あまりにも狂った思考回路
「あなたそれ本気で言ってるの……?」
「あぁ、本気さ。俺にとって女ってのは性の道具として俺様を喜ばせるためのアクセサリーやおもちゃに過ぎないからな。つーか、女ってそれぐらいしか価値がないだろ?」
「「「なっ……!?」」」
私はリーダー格の男にさっきの発言を本気で言っているかどうか恐る恐る聞くと、リーダー格の男は不敵な笑みを浮かべて本気でそう言っていると平然に答え、その上聞くに堪えない発言も繰り出し、私たち女子の怒りは更に込み上がっていたの。
これ以上一体どれだけ私たちを怒らせたら気が済むの……?
「ヒュ〜、流石カイン様。何とありがたいお言葉! これで女共に自分たちの存在価値を分からせてやりましたね!」
「そしてカイン様が飽きてポイッと捨てられた女たちを今度は僕たちが代わりに性の道具として使ってリサイクル利用するというこれ以上ないほどの素晴らしさを誇りますからね。カイン様は本当に素敵なお方だと思います」
「だろ? もっと褒めてもいいんだぜ」
「「「っ……」」」
コイツら……、思考回路があまりにも狂ってる……。
リーダー格の男と取り巻きの男たちのあまりの最低な発言に、私たち女子は全員顔を青ざめて絶句しドン引きしていたの……。
つまりコイツらにとって、女性という存在はただの性のはけ口としてしか考えていないみたいね……。本当にどうしようもない正真正銘のクズね……。
「ふっ、ふざけないで! 私たちのことを何だと思っているの!?」
「そうよそうよ! いくらなんでもひどすぎるわ!」
「あなたたちのその考え、完全に間違っているしあまりにも狂っているわ! 正気なの!?」
「あぁっ? 誰に口聞いてんだ?」
「「「ヒッ……!」」」
「いいか? お前ら女たちはおとなしく黙って俺たちの性奴隷になってればいいんだよ。分かったか?」
「「「あっ……、あっ……」」」
「チッ……! クソ女共が泣くんじゃねぇよ」
あのリーダー格の男、他の女子たちを完全に泣かせたわね……。同じ女子として凄く許せないわね……。
コイツらの好き勝手な発言にクラスの女子たちは遂に堪忍袋の緒が切れて男たちに怒りの反論をするも、リーダー格の男が眼光を鋭くしてすぐさま睨み付けて恐怖でこの場を支配し、その影響でクラスの女子たちは圧力に呑まれそのまま泣き出してしまったの……。
それにしてもさっきから見下した態度と言い、更には相手を泣かせるなんてマジで最低で卑劣だし、私ももう流石の我慢の限界ね……。
「フッ、まあいい。それとお前ら男たちは俺たちの下僕になってもらうからな。いいな?」
「「「なっ……!?」」」
今の発言で、今度は男子たち全員も完全に敵に回したわね……。
そしてリーダー格の男は続けて、今度はクラスの男子たちに対して自分たちの下僕になってもらうというこれまたとんでもない発言を繰り出し、それを聞いたクラスの男子たちはそのことに腹を立て拳を握り締め怒りを露わにしていたの。
コイツらってどうやら本当に敵を作るのが好きみたいね……。何というかとんでもなく悪趣味ね……。




