メイキング4 GIFアニメ
GIFアニメにするのに、パソコンでGIMPという画像編集・処理ソフトを使います。
アニメの詳しい作り方は、GIMPの使い方を調べる方が早いと思います。
ただ、ちょっと気をつけないといけない部分があったりするので、それを含めてアニメ作りの方法を書いておきます。
まず、描いたイラストをスキャナーでスキャンします。
スキャンできたら、そのイラストをGIMPで開きます。
色鉛筆の絵は、スキャンするとすごく薄くなります。
なので、「トーンカーブ」で色の調整をして、濃くします。
スキャナーによって色が全然違ったりするので、イラストの状態を見て、「色相-彩度」を変えることも。
今回のイラストは、ここで顔の色を塗り直しています。
肌を均一に塗っておかないと、綺麗なアニメにならないので。
更に、瞬きするアニメにするために必要な瞳のパターンを4つ準備しました。
今回は瞳の部分だけが必要なので、その部分を元の絵にコピーして貼り付けます。
ちょっとホラーな感じになってしまいました。
次に、画像の縮小をするのですが……ここで注意!
活動報告とか挿絵とかで動くイラストにしたいなら……画像のサイズは、ピクセル580×580以下にすること!
大きいと動いてくれません!
というわけで、このイラストは570×540というサイズに縮小してみました。
その後、「フィルター」というところにある「アニメーション」という部分から「GIF用最適化」をします。
GIF形式というのにしないと、アニメにできないので。
最適化をしたら、いよいよアニメ作りを開始!
パラパラアニメを作るのと同じ感覚で、少しずつ変化をつけたイラストを順番に表示させることにより動きをつけます。
なので、「レイヤー」というのを重ねて、イラストを一枚一枚並べていく必要があります。
新しいレイヤーを作成し、その上に瞳の部分をコピーして貼り付けて。
そのレイヤーをコピーして、並べて、またコピーして……。
今回のイラストは、合計15枚のレイヤーを並べることになりました。
レイヤーを順番通りに並べ終わったら、どのイラストを何秒表示するかを設定!
レイヤー名の後ろに(100ms)とかつけると、時間設定ができます。
個人的に好きなのは、(500ms)とか(1000ms)。
たぶん1000msって一秒のことだと思う。
アニメーションの再生をして動きを確認しつつ、何秒表示するのがベストかを試行錯誤して、納得したら作業終了。
保存する時に「アニメーションとしてエクスポート」「無限ループ」にチェックを入れて、無限に動くイラストにします。
すると、動くイラストが完成!
というわけで、イラストの制作過程――メイキングはここまでになります。
次からは、今まで描いたイラストをのせていきます!