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私たちは青春に飢えている ~茅ヶ崎ハッピーデイズ!~  作者: おじぃ
卒業旅行!

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飯坂温泉!

「ひゃっほーい! さあさあ着きました今回の目的地、飯坂いいざか温泉! 駅の目の前にスクランブルなようでそうじゃない交差点! 右手に川、斜め前に観光案内所、後ろに駅とコンビニ!」


 フルーツの香りがする夢のような女子、白浜沙希、みちのく福島は飯坂温泉に初上陸でございます! 茅ヶ崎の大海を知る井の中の蛙に待ち受けるプレシャストラベルのはじまりはじまり!


「意外と栄えてるんだな」


 陸が周囲を見回しながら言った。川沿いに旅館と思しきコンクリートの建物がぎっしり並び、それに絡みついたつたが鮮やかに紅葉している。趣ありますなあ。


「山の中の温泉街っていうからそんなに建物がないと思ってたけど、道路がきれいに舗装されてて、整った街だね」


 まどかちゃんの的確な解説。私が思っていることを見事に表現してくれた。


 海と里山の街、茅ヶ崎とは正反対の山の趣がある温泉街。湘南ガールにとっては新鮮な景色!


 旅行の計画を立てるため私の部屋に集まったとき、まどかちゃん、つぐみちゃんと調べたところによると、この地には『けんか祭り』というイベントがあるようで、まどかちゃんは「よーし、いっちょ福島で暴れて来るか」と肩を慣らしていた。この旅行中はお祭りやらないし、みだりに喧嘩売っちゃだめ。


 とりあえず観光マップをもらいに駅から斜め向かいの観光案内所に入った。入るとさっそく喧嘩が好きそうな勝ち気な女の子のご当地キャラクターさんがお出迎え。私とまどかちゃんがスタッフのマダムに観光案内をしてもらったりマップをもらっている間、つぐみちゃんと自由電子くんは右奥のお土産コーナーをまじまじと見て、気になった商品を次々と手に取っていった。あ、いま自由電子くんが取った赤べこの手帳かわいい。私も買おう。


 観光案内所で手帳やキャラクターグッズ、揚げまんじゅうなど各々気になった品を買い込み、外に出た。まどかちゃんは勝気な女の子のキャラクターにシンパシーを感じたようで、置いてあったグッズを一通り購入した。つぐみちゃんも同様。私も数点購入。いいね、こうやってご当地で出迎えてくれるキャラクター。


「どこ行こっか」


「とりあえず、この愛宕山あたごやま公園ってとこはどうだ?」


 陸が提案した。


「いいんじゃない。行ってみようか」


 と、まどかちゃん。


 ということで、みんなの同意を得てとりあえずこの近くにある愛宕山公園に行ってみよう!

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