表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
夢が現実になるそうです  作者: 光
第2章 ステータスがバグってます。
56/78

後悔はいいから反省しろ!

何回か港に立ち寄り、あと少しでザルガンドに到着する。

そして私とゼノさんは、船の甲鈑でクラーケンを干していた。

先日船がクラーケンに襲われ、私とゼノさんで倒したのだ。

ゼノさんは絶対零度魔法を使いこなしていた。特訓が幸を奏した。

流石、S級冒険者だね!

そして私の解体魔法で解体した。

海水に漬け込み、それを今甲鈑に干している。

昨夜は私の乾燥魔法で水分を抜いて、炙ってマヨネーズと七味を添えて、ゼノさんに出した。

それを食べたゼノさんは、日本酒と一緒に食べ、しっかりと二日酔いになっていた。

ゼノさんは私に作り方を聞いてきた。そして船長に1夜干しを食べさせて、干す事を了承させて来たと言って今に至る。

料理見習いの人達と、楽しそうにクラーケンを干している。

「ミイナ、このクラーケンはいつ頃食べれる?」

「今日は天気も良いし、風も程々にあるから、明日の夜には食べれると思うよ。」

「そうか!楽しみだ!今日の夜はミイナの魔法で作ったものを食べよう!」

ちょっとゼノさん、今の顔はだらしないですよ!もう今晩のおつまみの話ですか?あの顔は今日飲む日本酒を、どれにするか考えている顔だ!

だが、まだまだね!

今日は浜焼き、フライ、レモン煮、唐揚げを作るのです。

多分ゼノさんをノックアウトしちゃあぞ!

「今日は1夜干しは出しません。」

「………………何?ミイナ……どういう事だ?昨日はまだあんなにあったじゃないか!」

ゼノさんの同様ハンパないなー!

「確かに1夜干しはありますよ。でも、クラーケン全部1夜干しで食べる気ですか?」

「…………ダメなのか?」

「ええ……まじか……、全部1夜干しで食べる気だったんだー……ないわー」

マジでないわー……

「でっ、でわ、どうするんだ?」

「フライ!」

「…………」

「浜焼き!レモン煮!唐揚げ!」

「………………」

「クラーケンは1夜干し以外でも、大変美味しいのです!」

「ミイナ、それは酒との相性はどうなのか?」

「ビールでも日本酒でも、何にでも合うと思いますよ。」

「………………」

ゼノさんは何を思ってなのか、フルフルと震えだし拳を握り締めている。

「俺は幸せ者だなー、うまい飯、うまい酒、好きな相手が作ってくれて、一緒に食べて、飲んでが毎日できる。うん。幸せだ!」

なっ、何言ってるんですかねー、この人は〜〜!

やり込めるつもりが、逆にやり込められちゃったじゃないですか!

周りに船員さんもいるのに〜!

「ゼノさん、少しは惚気を控えてくださいよー!こちとら、独り身が多いんでねー!」

そう言いながら、ガハハと笑っている男共。

「いや〜、申し訳ない!」

そう言って、ゼノさんもカラカラと笑い飛ばす。

「ミイナさん!俺たちもご相伴にあずかることはできますか?」

「料理長が良ければ、厨房を借りて作りますよ!……ってか、教えるので作ってくださいよ。」

そう言うと、1人がどこかへかけて行った。

「今料理長を呼びに行ったので、来たら話して貰えますか?」

「あはは!分かりました。ナビちゃん、レシピを紙に書き出しておいて!」

「了解しました。」

私は火照る顔を手でパタパタとしながら、ナビちゃんに指示をだした。


言うまでもなく、料理は好評でした。

料理長にレシピを登録して欲しいと言われ、ギルマスに相談したら怒られたのは解せないけど、カイルさんがしっかりと登録してくれた。

ちなみにギルドの駐車場で、飲み会をやった時の料理も、ナビちゃんにレシピをもらい、カイルさんが登録してくれていた模様です。カイルさん流石です。

ちなみにゼノさんは

「あ〜美味かった〜!幸せだ〜!」

そう言ってベッドにダイブしてました。次の日はしっかり二日酔いでした。

1夜干しの回収があったので、キュアを掛けてあげました。

「……ミイナ、すまん。ありがとう。でも後悔はしてない!」

「後悔はいいから、反省はしてください!毎日毎日、二日酔いになるまで飲まないように!」

「…………反省はする。」

これはダメなやつだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ