帰れるよ!
食って飲んだ次の日、牢馬車の点検が出来次第、皇太子殿下一行は王都に帰るそうです。
ヒトゥーイイ伯爵は無事、離婚と勘当が出来たそうです。
奥方はまだ知らないそうですが、王都に帰ってから話すそう。
とりあえず、陛下には事の次第を報告済みだそうで、皇太子殿下一行が王都に着くまでに、ゴクーアクー伯爵の捕縛は終了しているはずだとの事らしい。
私はと言うと、
「ブルさん、トリスタンの呪い解除終わったよー」
「あぁ、ご苦労さま。奥方の魔法はどうするんだ?あれじゃ話しも出来ないだろ!」
「トリスタンの呪い解除の時に、領主様がいたから、どうするか聞いてみたら、そのままで良いと言われたよ。静かで助かるとも…」
「………確かにな…」
何か思うところがあったんだねー
ブルさんどんまい!
「ギルマス、支度が終わったから、殿下達が出発するそうだ。それと今、領主様がトリスタンを牢馬車に入れていたら、奥方が領主様に掴みかかってきて、奥方も一緒に牢馬車に突っ込んでいたよ」
サムイさんが面白そうに話していた。
「領主様も大変だな!よし、見送りに行くか。カイルとミイナもいくだろ?」
「そうですね。ミイナも行きますよ。」
「はーい」
私たちはギルドの前まで移動すると、そこには王都行きの一行がいた。
「皇太子殿下、ジューク様、お気を付けて」
ブルさんが代表して声をかける。
「あぁ、此度は世話になった。」
「とんでもありません。」
「カイルとミイナも世話になった」
「とんでもございません。」
私はカイルさんの横で頭を下げた
「殿下、これ道中でお召し上がりください。」
私は朝から大量に作った、サンドウィッチを殿下の横にいた従者と領主様の執事に渡した。
「これはなんだ?」
「サンドウィッチです。パンに野菜やハムなどが挟んであります。片手で簡単に食べれます。馬車の中で食べてください。」
「それはありがたい。王都まで急ぐので、食事は携帯食しか用意が出来なかった。有難くいただく。」
「ミイナ殿、ありがとう。」
殿下と領主様にお礼を頂いた。
それぞれが馬車に乗り込み発車しました。
馬車が見えなくなるまで見送り、ギルドの中に戻ります。
「さて私達は明日帰るか!」
カイルさんが私に言いました。
「はい!今日はこれから、市場で買いだめしてきます!」




