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夢が現実になるそうです  作者: 光
第3章 新たな旅路
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冒険者になりました。

冒険者ギルドに向かって歩いています。ゼノさんは1度この街に来たことがあるそうなので、スイスイと私の歩調に合わせて歩いてくれています。

「市場は活気がありますね 」

「そうだな。登録が終わったら来てみよう。」

「はい!」

私はギルドに到着するまで、あちらこちらとキョロキョロしながら、ゼノさんの後を着いていった。

「ミイナ、ここが冒険者ギルドだ」

「はい。やはり商人ギルドより、大きいですね。」

「まあ、どこの街もこんなもんだよ。」

そう言って中に入っていきます。

中も広く、ちらほら人もいます。

ゼノさんが受付嬢に移動の旨を説明して、登録の話もしてくれています。

「S級のゼノさんが推薦なら大丈夫だと思います。今ギルマスが呼びますので、こちらを書いてお待ちください。」

「わかった。ミイナ、これ書いて」

「はーい」

私はゼノさんから渡された紙に、

あれこれ書いて受付嬢に渡した。

「はい。ありがとうございます。」

「よぉー!ゼノ久しぶりだな!」

誰だろ?スキンヘッドのマッチョがきた。

「ファルコン!久しぶり!」

ゼノさんの知り合いらしい。

「しばらくこっちにいるのか?」

「ああ。しばらくこっちを旅するつもりだ。」

「そちらの女性は?」

「ミイナだ。一緒に旅する仲間だ。ミイナ、こちらギルマスのファルコンだ。」

どうやらギルマスらしい。

海坊主かと思ったよ。ファルコンだけに……

「ミイナです。よろしくです」

「おぉーよろしく!」

「早速で悪いが、飛び級の申請を頼む。」

「飛び級?」

「ああ、ミイナは登録はしていなかっただけで実力はあるからな」

「へー。ゼノにそう言わせるとはかなりの物なんだな?」

「その通りだ。試験が終われば俺とバーティを組むつもだ。」

「そうか。じゃあ地下の演習場に行くか?」

そう言って、私達は地下の演習場に連れていかれた。

「ここで俺と戦って、実力を確認する。」

私はゼノさんを見ると

「ミイナ、全力は出さなくても良いよ。瞬殺でも良いけどな!」

「おいおい!俺が瞬殺って!いつでもいいぞ!かかってこい!」

「油断してると後悔するぞ!」

そう言ってお互いワハハと笑っている。

「……はぁ。わかった。」

私はギルマスの前に出て、よろしくお願いします。と言って移転を使い、ギルマスの後ろに移動して、指で背中から心臓の辺りに指を付けた。

「バン!」

「はぁ!?」

ギルマスは何が起こったのか分からず、後ろを振り向いた。

「だから油断するなって言っただろ!」

「待て待て待て、今のはもしかして移転魔法か!?」

「そうですよ。」

「マジかよ……」

「俺が推薦するんだ。生半可な実力じゃあねぇよ。」

「他にはどんな攻撃がある?」

「雷魔法」

「雷……」

「身を守るのに、結界魔法。」

「結界……」

ポカンとするギルマスを前に、ゼノさんが演習場の端にある、人型模型に雷魔法をあてるように指示をしてきた。

「はーい」

私は返事をしながら、雷魔法のサンダー・ジャベリン(雷の投槍)を打ち込んだ。

模型は跡形なく砕け散ってしまった。ちょっと威力がありすぎたさかな?

「どうだ?ミイナの実力は。」

「どうだって、飛び級の実力あり過ぎだろ!」

「ミイナは他にも解体魔法がつかえる。そして野営に便利な魔法もいくつも持っている。」

「便利な魔法?」

「ああ、ミイナ。ここにキャンピングカーを出せるか?」

「いいの?」

「ああ、とりあえずギルマスに見せる為だから、問題ないよ。」

私は頷いてキャンピングカーを出した。

「なっ!なんだこれは!?」

「自走の馬車だ。」

「自走?」

「馬がいらない馬車だ。これに乗って俺らは旅をするんだ。ミイナ、中を見せても?」

「うん。良いよ。」

私はドアを開けて、中へ入るよう即した。

私はゼノさんに付き添いを任せて、椅子と机を出てコーヒーを入れて飲んで待っていた。

ギルマスは中を見て回り、フラフラと疲れた様に椅子に座った。

「ゼノさん達も飲む?」

「ありがとう。貰えるか?」

「うん。用意するね。」

私はコーヒーを2つ用意してわたした。

どうにか落ち着いたギルマスは、私達を恨めしそうに見て、諦めたように話してきた。

「……はぁ。どれもが規格外だ。飛び級は認める。Sは無理だが、Aなら大丈夫だろう。」

「Sで」

「いや、実績がないからダメだろう。」

「ミイナ、今まで倒した魔獣の魔石はある?」

「あるよ。」

「ここに出して」

私は机の上に、鞄から出したようにアイテムボックスから、魔石を次々に出ていった。

「クラーケン、ゴブリンキング、グリフィン、ワイバーン、バジリスク……」

「もう良い、大丈夫だ。ミイナはS級で登録する。」

「そうだろ!」

私はS級になったらしい。

「それだけの魔石があるなら、素材もあるよな!」

「ええ、登録したのは素材を売るためですから!」

「よし!」

ギルマスはコーヒーを飲み干し、上に行くぞ!と言って立ち上がった。

私は慌てて後片付けをして、ギルマスの後を着いていった。

この部屋で待ってろ、と言ってギルマスはどこかへ行ってしまった。不思議に思いゼノさんをみると……

「多分、ミイナのギルドカードの発行の指示と、鑑定士を手配しにいったんだと思うよ。」

なるほど鑑定士かぁ。素材を売る時に必要になるからか。

「でも高ランクとは言っていたけど、Sとは思ってなかったよ。」

「俺はS級だと思っていたぞ!」

「そうなの?」

「前に討伐の話をした時に、ミイナの倒した魔獣を聞いて、絶対S級だと確信していたからな!」

ゼノさんが誇らしげに言った。

まぁ、良いか。

「待たせた。カードは発行次第持ってくる。素材の鑑定士を連れてきた。出してくれるか?」

「はーい」

私はこれまで解体してきた素材を次々とだしていく。

「ちょっと待て、どんだけあるんだよ!」

「まだまだだよ!」

「……ちょっと待て!」

そう言ってギルマスは扉を開けて叫んだ。

「手の空いてる鑑定士、受付嬢、全員集合しろー!」

人海戦術するらしい。

ギルマスの声がけに結構な人が集まってきた。

「よーし、これから鑑定士は素材を鑑定しろ。他は鑑定したものから順に倉庫へ運ぶんだ!箱と台車を用意しろー!」

テキパキと指示をだした。

私は机をもう一つ出して、その上に素材をドンドン出していった。

「ミイナ、何年溜め込んでいた?」

「うーん……2年ちょい?」

「そうか、これからは貯めないようにしよあな。大変そうだから……」

「あ〜……うん。ソウシマス。」

机に空いたスペースがでれば、そこに素材を出しての繰り返しをしていった。

結局お昼前に来たのに、夕方になりました。私も鑑定頑張ったよ。

ゼノさんが私も鑑定持ちだと、ギルマスにチクったのだ。

まぁ、そうでもしないと今日は終わらなかったよ。ある意味自業自得感が満載だけどね。

頑張った鑑定士さんや受付嬢さんに、お礼のお菓子の詰め合わせを贈呈したよ。

カードと鑑定明細を貰って、(お金はカードへ振込み)駐車場を借りたよ!

ようやく冒険者になりました!

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