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純白の姫  作者: こころ
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第4話

どうも!メノウです!今回は客観視に見るそうです!しかし、王子様達は今、どこにおられるのやら……。えっ!この話で出てくるですと!?はっ早く知らせなくては~!!では本編へどうぞ!(綺麗な廊下を走っていき※よい子はまねしちゃだめですよ?)

真夜中。

人の気配もまばらな夜。

ほとんどの家が明かりを消している。

そんな中に、さほど大きくはない宿には、

ポッと明かりが灯っていた。

そこには今にも壊れそうなテーブル。

5つある椅子に4人の男達が座っていた。


「…んで、どうすんの?」

最初に声を発したのは、荒い口調の声の男。

「まぁまぁ、そう焦らないで」

そんな男をなだめるのは、どこかつやのある声の男。

「僕、眠たいよ」

2人の会話を無視したのは、女っぽい可愛いらしい声の男。

「…我慢しろ、もう少しだ」

1拍おいて男を注意したのは、どこか感情の入っていない、

しかしそこには冷静且つはっきりとした声の男。

そんな男達の顔を見てみるとこれまた、

誰もが見惚れるほどの顔をしている。


荒い口調の声の男の髪の色は、燃えるような赤色で両サイドの横髪が少し長めで後ろ髪は短髪で外に跳ねている。瞳は、赤に黒を混ぜたような紅色でつり目。左に八重歯のある口。


どこか艶のある声の男の髪の色は、海のような青色で胸の上くらいまであるセミロングにストレート。瞳は、緑に青を多く混ぜたエメラルドグリーンで、つり目でもタレ目でもないが優しさのある目。


女っぽい可愛らしい声の男の髪の色は、レモンのような黄色でショートカットで全体的にふわっとした感じ。瞳は、赤に黄色をたくさん混ぜた薄いオレンジでタレ目。


最後に言葉を発した声の男の髪の色は、何者にも染められないような黒色で後ろ髪が背中の方の首を少し覆うくらいの短髪で綺麗に切りそろえていないのか所々にくせっ毛がある。瞳は、今にも吸い込まれそうな漆黒の黒でややつり目。

この4人の共通点と言えば、肌の色が少しばかり白に近いが健康的な色だということである。


「…それで、会ってきたのか?」

黒い髪の男がそう言った。

赤い髪の男は心底、ぐったりしたような感じだ。

「まぁ…なんていうか…その……」

「どうしたの?」

黄色い髪の男が疑問符を付けて、赤い髪の男を見る。

「最初見たとき、自分の目を疑った。シルクみてーに綺麗なんだよ!」

赤い髪の男は今日会ったあの女の子の話をしているのだろう。

「で…その子はどんな感じだったの?」

青い髪の男が赤い髪の男を見ながら呆れ声で言う。

「あっあぁ忘れてた…それでさ!ほぼ全部、気づかれてんだよ!」

赤い髪の男がそう言った瞬間、あとの3人は目を見開いた。

「なっ!びっくりしたろ?」

すると黒い髪の男が少し考える素振りを見せる。

他の3人はそれをじっと待っている。


と、黒髪の男は確信したかのような笑みをし、こう言った。

「俺の推測では、その子は洞察力や判断力、理解力などあらゆる能力を持っている。相当、頭が良くなかったらそんな能力は働かない。で…お前はあのことを言ったんだな?」

みんな黒い髪の男を唖然と見つめていた。

「おい、聞いてるのか?」

「あっ…あっああ!言った言った!それであんたと話したいらしいよ?その子」

「そうか…なら行かないとな」

男はその顔から笑みをなくし、また無表情になる。

その顔の切り替えに他の3人は少し引いたことを黒髪の男は気づかなかった。


「ねぇねぇ…眠たい」と欠伸をする黄色い髪の男。

「俺も~」とその横で同じように欠伸をする青い髪の男。

「俺だって眠いんだぞ?」と赤い髪の男も欠伸を1つ。

この3人、あの有名な「3人の王子脱走事件」の張本人達。

「…お前らな~」と黒髪の男が呆れ顔で言う。

この男…この3人を手助けをした男だという。


第5話に続く

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