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転生してから最初の誕生日 後編

 まず1つ目は、アレンさんが今日は特別な日と言ってくれたこと。これは間違いなく私の誕生日を意味しているわね♪ といっても私自身、今日が自分の誕生日だってことはすっかりと忘れていたけどね……。あはは……。


 次に2つ目、ママが本日の主役が登場って言ったこと。今回の場合、この主役に当たるのは今日が誕生日である私になるわけね♪ 最初この発言を聞いたとき少しだけ引っかかりを覚えたけど、言葉の意味が分かった今となっては凄く納得だね♪


 それと3つ目、みんなが何かを隠すようにして立っていたこと。これは単純にサプライズで私を驚かせて喜ばせるためのものだったの♪ 確かに誕生日とかの祝福イベントだとサプライズであっと驚かせて喜ばせたくなるよね♪ そして隠していたその先にはさっき見せてくれた特製ケーキの他にも、実は七面鳥やアップルパイなどの豪華な料理が食卓に並べられていたの♪ これらは大人のみんなが食べるやつだよね♪ いつか私も食べてみたいな♪


 それから4つ目、ソフィアさんとアレンさんが厨房で何かをしていた件について。これはもう完全にアレだよね♪ 1つは私専用の特製ケーキを作ったこと♪ そしてもう1つは大人のみんなが食べる用の豪華な料理を作ったこと☆! 食卓の光景を見れば一目瞭然だよね♪ メイさんと一緒にお掃除をしている時に2人が厨房で何かをしているのに気付いてずっと気になっていたから、無事にその答えが分かってとてもスッキリしたわ♪


 最後に5つ目、メイさんが私に隠し事をした件について。これはもう単純にサプライズとして私の誕生日を祝う予定だったんだよね♪ そりゃ秘密にしたくなるのも当然よね♪


 以上のことから察するに、みんな私を喜ばせるために誕生日パーティーを開いてくれたんだよね♪ みんな、本当にありがとう☆! それによく見てみると、部屋にはたくさんの飾り付けがされているしね♪ 私の誕生日のためにここまでしてくれるなんてとても感謝感激です☆!



「それじゃ、せ〜の!」


「「「「「ハッピバースデートゥーユー♪ ハッピバースデートゥーユー♪ ハッピバースデー、ディアアリア(ちゃん)〜♪」」」」」


 フゥ〜……。


「「「「「ハッピバースデートゥーユー♪ おめでとう〜☆!」」」」」


「ぅあ〜♪ ぅあ〜♪」


 そしてパパの掛け声と共に、みんなは誕生日の定番ソングを歌い始め、私はそれに合わせてろうそくの火を消すと、その後みんなから祝福されこうして私は無事に1才を迎えることとなったの♪


 前世では最初の頃はよく祝われていたけど、両親が共働きだったのもあり、途中からは机にお金と手紙が置かれていて、手紙には『それでケーキや好きなものを買うこと』といった内容が書かれており、私はその指示に従ってケーキや好きなものを買って1人で誕生日を過ごしていたんだよね……。だからこそ、転生してこうしてまた誰かから久しぶりに祝われて凄く嬉しい気持ちになってる自分がいるんだよね♪


 ちなみに、ろうそくの火消しはみんなで一緒にやったものなの♪ まあその理由として、一応中身は女子高生である私なんだけど、見た目に関しては完全に赤ちゃんの姿だしね……。だから当然息を吹いて上手く消すことが出来ず、みんながサポートして一緒に息を吹いて消したっていうのが本当の真相なの♪


 とはいえ、みんなでこうして一緒にろうそくの火を消すのも案外悪くないわね♪ 何だかとっても幸せ♪ ふふっ♪



「それじゃ、アリア。はい、あ~ん♡」


「ぅあ〜♪」


 パクッ♪


「どう、美味しい?」


「ぅあ〜♪ ぅあ〜♪」


「キャ〜☆! やっぱりとっても可愛いすぎるんだけど〜♪ 流石私たち自慢の娘ね♪」


「だな! それじゃ、パパもアリアにあ~んしようかな?」


「あっ、ずる〜い! 私もアリアちゃんにあ~んしたいな♪」


「僕も同じくアリアちゃんにあ~んしたいですね」


「みなさん考えてることは同じですね♪ もちろん私もアリアちゃんにあ~んしたい気持ちです♪」


「ぅあ〜……」


 なっ……、何か凄いことになってるわね……。あはは……。


 それから私はママに特製の誕生日ケーキをあ~んされたのを皮切りに、パパやみんなからもあ~んされたりして、転生してから最初の誕生日をとっても楽しんだの♪


 みんなからこ〜んなにも可愛いがられ愛されてることに、私は今凄く幸せな気持ちです☆! おかげで今日はと〜っても素敵な誕生日になったよ♪

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