江ノ島へ気軽に行ける日常、だと?
『バスのりおくれ』に続いて、先日公開した『江ノ島ランニング』を曲間のMCなしで披露。つぐみちゃんが奏でるキーボードが表立って聴こえるのんびりした楽曲。
福島県出身の私は、ランニングで気軽に江ノ島まで行けるとかいう異世界転生じみた日常にオタクドーパミンがドパドパ。『転生したら異世界で図らずもアニメ聖地巡礼が日常になっていました』なんてタイトルで1本描けそう。あのアニメにもそのアニメにもかのアニメにも描かれている、多作品の聖地を一度に巡礼可能な有能スポット、江ノ島。全然のんびりなんてしていられない。じっとしていたらドーパミンが穴という穴から噴き出してきそう。
◇◇◇
『江ノ島ランニング』
・作詞、作曲∶白浜沙希
眠い目擦って江ノ島へ走る
ルーティーン休日の朝
建物や木々でゴールは見えないな
なんだかいつも気が遠いや
自販機で一つ缶コーヒーを買う
そよ風が撫でるラチエン通り
『苦しい』を『幸せ』と思えるほど出来た自分じゃないけど
それでもいつかに『幸せ』があると信じてる
果てない旅路はここよりもずっとずっと遠く広くて
その中にある『好き』を探してく
歩いたり走ったり休んだりしてね
ああ、頑張ったな、自分なりに頑張れたかな結構サボっちゃったな
色んな想いを巡らせて
行き着く先が心からの『幸せ』ならいいな
少し目が覚めてきたかな
松林を抜けて江ノ島が見えた
それでもまだちょっといやかなりしんどいな
ここまで来ても気が遠いや
サボリ癖で立ち寄る朝マック
栄養補給が実は大事だ
わかっていても疎かにしがちな常識は
渦の中では非常識になる
手を差し伸べてくれる誰かがいればいいけど
現実はそう芳しくもない
それでもいつかに『幸せ』があると信じてる
行きたい場所はここよりもずっとずっと遠く広くて
きっとそこにある『幸せ』を探してる
歩いたり走ったり休んだりしてね
ああ、頑張ったな、自分なりに頑張れたかな結構サボっちゃったな
それを繰り返して
鈍足でも終点までは走る
帰ったら豆乳でも飲んで
ココロとカラダをケアしよう
『苦しい』を『幸せ』と思えるほど出来た自分じゃないけど
それでもいつかに『幸せ』があると信じてる
果てない旅路はここよりもずっとずっと遠く広くて
その中にある『好き』を探してく
歩いたり走ったり休んだりしてね
それじゃちょっとまた重たい腰を上げよう
◇◇◇
「ということで、先日発表いたしました『江ノ島ランニング』をお聴きいただきました! 画面の向こうでみんながどんな反応してるか気になるよ」
ここで沙希ちゃんのMC。
え、動画撮ってたん? 良かった座ったまま身動きしなくて。
「私たちが住む湘南は都心よりちょっとだけ涼しくて、早朝なら辛うじてランニングできるくらいの気候なんですけども、帰ってくるころにはめちゃんこ暑くてクマゼミがシネシネシネシネー! って鳴いてて割とガチ目にメンタルにくるから、もうちょい涼しくなってからがおすすめです。
それでですね、お次は新曲を披露しようと思うのですが、いまはお盆! 還って行った命がみんなのもとへ帰ってくる時期。
中には病気とか事故とか、苦しいお別れもあるし、老衰っていうこの上ないお別れもあると思いますが、やっぱり哀しいものは哀しい。また会いたいって思うのは自然な感情だと思うし、なんなら自分が早く旅立ってしまえば、なんて想いに駆られたりもするかもしれません。普段は湘南人らしくおちゃらけて〜とかやっているのですけれども、ちょっと、ほんのちょ〜っとだけ、スマホとかテレビなんかも見たりして、命というものに向き合ってみました。それではお聴きください、新曲『命』」




