食堂でゆっくり団らん♪
「わ~い、食堂に着いた~☆! リラいっちば〜ん☆!」
「こ〜ら! リラったらはしゃぎすぎだよ」
「エヘへ〜……、ごめんつい……」
「へぇ〜、食堂の中ってこんな感じなんだね♪ 何だかとっても凄いかも♪ ねっ、アリア?」
「へっ!? そっ、そうね! とっても凄いかもあはは……」
いやいや、凄いどころじゃないでしょこれ!?
それからしばらくして、私たちは無事に食堂に着いたんだけど、食堂の中をいざ見てみると、その凄さに私はただただ圧倒されていたの……。
食堂の中を一言で表すなら『豪華』。もうこの言葉に尽きるわね……。中はかなり広いし、煌びやかな雰囲気を纏っていて、そこはまるで高級レストランと言った感じね……。
それにしてもロビーや寮の部屋だけじゃなく、まさか食堂までこんなにとても豪華だなんて……。レイゼルート学院は一体どれだけのお金を持っているって言うの……? もう凄いを通り越して、ただただ呆れるしかないわね……。
そういえば、入学費は確か凄く高かったわね……。ハァ〜……、この時点で色々と察した方が良さそうね……。とりあえず、レイゼルート学院は凄い学校なんだと改めて実感しちゃうわね……。まあそりゃ、伯爵の息子もこの学校に入学するぐらいだしね……。
「ねぇねぇ、早く食べたい物を選んでどこかに座ろう♪」
「ふふっ、そうね♪ リラの言う通り、まずは食べたい物を選ばなくちゃね♪」
「アリアは何食べる? 私はオムライスにしようと思うの♪」
「う〜ん……、私はハンバーグにしようかな♪ それも目玉焼きが乗ったやつをね♪」
「あっ、それ良いかも♪ リラもアリアと同じのにし〜ようっと♪」
そして私たちは食べたい物を早速選んでいき、私とリラは目玉焼きが乗ったハンバーグ、エレナはオムライス、そしてルーシーはカルボナーラとそれぞれ決め、それからは料理を運びながら開いている所にそのまま座ったの♪
「それじゃ、せ〜の☆!」
パチンッ☆!
「いただきます☆!」
「「「いただきます☆!」」」
席に座ると、リラの掛け声を先頭に私たちも手を合わせていただきますをし、それから食べ始めていたの♪
何かこういうのって前世での小学校の給食を思い出してちょっと懐かしく感じちゃうね♪
モグモグ……。
「う〜ん☆! 美味しい〜♪」
「うんうん、このハンバーグ凄く美味しい♪」
「オムライスもとっても美味しいよ♪」
「カルボナーラも凄く美味しいわよ♪」
「そうなんだ☆!」
私たちは自分たちの選んだ料理をそれぞれ食べ始めていると、あまりの美味しさにとても癒やされていたの♪
「う〜ん……。あっ、そうだ☆! ねぇねぇ、みんなの選んだ料理をそれぞれシェアして食べようよ♪」
「あっ、それ良いかも♪ 私賛成♪」
「私も賛成かな♪」
「私ももちろん賛成だよ♪」
「わ〜い、やった〜☆! みんなありがとう♪」
みんなの選んだ料理をそれぞれシェアして食べたいとリラが提案すると、私たちはリラの提案に賛成しシェアして食べることを決めたの♪
モグモグ……。
「う~ん☆! 目玉焼きが乗ったハンバーグもとっても美味しいね♪」
「でしょ? こっちのオムライスも凄く美味しいね♪」
「うぅ〜……、人参自分で食べなきゃダメ……?」
「ダ〜メ! 好き嫌いは良くないよ!」
「は~い……」
あっ……、あはは……。リラはシェアを利用して、自分の嫌いな食べ物である人参をルーシーに食べさせようとしたけど駄目だったみたいね……。でもそういうところ、ちょっと可愛いかも♪
とまあこんな感じで、私たちはシェアして食べるのもとっても楽しんだりして、食堂でゆっくり団らんと過ごしていたの♪
エレナたちとこうして一緒に楽しく食べることが出来てすっごく嬉しいよ♪ そういえば、前世での給食の時も最初らへんはこうしてとても楽しかったりしたよね……。何だか凄く懐かしいわね……。今のこの幸せもとても大切にしなくちゃね♪ この幸せがこれからも続くことを願うばかりです♪




