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純白の姫  作者: こころ
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第1話

宝石の名前が気になる方はググってみてください。

それではどうぞ、お楽しみ下さいませ。

綺麗な服……。

綺麗な髪飾り……。

そして…手首に付けられた手錠とそれを繋ぐ鎖……。




目を覚ます。外は少し明るい。

起き上がると同時に鎖が「ジャラン」と音を立てる。

鉄格子の外を見るとまだみんな、寝ている。

「今日も…平和でありますように……」

鉄格子の方へと歩き、緑色の髪の衛兵を揺らす。


「ふぁぁぁ……お前もう、起きたのか?」

「はい…今日の新聞を持ってきてもらってもよろしいですか?」

「そうだと思って持ってきてるよ…ほら」

鉄格子の隙間から灰色の紙の束を受け取る。

「いつもありがとうございます……」

それだけ言うと自分が寝ていた場所に腰を下ろす。


新聞を開くと外の世界の事が分かる。大きな事件とか政治の事とか。

それにしても……

「衛兵さん…まだ、捕まってないんですか?」

「あぁ脱走してから約1カ月は経ったな」


今、衛兵と話しているのは1カ月前の「3人の王子脱走事件」。

「ダイアモンド」「クリスタル」「エメラルド」。

この3つの大陸から1人ずつ脱走してきたという。

どの大陸の王子も名高い王の息子…らしい。

まだ3人は捕まっておらず…噂では怪盗をしていると前に衛兵達が言っていたのを耳にした。

「どうして…脱走をしたんでしょうか……?」

裕福で何不自由なく暮らしている王子達がどうして……?


すると慌てて衛兵が立ち上がった。おまけに敬礼までしている。

来た…あの方が来た……。私も新聞を置き、立ち上がり鉄格子に近寄る。

「朝から話をしているとは暇なのか?」

「はい…朝は誰かとお話をしないと目覚めませんので」

「そうか…それでは聞くぞ…我の名前を言ってみるがいい」

「はい…エメラルド王でございます」

鋭い目つき。金色の豪華な服。紫色の髪。

「今日の夜もやってくれるな?」

「もちろんです…王様の仰せの通りに……」

頭を下げる。それと同時に腰まである髪が前に垂れる。

「いつ見ても綺麗な色だ」

王が私の髪の一束を手に取る。髪はスルッと王の手から離れた。

「お前の「純白」の髪は誰もがうっとりするような色だ、大切に扱えよ」

「分かっております…私は王様の奴隷でございますから」

私は世界でたった1人の「純白」の髪を持つ少女…らしい……。




第2話に続く


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