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私に隠し事

「ぅ〜あ〜♪ ぅ〜あ〜♪」


「アリアちゃん、お掃除とっても上手に出来てますよ♪」


「ぅあ〜♪ ぅあ〜♪」


 みんなからこれ以上ないほどたくさん愛でられた私は、現在メイさんと一緒にお掃除をしていたの♪


 ちなみに両親は現在仕事のため家におらず、今家にいるのは私とメイさんたちだけなの。


 そういえば、パパとママって一体どんな仕事をしているんだろう……? う~ん……、すっごく気になるなぁ〜……。よし☆! いつかパパとママの仕事場に行ってみようかな♪ そうすれば、パパとママがどんな仕事をしているのか絶対に分かるしね♪


 それと、お掃除ってこんなに楽しいものだったっけ? 一応メイさんのお手伝いとして頑張っているんだけど、今めっちゃ楽しんでいる自分がいるんだけど☆! この気持ちって一体何なんだろう……? う〜ん……。あっ、そっか☆! きっと誰かとこうして一緒に作業することによって、やりがいがあってとっても楽しい気持ちになれるんだね♪ だとすると凄く納得かも♪


 この気持ちを気付かせるきっかけを与えてくれたミューナに凄く感謝感激です♪



「ぅ〜あ〜♪ ぅ〜あ〜♪ ぅあ?」


「ここをこうして……」


「なるほど。それは良いですね」


「ぅあ〜……」


 その後も私はハイハイしながらメイさんと一緒にお掃除を続けていると、厨房で何かをしているソフィアさんとアレンさんを発見したの。


「アリアちゃん、どうしたの? 厨房の方を見ちゃって」


「ぅあ〜、ぅあ〜」


「あ〜……、なるほどね……。それはちょっと秘密かな♪」


「ぅあっ?」


 秘密って一体どういうことなの……?


 ソフィアさんとアレンさんが厨房で何をしているのかメイさんに聞いてみたんだけど、メイさんはなぜかそのことを明かさず秘密にして上手くはぐらかしたの。


 メイさんが秘密にするということは、ソフィアさんとアレンさんがきっと何か重要なことをしているのは確かね……。う~ん……、何だろう……? 何だか物凄く気になる☆!


「ぅあ〜……」


 それにしても、私に隠し事なんてかなり怪しいわね……。一体何を隠しているんだろう……? 秘密にされたから益々気になって仕方ないわね……。よし、こうなったら……!


「ぅあ〜☆!」


「アッ、アリアちゃん!?」


 もう直接2人に聞くしかないよね☆!


 ソフィアさんとアレンさんが一体何をしているのかどうしても気になってしまった私は、高速ハイハイダッシュで厨房へ強行突破を試みたの。けれど……、


 ガシッ!


「ぅあっ!?」


「こ〜ら、ダメでしょアリアちゃん。勝手にどこかへ行っちゃ! めっ、ですよ。アリアちゃんは私と一緒にお掃除の続きをしましょうね〜♪」


 厨房へ強行突破を試みるも、当然のようにメイさんに止められてしまったの。


 まあやっぱりこうなるよね……。


「ぅあ〜! ぅあ〜!」


「ハイハイ♪ でも大丈夫だよ♪ 今日の夜には分かるから安心してね♪」


「ぅ……、ぅあ〜……」


 メイさんに抱えられた私は必死に抵抗しようとするも当然敵うはずもなく、ここは素直にメイさんの指示に従って一緒にお掃除の続きを再開したの。


 メイさんに上手くはぐらかされてしまって何か釈然としないわね……。とはいえ、今日の夜には分かるみたいだから今はそれまでの辛抱ね♪

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