女三の宮ちゃん救済ルートを行くために!
あたしが六歳で出会ったその女の子は、とても空虚な表情の女の子だった……あたしこと蔓紫が六歳の時に、母親に連れられてやってきた後宮。そこで出会ったのは、ひとりぼっちの女の子、桜子だった。母親を亡くして不憫だという理由で父親の帝から表面的に愛されていたその子は、あたしが守らなくちゃと思う位に、空っぽの心の女の子だった。乳母の身分がとっても低くて、その乳母に六歳まで育てられていたあたしという、後宮でお姫様の遊び相手をするにはあまりにもがさつな子が来ても、女の子のおつきの人達は、誰も気にする様子がなかったくらいだ。だからあたしは、その子を自分の妹のように大事にして、そして守り通すことを決めたのだ……!!
内面が無い場違いに幼いと言われがちな、源氏物語の女三の宮と、語られることの無かった彼女の乳母子をメインとしたお話です! 話の都合上、名前を勝手につけていたりしますがご了承ください!!
内面が無い場違いに幼いと言われがちな、源氏物語の女三の宮と、語られることの無かった彼女の乳母子をメインとしたお話です! 話の都合上、名前を勝手につけていたりしますがご了承ください!!
序 あたしは蔓紫
2025/02/19 17:00
一 お姫様が生まれるまで
2025/02/20 17:00
二 空虚なお姫様
2025/02/22 17:00
三 杜撰なお世話
2025/02/24 17:41
(改)
四 子どもだけでは
2025/02/26 17:00
五 交換条件
2025/03/01 17:00
(改)
六 時は流れ
2025/03/04 17:00
(改)
七 結婚問題
2025/03/28 18:00
八 頭痛がしてくる諸問題
2025/07/09 19:51