宝物庫
「……スター、マスター!」
「…ん、ナビちゃん何?」
「外にお客様が来ています。」
「客?」
私はタブレットを確認した。
外にいるのは警備隊の人でした。
「どうしました?」
「おやすみのところ申し訳ありません。」
「いえ、なにか?」
「はい、盗賊団の事情聴取を始めまして、宝物庫の話が出ました。その中に絵画や剣、槍などありましたら、見せていただくことは可能でしょうか?」
「構いませんよ。明日、そちらに伺うつもりでしたから。」
「ありがとうございます。盗まれた絵画や剣などを買い戻したいと、人が来ておりまして…」
「警備隊も大変ですねー」
「全くで…いえ…その通りで」
「あはは。明日の朝9時に伺います。」
「はい。よろしくお願いします」
警備隊は帰って行きました。
私はキャンピングカーの中にもどり、ソファーに座りました。
「ナビちゃん、起こしてくれてありがとう!」
「はい!もう夕方です。ご飯は食べれそうですか?」
「うん!たべれるよ!」
「でわキッチンに用意が出来ていますので食べてください。」
「ありがとう!今日は何かな!」
「今日はハンバーグにしました。」
「うわー、、美味しそう!ソースはおろしポン酢だね!」
私はナビちゃんが作ってくれた夕食を食べ、ゆっくりお風呂に入り、お布団で寝ました。
朝まで夢も見ずぐっすりでした!
本日もナビちゃんに起こしてもらい、只今警備隊の宿舎に来ています。
「ミイナさん、連日御足労いただきありがとうございます。」
「はい。今日もよろしくお願いします。」
「こちらこそ。早速ですが、こちらの机の上に、宝物庫の物を出していただけますか?」
「わかりました」
私はそれぞれのジャンルに分けて、机の上にだした。
まずは絵画、こちらは大小さまざで、7枚ある。
次は剣11本、槍7本、ナイフ3本
アクセサリーが色々
鞄も大小合わせて12個、(鑑定済)
後はお金だ。
「こんな感じです。」
「…沢山ありましたねぇ」
「はい、金や銀、お金が多かったですが、鞄も多かったです。多分、ダンジョン産の鞄が多いですね」
「ダンジョン産ですか?」
「はい。12個中、10個がダンジョン産です。」
「失礼ですが、鑑定をお持ちですか?」
「はい。持ってます。」
「そうですか……とりあえず、お金はミイナさんがお持ちになってください。」
「えっ?」
「お金はオークションに出せません。他の品物と金や銀はオークションにかけれます。」
「これらは全部オークションに出すのですか?」
「そうなります。でも、オークションに出したくなく、自分で持っていたいものがありましたら、今ここでお持ち帰りください」
「いいんですか?」
「基本、宝物庫の物は、盗賊団の捕縛した人のものになります。なのでミイナさんが欲しい物は、残して構わないのです。」
「そうなんですね。少し見ても良いですか?」
「ええ。ごゆっくりどうぞ。私どもは紙にリスト化してますね。」
何か良いものあるかな?
剣と槍は使えないし、ナイフはどうかな?鑑定してみると、中々良さげな物はないなぁ。
後はアクセサリーかぁ、あまりアクセサリーって付けたことないんだよねえ。
私は机の上のアクセサリーを次々と鑑定していく。
その中に「力の指輪」を発見した。
筋力に補正が入るらしい。
他にも、「隼の指輪」「毒耐性の指輪」「クリーンの指輪」「魔力ドレインピアス」「癒しのネックレス」「アイテム指輪」などなど
私は毒耐性と魔力ドレイン、アイテム指輪を選んだ。
「この3点をいただきます。」
「わかりました。後は全てオークションへ出展します。」
「オークションは王都で行われますが、見にいかれますか?」
「行かなきゃダメですか?」
「必ずとは言いません。オークションの代金は商人ギルドの口座に振り込まれるはずです。」
「それなら、私は旅を続けたいと思います。」
「わかりました。本日は以上になります。盗賊団の懸賞金は、明日商人ギルドの口座に振り込まれると思います。ご確認お願いします。」
「わかりました。ありがとうございます。」
「こちらこそなかなか捕縛出来なかった盗賊団を、捕縛していただきありがとうございました。これで少しは街道を安心して、使用していただけます。」
「そう言えば、盗賊団に襲われて亡くなった方たちは?」
「あぁ、昨日バード商会に確認してもらいました。やはりバード商会の馬車で、亡くなった方は商会の従業員でした。納品の帰りだったそうです」
「そうですか、教えてくださりありがとうございます。では私はこれで、また何かありましたら、商人ギルドまでお願いします。」
「はい。ご苦労さまでした」
私は挨拶をしてギルドに戻り、ギルマスに会いに行った。
「トントン!澪奈です。」
「どうぞー」
「失礼します。」
「おう。どうした?」
「石鹸の納品はどうします?」
「あー、倉庫は開けてある。でも大丈夫か?ゆっくり休んでからでもいいぞ?」
「大丈夫ですよ。準備は出来てます。後は出すだけですから!」
「じゃあお願いする。」
「はい。…そう言えば、今警備隊の人に聞きました。亡くなった方たちはバード商会の方だったそうですね。」
「そうらしいな。メイが昨日知らせてきたよ。全く残念なことだ。」
「そうですね」
「でも、死体が戻っただけでも、家族にはありがたいことだ。最後の別れが出来るからな。ミイナありがとよ。」
「私は私の出来る事をしたまでだす。」
「そうか、そうか。ありがとう。」
「はい、では受付嬢に聞いて納品してきます。」
「おう!よろしく!」
私は部屋を出て納品に向かった。




