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二番目のヨスガ

作者:遊十
《毎週金曜日更新です!》

三百年前まではこの国も、「一度しか死ねない」世界だったのだと、誰かが言った。

死者蘇生ーー人魚を祖に持つ人間に稀に発現することがあった奇跡が解明され、二百余年。

制定された命核管理法により、この国に生まれた人間にはすべて等しく、ふたつめの命ーー命核が与えられていた。外部要因による死という限定的条件ではあるが、人は不慮の死から解放された。

だが、楽あれば苦ありとはよく言ったもので、新たな命、新たな時間、新たな資源を手に入れた人々は、新たな脅威に晒されることになる。

その災害の名前は、命喰い。
食物連鎖の頂点に立っていた筈の人間の、更に上に立つ異形。命核を喰らう、新たな天敵。

命喰いと戦う力を持つのは、複数の命核をその身に宿すことが叶った存在のみ。人は彼らを禍を狩る者ーーカガリと呼んだ。

カガリは、その身に宿す命核の限り、何度死んでも蘇ることができたが、ひとつだけ弱点があった。
ヨスガと呼ばれるパートナーとの契約がないと、蘇生時に記憶をすべて失ってしまうのである。だがヨスガに成れるのは、命核を持たない人間のみ。ヨスガを失い、死ぬことがカガリにとっての死の定義だった。


これは命を使って、命を救う物語。
カガリの死、ヨスガの生の物語である。


※誤字脱字、軽微な表現の修正、補記については随時行っております。ご容赦ください。
登場人物紹介
2024/12/09 19:41
01▶一寸先は厄介
2024/10/28 07:10
02▶論より感情
2024/10/29 07:10
03▶八難去らない
2024/10/30 07:10
04▶西の海のアンカー
2024/10/31 07:10
05▶骨折り損の骨折り損
2024/11/01 07:10
06▶片鱗
2024/11/04 07:10
07▶倒叙の契約
2024/11/08 07:10
08▶ちぐはぐなバディ
2024/11/15 18:10
09▶六花咲く
2024/11/22 07:10
10▶抜け鞘持たず
2024/11/29 07:20
11▶累卵の危うき、累を呼ぶ
2024/12/06 07:40
12▶蠢く
2024/12/13 07:40
13▶忘れがたき
2024/12/20 07:32
15▶呼び声
2025/01/03 08:40
16▶誰が為の
2025/01/10 07:20
24▶嘘から出でた
2025/03/07 07:10
25▶交喙の嘴
2025/03/14 12:02
▶野良と鷹
2025/03/21 19:29
28▶口と腹
2025/04/04 18:10
29▶役者揃う
2025/04/11 20:25
30▶また明日
2025/04/18 21:10
31▶形骸相弔う
2025/04/25 20:19
32▶不可侵を犯す
2025/05/02 20:24
33▶黄泉の客
2025/05/09 23:25
34▶猿猴月を取る
2025/05/16 19:59
35▶百科散る
2025/05/23 20:58
39▶夢ならば
2025/06/20 23:41
42▶死灰復燃ゆ
2025/07/11 23:39
45▶持ったが病
2025/08/01 22:46
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