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夢が現実になるそうです  作者: 光
第1章 異世界へ
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ユーサスに到着。やっと休める

作った豚汁とパンを持って外に出る。おわんに豚汁をよそい、みんなに配って食べてもらう。


食べながら自己紹介をしてもらった。

「私はミイナです。商人をしています。ユランからきました。」

「私は行商人のボリスです。ユーサスに向かって、定期馬車に乗っていました。」

「私は冒険者のルシアンです。私も定期馬車に乗って、ユーサスに帰る所でした。」

「私は大工のマリウスです。この子は息子のリックです。ユーサスに住んでる親のところへ向かって、定期馬車に乗っていました。」

「皆さん、同じ馬車に乗っていたの?」

「「「そうです。」」」

「そうなの。」

確か宝物庫にまとめてあった荷物があったな…

「ねぇ、もしかしてだけど、これってあなた達の荷物?」

アイテムボックスから荷物を出して見せた。

「私の鞄だ!」

「俺の槍だ、バックも!」

「私と息子の荷物も!」

「「「ありがとうございます!」」」

「いえいえ。持ってきて良かったです。」

皆荷物を抱えて喜んでいた。

リック君が私の服をちょんちょんと引いてきた。

「どうしたの?」

「お…姉ちゃん、助けて…くれてありが…とう!」

何だこの可愛い生き物は!

「どーいたしまして!」

私はリック君の頭を撫でながら答えた。

「ユーサスに着いたら、警備隊の方が待っているから、疲れてると思いますが、明日は早く起きてください。」

「警備隊ですか?」

「はい。先程、ユランの商人ギルドに連絡しておきました。ユランから、ユーサスの商人ギルドへ連絡をしてもらう事になりました。」

「それはミイナさんのスキルか何かで、連絡したのですか?」

冒険者のユリウスさんから疑問を投げられた。

「はい、そう思っていただいて大丈夫です。とにかく、明日にはユーサスに着きます。事情聴取などあると思いますが、頑張りましょう!」

そう言ってまとめた。

「あっ!あと夜は私の結界魔法がありますので、しっかり休んでください。」

そう言って、私は盗賊団の乗っている馬車に行った。

「サイレント解除」

「………」

「もう話しても大丈夫よ。」

そう言った途端、腹減っただの、トイレに行かせろだの、早く拘束を解けだの、ワイワイガヤガヤとうるさいいのなんの。

「サイレント!もううるさいなぁ!色々聞きたかったけど辞めた!飯もトイレもなし!我慢出来ないなら、お漏らししとけ!明日の朝、クリーンぐらいはかけたげる。じゃ、おやすみ!」

私は盗賊団をそのままにして、キャンピングカーで寝た。



「……マ……ーマスター!朝ですよ!起きてください!」

「ナビちゃん、今何時?」

「朝の5時です。朝食は捕虜の方の分も作ってあります。キッチンから持っていってください。」

「……ありがとう。顔洗ってくる」

私は顔を洗い、服を着替え、キッチンにあるワンプレートの朝食を、2つ持って外に出た。

ちょうどマリウスさんがいたので朝食を渡し、他の人にも取りに来るよう伝えた。

「朝食までありがとうございます」

それぞれお礼を言われ、一緒に食事をした。

食べ終えると、盗賊団の乗る馬車を見に行くと、臭いが酷かった!クリーンを掛け、すぐにユーサスへ向かった。

こんな奴らと一時でも一緒にいたくない!

「さぁ、あと少しです。頑張りましょう!」


馬に負担が掛からない程度に急ぎ、ようやくユーサスが見えてきました。

門番にも見えていたのか、少しして警備隊の人が何人も出てきました。

「警備隊の人が出てきたねー」

「本当ですね。これでやっと安心ですね」


門に近ずくと警備隊に声を掛けられた。

「商人のミイナさんはいらっしやいますか?」

「はい。私です。」

馬車を停めてもらい、降りて警備隊に近ずいた。

「商人ギルドより連絡をいただき、お待ちしておりました。盗賊団は?」

「はい。後ろの馬車に乗せています。」

「確認させていただきます。」

「どうぞ」

警備隊は何人かで、後ろの馬車を覗き込み確認をしていた。

「確かに、盗賊団名 黒鉄の牙 リーダーはガリアス・ヴォルグ に間違いありません。」

「ミイナさん、後ろの馬車の状態は、いったいどうなっているのでしょうか?」

「私の拘束魔法と結界で、まとめております。もしそのままでよろしければ、牢までフライで届けますがいかがでしょう?」

「それは助かります。牢屋の前で結界を解く事は可能でしょうか?多分ひとつの牢に全員は無理かと…」

「大丈夫ですよ。結界を解いても拘束は解けないので!」

「よろしくお願いします。牢に入れたら、拘束を解いていただいて大丈夫ですので。」

「わかりました。」

「このまま馬車で警備隊の宿舎まで行ってもらい、他の方は事情聴取を、ミイナさんには牢屋へお願いします。」

そう言って引率をしてくれた。


警備隊の人に連れられ、牢屋まできて、結界を解いて牢に入れて行った。全員入れ鍵が掛けられたのを確認して、拘束も解除した。

「そう言えば、こいつら随分大人しいですねー」

「もう諦めてんじゃねーの?」

「あっ…すみません。昨日あまりにもうるさかったので、サイレント魔法をかけてました。」

「あーなるほど、解除は可能ですか?」

「はい。サイレント解除!」

解除したとたん、怒号の罵声が飛んできた。

「ねっ!うるさいでしょ!」

「本当ですねー。今回は本当にお疲れ様でした。上に行ってお話を伺っても?」

「はい。大丈夫です。」

私は警備隊の人と、牢屋を後にした。


「黒鉄の牙 リーダーはガリアス・ヴォルグ の盗伐、捕縛、ありがとうございます。」

「はい。」

「他の方は軽く事情聴取を終え、宿屋へお連れしました。ミイナさんも少しお話を聞かせてください。」

「はい」

「盗賊団を捕縛するに至った経緯を教えてください。」

「はい。少し長くなりますが、私はユランからユーサスに向かって旅をしてきました。その経路で馬車が壊れ、死者が倒れていました。馬車から降り確認しようしたところに、草むらに隠れていた盗賊5人が襲ってきました。私は束縛魔法と結界魔法で盗賊を捕縛し、壊れた馬車と死者をアイテムボックスに入れ、盗賊は草むらに転がし、アジトに向かいました。アジトでも同じ魔法を使い捕縛、捕虜となっていた人達と、馬車に乗ってユーサスにきました。こんな感じです。」

「ありがとうございます。他の人達と概ね同じでした。ところでアイテムボックスに入っている、馬車と死者は出していただいても良いですか?」

「はい、広い場所はありますか?」

「訓練場にお願いします。」

私は訓練場に、回収した馬車と死者を出した。

小さな子供まで被害にあって、いたたまれない。

「この馬車は……」

「ご存知ですか?」

「はい。…多分この街に店を構えるバード商会の馬車かと…」

「もし、ご家族がいるのでしたら、お返ししてあげてください。」

「わかりました。…おい!バード商会へ連絡しろ!」

「はっ!」

1人の警備隊が走っていきました。

「馬車と死者はこちらで預かります。盗賊団には懸賞金がかけられています。支払いもありますし、しばらくユーサスに留まっていただけますか?」

「わかりました。私は商人ギルドの駐車場に泊まりますので、何かありましたら、そちらにおいで下さい。」

「わかりました。本日はありがとうございました。」

私は会釈して、警備隊の宿舎を後にしました。

商人ギルドに向かい、駐車場を借りれるか聞いてみた。

「ギルドカードの提出をお願いします。」

「はい、どうぞ。」

「…ミイナさんですか?」

「そうですよ」

「ギルマスがお待ちです。このまま2階のお部屋にご案内致します」

疲れてるんだけど…

休みたいんだけど…

……はぁ…

「ミイナさんをお連れしました」

「どうぞ!」

「ミイナさんどうぞ!」

受付嬢が扉を開けてくれた。

「失礼します。」

「おおー、君がミイナ君か!待ってたよ!」

中にはギルマス?ともう1人、副ギルマスかな?

「私がユーサスのギルマスのニルスだ!」

ニルス…何か昔のアニメにいたなぁ?ガチョウのアニメだったかな?

「私は副ギルマスのメイよ。よろしくね」

メイ…とうもろこし持ってネコバスに乗ってたな…

ユーサスはアニメ縛りか?

「ミイナです。よろしくお願いします。」

「昨夜、ユランのカイルから、水晶通信がきた時はびっくりしたぞ!盗賊団を捕縛したと言うじゃないか!警備隊に連絡入れて、上へ下への大騒ぎだったよ。」

「その節はありがとうございました。お陰様で無事、警備隊に引渡しが出来ました。」

「疲れてるとこ悪いが、事情を聞いていいか?」

仕方ない。

警備隊で話したことを、そのまま話した。

「なるほどな!よくわかった!」

「その壊れた馬車と死者というのは?」

副ギルマスのメイさんが聞いてきた。

「馬車は警備隊の人が言っていたんですけど、この街のバード商会の物だと思うと」

「バード商会ですって?それは本当なの?」

「…多分?警備隊の人がバード商会に連絡をしに走って行きましたから…」

「死者は何人いましたか?」

「男の子が1人、男性が3人でした」

「ギルマス、今日は帰ります!」

「ああ、わかった。」

メイさんはすぐに部屋を出て行きました。

私が驚いていると…

「悪かったなぁ、バード商会はメイの実家なんだ。」

「あー……それは仕方ないですね。心配でしょう。」

「ミイナ君も疲れただろ!駐車場は空いているから、休むといい」

「ありがとうございます」

私は部屋を出て、受付嬢に駐車場に案内してもらった。

キャンピングカーを出し、中に入るとソファーにダイブした。

「やっと休める!」

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