14.スキル[王の領域]前編
少し寒くなり過ぎて、体の調子がおかしいです。
翌日、日が出て間もない時間に僕は早足で父の部屋へ向かう。
昨日は疲れもあってか、不覚にもすぐに寝てしまった。
僕は「スキルの効果時間」という父の言葉に少し不安を持っていたから、気持ちが焦ってしまう。
もし、寝ている間に効果が切れてしまっていたら…
そんなわけで、あっという間に父の寝室のドアの前へ到着する。
深呼吸をして、上がった息を整える。
コンコン ドアをノックする。
「おはようございます。父上。起きてますか?」
「おー、おはようジャック。随分と早いなぁ。俺は今さっき起きたとこだ。」
よかった!まだ、スキルの効果は持続していた!
ガチャ ドアを開ける。
「失礼します。体調はどうでしょうか?」
「すこぶる良いな!こんな調子のいい朝は久しぶりだ!」
「それは良かったです!スキルの付与は持続しているのですか?」
「持続しているようだな。こんなに長い時間、付与が持続するのも聞いたことが無い。ジャックが自分に掛けた付与はどうだ?」
「あっ!?すっかり確認することを忘れてました。」
確認してみると、自分にかけた付与も持続してた。
「持続しているようです。上昇率が少ない分、持続が長い事が特徴なのでしょうか?」
「あー、なるほどな!そういう考えもあるか!ジャックはしばらく見ない間に随分賢くなったなぁ!」
そういって、頭をワシワシしてくる。
僕は恥ずかしながらもエヘヘと笑ってしまう。
やっぱり、父とのコミュニケーションは楽しいし、嬉しい。
「父上!今日もスキルを試して見たいので、一緒にお付き合いできますか!?」
「もちろんだ!だがしかし、まずは飯だ!朝飯を食べるぞ!」
「はい!!」
そういって、僕達は食堂へ向かう。
…
相変わらず賑やかな(騒がしい)朝食が終わった後、僕と父は1階の中庭にある東屋へ向かっていた。
「今日は一番謎の多い[王の領域]を使ってみるか!MPの回復は大丈夫か?」
「はい!完全に回復しているようです!」
「おー!そうかそうか!じゃあ、ジャックは回復量が一番早い方だな!遅いやつは一晩寝ても半分しか回復しないやつもいるぞ!」
詳しく聞くと、MPの回復に総量は関係ないとのこと。
MPが300あって、300使ったとする。
一晩寝て、150回復する人は、50%の回復量。
MPが250あって、250使ったとする。
一晩寝て、250回復する人は、100%の回復量。
どちらが良いかと言えば、もちろん100%回復するほうだ。
僕は、また一つ、知らなかったスキルの知識を教えてもらった事で、父の評価が爆上がりしていくのであった。
エクセルで色々まとめていたら、更新が遅くなりました。
すみません。一日一エピソードをまずは目標に頑張ります。




