリラのこと心配してくれて本当にありがとう……♪ 2人の気持ちそれだけでリラはとっても嬉しいよ……♪」


「良かったね……、リラ……♪」


「うん……☆!」


 リラが再び元気な姿を見せてくれたことに私とエレナは嬉し泣きをしながらホッと胸を撫で下ろし、リラもそれを受けてもらい泣きし感謝を述べていたの。


 よく見てみるとリラの目がかなり腫れていて、あれからずっと泣き続けていたのが見て分かるわね……。でもそれはルーシーが温かく受け止めてくれたおかげで、リラも辛い気持ちを外に出すことが出来て気分が楽になったからだと思うんだよね♪ それぐらいお互いのことを大切に想い合っている証拠だよね♪


 それとリラが笑顔で私たちに接してくれているけど、その表情はどこかぎこちなく感じるの……。これに関しては多分間違いないと思う……。だって私もそんな表情をしたことがあるから……。


 まあ無理もないわね……。カインたちから受けた心の傷は相当なものだからそう簡単には中々癒えることは出来ないと思う……。ルーシーやセムレンのおかげでリラの心はあれからだいぶ良くなったと思うけど、今見せている笑顔はまだ無理して作っている感じにも思える……。


 きっとリラは私たちに心配かけまいとどこか無理して自分はもう大丈夫であることを伝えているようにも思う……。そう考えると心が痛いわね……。


 といってもリラが元気になったのは本当のことだけどね。そこはポジティブに捉えていかなくちゃね♪ うんうん♪ そしていずれはきっとリラの笑顔をもっと明るく出来るように私たちも頑張らなくちゃ☆!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ