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夢が現実になるそうです  作者: 光
第1章 異世界へ
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新しい登録者 カリーナ視点

私はカリーナ

商人ギルドのベテラン受付嬢を自負しております。

後継の受付嬢も育て、今は悠々自適に後輩を見守りつつ、受付嬢として頑張っております。


ある日、新しい登録者が来ました。

何人か受付嬢は手が空いてはいたのですが、その方は私を目掛けて歩いていらっしゃいました。

久々に新規登録をするとしましょう。


お名前はミイナさん

今年成人されたばかりだそうで、田舎から出てきたのだそうです。

受け答えもしっかりされた方で好印象です。

商人としても、ビジョンが明確に出来ている様子です。

カードの発行が終わり、商品の買取を希望との事でしたので、奥の商談部屋に通しました。

そこから、私の新たな生活が始まるのでした。


商品を見る限り、私の一存で判断して良いものではないと、即座にわかりました。

私はギルドマスターにお伺いを立てるため、部屋を辞しギルドマスターの部屋に向かいました。

コンコン バーン!

私としたことが…焦るあまりマナー違反を…

「ど、どうした?カリーナ」

「あなたらしくありませんねぇ」

ギルドマスターと副ギルドマスターの2人とは、昔からの知り合いです。遠慮は無しです。

「本日、新規登録した商人が、規格外の商品の買取を希望しております。」

「規格外…ですか?」

「ええ、真っ白な塩、香りの高い胡椒、花の香りのする真っ白な石鹸、どれも規格外です!」

「カリーナ、夢でも見ているんじゃないのか?」

ギルドマスターが私を煽ってきますが、私にはそんな余裕はありません。

「本当です!お二人も確かめてください。カイル、あなた鑑定をお願い。」

「そこまでですか?」

「そうです。早く来てください!」

私はまだ半信半疑の2人を連れて、彼女の所へ戻ります。

2人は商品を見るなり、目を大きく開いていました。

私はカイルに鑑定を 即しました。

そしてどの商品も極上であると判断しました。

ギルドマスターは早々に部屋から出て行きましたが、カイルに後を任せたのでしょう。

カイルは提示した金額を釣り上げなかった事に、好印象を受けたようで、私が精算に出ている際に、早速次回の納品の約束を取り付けていました。

ミイナさんが帰った後、ギルドマスターの部屋に集合です。

「彼女はどこであんな商品を手にしたんだろうか」

「商人なんだから、話す訳ありませんよ!」

「だが……」

ギルマスは商品の出処が気になる様です。

「とにかく、彼女がこの街にいる間、出来るだけ納品をしてもらうように、カリーナはしっかりサポートをしてください。」

「彼女の専属になれってこと?」

「そうです。彼女が来た時に、必ずカリーナが接待するのです。」

「はぁ、わかりました。どうせ今は後輩達の指導ばかりだったから、時間は空いてるしやります。」

「頼んだよ」

その後、私は後輩達に彼女の専属になったことを伝え、彼女が来訪時はすぐに連絡をするようにお願いした。


2日後、彼女が納品にやって来ました。

先日より多い納品に若干顔を引き攣らせながら、お支払いしました。

そして彼女から馬車の駐車スペースがないかと相談がありました。

アイテムボックスに馬車が入っているそうです。

アイテムボックスに馬車?

入るの?

馬車は大きいし、魔力も相当使うはずよ。

裏には遠方用の駐車スペースがありますが、こちらはカイルの仕事なので、カイルに丸投げしてやりました。

カイルも話をしながら、私と同じ事を思ったようです。

アイテムボックスに馬車?

駐車の代金を受け取り、裏の馬車置き場にやって来ました。

最近は遠方の納入者がいないため、スペースはガラガラです。

カイルが馬車を見て良いか聞いています。

彼女は快く受けてくれました。


彼女が出した馬車は、見た事の無い馬車でした。

周りは鉄?で覆われて、馬が引く用具もありません。

彼女曰く、自走式馬車だそうです。馬は引かない。自走式……

頭が追いつきません。

彼女に即され、中に入ると……

その中はもう家!

キッチン、トイレ、お風呂、ベッド、ソファ…

私のアパートより快適です。

茫然自失している私たちに、追い討ちをかけるように、お茶とお菓子を出してくれました。

お茶に口をつけると、もう言い難い美味しさに心を奪われました。

カイルはもう驚き疲れたと言って、隣で小さくなっていました。

私はようやく動いた口で、彼女の専属を一生やると、だからまたこのお茶を飲ませて欲しいと言いました。

彼女はそんな事をしなくても、何時でも出してくれると言ってくれました。

私はにっこりして、お茶を飲みお菓子を頂きました。


彼女がこの街から離れるその日まで、私は彼女の専属です。

誰にも譲りません!

そして、彼女とお茶を1度でも多く飲みたい!


カリーナさんバリキャリっぽい感じからチョロインに、澪奈は知らずに胃袋掴みに掛かった模様です。

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