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夢が現実になるそうです  作者: 光
第3章 新たな旅路
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ドワーフ国でお買い物のはずが、ユランに居るのはなーぜー?

ガルドさんの土地を借り、次の日からあちこち買い物に出かけるつもりが、どうしてこうなった!?

只今絶賛商人してます。

昨夜ご飯を一緒にしたガルドさん兄弟に、お世話になるからと泡盛を渡したら随分と気に入った様で、ドリガンさんと飲んでいたのだけど、ドリガンさんがあの酒も美味かった、この酒も美味かったと話をしたもので、ガルドさんが売ってくれ!と言い出したのがきっかけかな〜……

次男のドルドさんに、卸売りをさせてくれと交渉されました。

テキーラ/ウォッカ/ジン/泡盛/バーボン/ウイスキー/ラム

1本 聖銅貨1枚(10万円)

法外な値段の提示にもなんのその、各100本ずつ注文されました。

その後はドリガンさんの提案で、転送の魔法陣を使うことになり、仕方がないので商人ギルドに登録をしに行きました。

ギルドはギルドでもユランにひとっ飛びです!

「カリーナさん!久しぶり!」

「あら!ミイナ!久しぶり!どうしたの?今はドワーフ国じゃなかった?」

「ドワーフの商人に卸売りをする事になってね。転送の魔法陣を作ったから、それの登録をしに来たの。」

「………転送?」

「うん。」

「カイルの部屋に行きましょ!」

私はカリーナさんに手を引かれ、カイルさんの部屋へやってきました。

「カイル!」

「カリーナ!?どうした?そんなに慌てて……ミイナ?」

「ヤッホー!」

「………今度は何をやらかしたんだ?」

「え?ひっどいなー!やらかしが前提なの?」

「カリーナのこの慌て具合からして、とんでもないやらかしと見た。」

「そんなとんでもないことなの?」

「とんでもないことなのよ。ミイナ」

「カリーナ説明を頼む。」

「ミイナが転送の魔法陣を開発しました。」

「………はっ?……え?」

「転送です。」

「転送………ミイナ……はぁー…」

「あっ、あれー?そんなに?そんなになの?」

「物流の改革です。革新です。その魔法陣を世に出したら、大変なことになりますよ。」

「あれー?」

「運送などの仕事をしている人達には、大打撃でしょうね。」

「……確かに…」

「カリーナ、ギルマスを連れてきてください。」

「わかった。」

「さて、ミイナ魔法陣を見せてくれますか?」

「あ、うん。一応3種類持ってきた。」

私は大中小の魔法陣の描かれた布をカイルさんに見せた。

大は2M四方、中は1M四方、小は50cm四方。

「大分大きい物も送れますね。」

「うん。」

「ミイナの事なので、これ以外の大きさにも対応は可能ですよね?」

「うん。一応?」

「どうしましょうねー……」

カイルさんの中でそろばんが弾かれてる。

「よーミイナ!またやらかしたって?」

ギルマスが入ってきた。

「やらかしたって…人聞きの悪い……」

「今度はなんだ?」

「これです。」

「布?」

「転送の魔法陣だそうです。」

カリーナさんが答えると、ギルマスは布を持ったまま固まりました。

「ミイナ、この転送の魔法陣は、すぐには答えが出せません。少し時間をください。」

「わかったよ。」

私はそう答えて帰ろうとしましたが、カリーナさんにお菓子!と言われギルマスに酒!と言われ、机の上に出して行きました。

カイルさんにもお高いビールを渡し、魔法陣の使い方を伝えて、ドワーフ国へ戻りました。

「ミイナ、おかえり。」

「ゼノさん、ただいま。」

「どうだった?」

「少し時間をくれって言われた。」

「やっぱりか。」

「物流の改革だの、革新だのと言われて、カイルさんは頭を抱えてた。」

「確かにな。運送の仕事に大打撃を与えるよな!」

「ゼノさんもそう思うよね。私も言われて気付いたよ。」

「まあ、カイルさんが何とかしてくれるだろ!」

「………そうね!カイルさんなら何とかしてくれるね!」

それを世間では丸投げという。

「結局、今日は買い物行けなかったなー……楽しみにしてたのに……」

「まだここには来たばかりなんだから、焦らなくとも店は逃げないよ。」

そうゼノさんに言われた。

「そうね。」

私は明日の買い物を楽しみに、夕飯は何にしようかな〜と、ゼノさんと考えるのでありました。


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