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死にぞこないの君へ

カラン、とドアベルが鳴った。20XX年の夕暮れ。怪異はすっかり空気になった。誰も悪魔を怖がらない。妖怪はただの背景だった。喫茶店「夢喰堂むくうどう」。私、羽場めん子が働いている

よくある冴えない男子って訳ではないが特に得意なことはない【世間一般的にこれが冴えないでは?】 夢喰堂は、給料はそこそこ。だけど居心地が良い。大好きな鳧けり先輩がいる。鳧先輩まず顔がいい人は中身が大事と言われるが人は容姿は6割中身4割と自分の中で考えている 、(そして中身もいい昨日も…………………………………………………しまった想像が止まらない)それだけで十分だった。「いらっしゃいませー」私はいつもの調子で振り返る。そこに、小さな影がいた。身長は140センチほど。(自分と比べてなのでもしかしたら150くらいあるかもしれない、)顔には不気味なうさぎ面。(また空気みたいな浮遊霊か?)そう思って見過ごそうとした。だけど、違った。

そいつには確固たる肉体がある。(あ、人間)迷子かもしれない。私はそいつの体に触れた。「……ねえ、君 迷い子?」声をかけた、次の瞬間だった。うさぎ面がピタリと上がる。しん、と世界が凍りついた。―――ボコ。内側から弾ける銃声。「お、あ…………っ!?」声が出ない。自分の体に目を落とす。そこには大穴が空いていた。向こう側が透けて見える。嘘だろ、視界が急速に色を失う。私の身体は床へと崩れ落ちた。

(……あれ? 私、死んだはず)どれくらい経ったのだろう。感覚はある 

胸の激痛は消えていた。ゆっくりと目を開ける。見慣れた喫茶店の天井だ。カウンターから妙な音がする。ガリ、ボリ。何かが砕ける不快な音。「……これがオランダの味かぁ――」派手な女性がいた。髪は青と赤と白の三色。生のコーヒー豆を貪り喰っている。俺は慌てて自分の胸に触れた。服は破れている。だけど穴は綺麗に塞がっていた。「……あの、君は―――」私が尋ねる。三色髪の女がパッと振り返る。満面の笑みで両手を上げて「君は―――!今さっき死にました―――!!」


「??????????」


「なんと、とっても優しい私、「愛クセルが生き返らせまし―――!!」

ぱちぱちぱちぱち!彼女はしんやかに拍手を始めた。

「いきなりそれって言われても……あと自分で優しいと言うやつ」訳がわからない。   

頭を抱えようとした、その時だった。バリバリバリバリッ!!!店の奥壁が激しく火花を散らす。コンセントから光が噴き出ている。「熱っ、つづづ……!」焦げたパンのような匂いがする男が床に転がった、光が収まってこちらに駆け寄る。「ささお二人さん これ持って!」5センチほど小さな箱 ガムテープがぐるぐる巻きにされている 雑な配達物のようだった。正確にはテープがボロい

そこに『物体X』の描かれていた「「いいから! 愛さん。そっちの子も持って持って」といい物体を渡してくる

小型パンの匂いの人がそのままコンセントへ私たちを押し込む。「ちょっと待って、電流!? 無理無理!!」私の悲鳴は電流に消えた

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