スルースキル?鈍感?
湖から帰って、ゼノさんは一度宿屋でお風呂に入ってくると別れ、私は夜の飲み会の準備をしながら、ナビちゃんにゼノさんのことを伝えました。
「ナビちゃん、ゼノさんが旅に一緒に行くことになったから。」
「ようやくですか?マスターも良く待たせたものですね。」
そう言われました。
「あれれ?ナビちゃん知っていたの?」
「はい。あれだけ、わかりやすいアプローチをしていたんですもの、マスターはスルースキルが高いものだと関心しておりました。」
「……スルースキル……」
「ギルマスもカイルさんもカリーナさんも、みんなヤキモキしていたではないですか!」
「……あは……あはは……」
みんなゼノさんの気持ちを知っていた?
私だけが気付かなかった?
あれ?私、鈍感?
あれれ?おかしいぞぉー……
(Byコナンくん)
私が1人自己嫌悪に落ちていると、ミイナさんが仕事を終えてきました。
「ミイナ!」
「カリーナさん、お疲れ様です。」
「うん。疲れたー!今日はお魚釣れた?」
「あー、はい。釣れました。」
「うん?もしかして、ゼノ様も釣れた感じ?」
「つ、釣れたって……」
「あ〜、やっとゼノ様の気持ちが届いたのかな?」
私は真っ赤な顔をして、口をパクパクしていました。
「ミイナはスルーしてるんじゃなく、気づいてなかった感じだものねー。カイルがゼノ様にストレートに言った方が伝わると、豪語したいたものねー。」
「ナビちゃんにも指摘されました。私だけが気付かなかったんですね……」
おかしいなぁ、私そんなに鈍感じゃないはずなのに……
「で?どうなの?」
「あー……とりあえず、一緒に旅をしてみようかと。まだ私の心が追いつかないので……」
「そっかー、まぁ頑張って!」
「はい。頑張って見極めます!」
あはは!と2人で笑い合いました。
その後、ギルマスとカイルさんとゼノさんが一緒に来て、飲み会を開始。
結局、2人にも鈍感かスルースキルかなど言われ、私のほっぺたは大いに膨れたのは間違いなかった。




