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夢が現実になるそうです  作者: 光
第1章 異世界へ
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バード商会

納品を終えた私はキャンピングカーに戻り、これからの予定をたてていた。

「多分、1週間くらいはここにいた方が良いから、とりあえず明日、市場に行こうかな。ナビちゃん、この街は何が有名なの?」

「この街はユランと同じ海鮮が名物です。」

「海鮮かぁ、海鮮はユランで買い漁って来たから、まだまだあるんだよなぁ。でも食べ歩きはしたいなー。よし!明日は朝から市場を見に行こう!」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

今日は朝食は取らず、市場へやったきた。

「屋台で食べ歩きだ!」

ユランと同じような屋台が並んでいた。その中で、美味しそうな物を買っては食べた。

「うーん、お腹がいっぱいだ!」

昔から少食気味の私は、この世界に来てもやっぱり少食気味なのが怨めしい。

少しずつ量を増やしたら、胃は大きくなってくれるかなー?

そうだといいなー

私は市場を後にして、ギルドに戻る帰路についた。

帰る道すがら、大きなお店の前を通りかかった時、中から大きな声で名前を呼ばれた。

「ミイナさん!」

振り向くとメイさんが店から顔を出していた。

「メイさん!」

「ちょうど良かった。もし時間があったら寄って行きませんか?」

「それは構わないですが、お忙しいのでは?」

「大丈夫です。従業員もいますし、出来たら父にあって欲しいのです。連れ帰ってきてくれた従業員の件で…」

「わかりました。お邪魔します。」

「ありがとう。早速、父の書斎に案内しますね。」

私はメイさんの後をついていった。書斎に着くまで、私はアイテムボックスの中で、聖銅貨を5枚ずつ4つの布袋に入れ、聖貨3枚布袋に入れた。

「ミイナさん、どうぞ。」

「失礼します。」

中に入ると、ダンディなおじ様がいた。

「ミイナさん。父のフェリクスです。」

「始めまして、ミイナです。」

「バード商会のフェリクスだ。今回は従業員を連れ帰っていただきありがとう。」

深々と頭を下げられた。

うん。従業員を大切に出来る人だ。

「頭をあげてください。当然のことをしたまでです。」

「そうか、だが、君のお陰様で家族に合わせることが出来た。感謝する。」

「はい。お言葉お受け取り致します。」

「どうぞ、座って!」

メイさんに即されソファーに座った。

「父さん、ミイナさんは石鹸の納品者なんです。今回は倉庫いっぱい納品してくれました。」

「おおー、石鹸の君でしたか!」

石鹸の君?なんだそのひかるの君みたいな言い方は!

ハズ!恥ずかしい!

「……石鹸の…君?…」

「石鹸を下ろして貰っている商会の中で、ミイナさんのことを、そう言って崇めているみたいです。」

「…ぇえ…」

「石鹸のお陰様で、商会を立て直せた奴らも多いんだ。だから敬意を込めてそう呼んでいるらしい。」

「はぁ、そうですか……」

納得はいかない、でも分からなくはない。諦めよう。

「あはは…」

「商人としての商才はあり、人格者でもある様だ。天はミイナさんを愛しているようだね。」

「そんな大層な者ではありませんよ。」

「いやいや、今回のようなことはなかなかできませんよ。」

「乗りかかった船ですよ。亡くなられた方のご家族は?」

「……稼ぎ頭を亡くしたのです。これからが大変でしょうな。」

「…そうですか。…ではこちらをお渡し願いますか?」

私は布袋を4つ机の上にだした。

「これは?」

「お見舞い金です。少ないですが残されたご遺族の方へ。このお金は盗賊団の宝物庫にあったお金です。こんなお金でも、ご飯が買えます。何かの役には立つと思います。そして、こちらはバード商会へ見舞金です。」

もうひとつ布袋を出した。

「…よろしいんですか?盗賊を倒し宝物庫の中身は、見つけた貴方の財産になるはずの物ですよ?」

「泡銭身につかずと言います。そして今の私には、そこまで必要としていません。必要な方にお渡しするのが良いと思います。」

「……わかりました。お預かり致します。後で遺族に渡しましょう。ありがとう。」

「はい。お願いします。」

その後は石鹸の話や、オークションの話をした。

時間も程よく経過したところで、お暇をした。

フェリクスさんはなかなか豪快な方だった。学ぶところも多い。話が出来て良かった!

別れ際に…

「ミイナさん、何かありましたら、このフェリクス役に立ちましょう。いつでも連絡してください。」

「ありがとうございます」

そう言って、握手をしたくれた。

バード商会は大店だ。

そんなところに、ツテが出来て良かったと思う。

何かあった時、助けてもらおう!

バード商会にて

「メイ、ミイナさんは中々の人格者だね」

「そうですね。」

「宝物庫の金を泡銭と言ったり、先程の布袋の中を確認したのだが、聖銅貨が5枚も入っていたよ!バード商会へは聖貨3枚も入っていたよ!」

「そんなに?……はぁ、ギルドに行ったら、またお礼をしておきます。」

「何かと気を配りなさい。あの様な人は他にいないからね。大切になさい。」

「わかりました。」

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