転生してから最初の誕生日 前編
「アリアちゃん、そろそろご飯の時間でちゅよ〜♪」
「ぅあ〜♪ ぅあ〜♪」
それからしばらくすると、両親も家に帰って来て気付けば時間はもう夜になっており、晩御飯を食べるため私はメイさんに抱きかかえられたまま一緒に食卓へと向かっていたの♪
ようやく夜を迎えたわね♪ メイさん曰く夜には隠し事の正体が分かるみたいだから、それが何なのかこの目にしっかりと焼き付けるんだから☆!
「おっ、来たか!」
「遂に本日の主役が登場ね♪」
ん……? 主役……? それって一体誰のことなんだろう……?
食卓に到着すると、ママの発言に私は少しだけ引っかかりを覚えたの。
「ご主人様、奥様、お待たせいたしました♪ それとソフィアもアレンもありがとうございます♪」
「うん、どういたしまして♪ 今回は腕によりをかけて作ったからとっても楽しみにしててね♪」
「何しろ今日は特別な日ですしね」
「そうそう♪」
特別な日……? 今日はそんな記念的なことってあったのかな……? う〜ん……、考えても全然分からないや……。
アレンさんが今日は特別な日と言ったことに、私はそれが何のことかさっぱり分からず頭を悩ませていたの。
「ぅあ〜……」
それに、みんなは何かを隠して立っているようにしか見えないわね……。その先には一体何があるんだろう……? そういえばさっき、ソフィアさんが腕によりをかけて作ったって言ってたけど、もしかしてそれと何か関係あるのかな……?
「それでは、そろそろ始めるとしましょうか♪」
「おぉ、そうだな!」
「えぇ、そうね♪」
「うん、そうだね♪ そろそろ始めよう♪」
「そうですね。それが良いと思います」
「ぅあっ?」
一体何を始めるんだろう……?
するとここで、みんなが何やらコソコソと準備を始めていて、私はその光景を見てますます意味が分からなくなり、頭の中に?マークを増やし続けていたの。
「それじゃ、せ〜の☆!」
「「「「「アリア(ちゃん)、お誕生日おめでとう☆!」」」」」
「ぅあっ!?」
嘘……。今日って私の誕生日だったの……!?
そしてメイさんの合図でみんなは私の誕生日を祝福してくれて、それを聞いた私はとてもびっくりしていたの!
誕生日の存在は完全に抜け落ちていたわね……。
「そして本日の主役であるアリアちゃんには……、じゃ~ん☆! 私とアレンくんで作った特製ケーキをプレゼントしちゃいます♪」
「ソフィアと一緒に頑張って作りました」
みんなが私の誕生日を祝福すると、さっきまで何かを隠すようにして立っていたみんなは立ち位置を変え、その後ソフィアさんがアレンさんと一緒に作った特製ケーキを私にプレゼントしてくれたの♪
これがソフィアさんが言ってた腕によりをかけて作ったものの正体だったんだね♪ それに現在見た目が赤ちゃんである私に合わせて、特製ケーキはとても小さく作られていて、更にケーキの上には1本のろうそくがセットされているわね♪ 以上のことから、ちゃんと考えて作られているのが見て分かるわね♪ ソフィアさんとアレンさんに凄く感謝です♪
「サプライズ、上手く行ったかな?」
「はい♪ サプライズはとても上手く行きましたよ♪ その証拠にアリアちゃんは今とっても喜んでいます♪」
「ぅあ〜♪ ぅあ〜♪」
「あっ、本当だ♪ やった〜☆!」
そっか……♪ そういうことね……♪
この瞬間、私は全て理解したの。




