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夢が現実になるそうです  作者: 光
第2章 ステータスがバグってます。
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いつまでも

カイルさんとカリーナさんの結婚式に参加する為、ユランに戻ってきました。

ギルマスに頼まれた、ビッグボアをお土産に!


ギルマスの部屋に転移したあの日、ギルマスから心臓に悪いからということで、倉庫に転移用のスペースを創ることになりました。

「お前しか使わないのだから、自分で作れ!」…とのことで作ったのが、今転移してきたこのお部屋です。

倉庫の奥に小じんまりと土魔法で作ったお部屋です。机とソファーが鎮座しております。

この部屋からは、倉庫の中にも行けるし、倉庫に行かなくても外に出れる様に、私しか通れない扉がついています。

指紋ロックが付いてます!


勝手知ったる商人ギルド

そのまま駐車場に行き、キャンピングカーを設置、ギルマスの部屋へ行きます。

「トントントン!ギルマスーいーる?」

「…お前なぁ、何度も言うが返事を待って開けろよ!」

「えぇー…誰も待たないじゃん!私だけがやってるような言い方、酷くない?」

「………もういいわ!今日はなんだ?」

「なんだ?って…、ギルマスがビッグボアを頼んだんでしょ!」

「あー!いたのか?」

「うん。いたよ!東の樹海に大きなやつが!」

「…東の樹海って……冒険者でも行かない、危険度Maxな所に行ったのかよ!」

「だってぇ、2人のお祝いに使うんでしょ!それなら質の良い物が良いじゃない!」

「…はぁ……そうだな。ありがとよ。それでビッグボアはどこ?」

「アイテムボックスにあるよ!丸焼き用が1頭、ステーキ用が1頭。」

「下処理は?」

「してあるよ!」

「じゃー料理は任せて良いか?」

「うん!張り切って作るね!」

「結婚式は明後日だ。教会で式を挙げた後、駐車場で立食パーティだ!明日から、ウチの若い連中が机や椅子なんかを運び込む。料理は式が終わってから、パーティが始まる前までに、机に並べてくれ!」

「りょーかい!料理は明日作って、アイテムボックスにin!パーティの前に机へドーン!」

「よろしく頼む!」

「はーい!」

「2人は今、教会に行ってる。夕方に戻ってくると思うぞ!」

「……飲むの?」

「そりゃー飲むだろ!2人の前祝いだ!」

「祝いじゃなくても飲む癖に!」

「…それもそうだな!('▽')ワハハハハ」

やっぱりダメな大人だ!


私はキャンピングカーに戻り、夕食の準備を始めた。

「ナビちゃん、ビッグボアの丸焼き、作り方教えてー」

「下処理が済んでいるので、大きな袋かオケに調味料を作り、浸けておきましょう!」

「下味付くかな?」

「マスターのアイテムボックスに入れて、時間を調節したら良いかと!」

「ナビちゃん、最高なんだが!」

そして袋にビッグボアと調味料を入れて、アイテムボックスに10倍速になるよう設定した。

「今夜は何を作ろうかな…」

「魚介たっぷりパエリア、アクアパッツァ、エビと白身魚のフリッター、鶏の唐揚げ、イカフライ、サラダ…」

「それは…」

「はい。ここで初めて飲み会をした時のメニューです」

「いいねえ!それにしよ!」

私は市場に走った!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

夕方になり、食事をあらかた作り終え、アイテムボックスに入れておく。ドリンクの準備も整った!

あとは外の設置て、あの3人が来るのを待つのみだ!

私はキャンピングカーの野外活動を発動させた。

この野外活動は外でのアウトドアを補佐するスキルだ。

大型BBQガスグリル 、机と椅子の設置、タープの設置とドンドンやっていく。

机の下両サイドにはクーラーボックスに氷を張り、ピッチャーと瓶を入れる。

ガスグリルではお湯を沸かし、アクアパッツァを温める。


「ミイナ!」

「カリーナさん!お疲れ様です!」

「ええ、お疲れ様。今回はどこに行っていたの?」

「東の方へ行ってきました!」

「そうなのね!楽しかった?」

「はい!」

「もう少ししたら、2人も来ると思うわ。」

「じゃあ、料理を並べますね!」

「手伝うわ!」

「お願いします」

私は、カリーナさんに料理を渡して行く。

「……ねぇ、ミイナ。この料理って…初めての…」

「あっ!覚えててくれて嬉しい!そう!初めてここで飲み会した時のメニューだよ!」

「懐かしいわね。」

「はい!2人は結婚するけど、これからも何も変わらず、一緒に飲めたらと思って!」

「ミイナ…」

カリーナさんの目がうるうるしてる。

「え?……ごめんなさい。泣かせるつもりは無かったの!泣かないで!」

ドンドン涙が溢れてくる。

「わぁー、カイルさんに怒られるー!ダメだよ!カリーナさん泣かないでー!」

私はカリーナさんの横でわちゃわちゃした。

「カリーナ?」

カイルさんとギルマスが来てしまった!

「どうした?なんでカリーナが泣いてるんだ!?」

ギルマスが聞いて来るが、私はテンパって何も言えない…

「カリーナ、どうした?そんなに泣いて…ミイナにいじめられたのか?」

「カイルさん!?イジメてないよ!」

「……ヒック…ヒック…ご…んな…い。

違う…ミ…ナのきも…が嬉し…」

「お前、何したんだよ…」

「私はただ、今夜の料理のメニューを、初めて飲み会をした時のメニューにして…」

「おー!懐かしいな!」

「うん。2人は結婚するけど、、これからも何も変わらず、一緒に飲めたらといいなって言っただけで…」

「はぁ…カリーナがただ嬉し泣きをしただけか!?」

「そう…ヒック…」

「ミイナ、悪かったなぁ。最近のカリーナはすぐ感動して泣き出すんだ。」

「歳取って、感動しぃになっただけだろう!」

カリーナさんは、ギルマスをグーで殴っていた!

「…っつ!いってぇなあ!」

「余計なこと言う口はこれね!」

カリーナさんは、ギルマスの口を片手で押さえていた!

こ、怖いです。

歳のことはNGです!

カリーナさんは永遠のお姉様です!

「ミイナ、2人はほーっておいて良いぞ!ビールをくれ!」

「カイルさん…」

私は残念な大人を、基、残念な大人達をいつまでも、眺めるのであった!

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